飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2001年>

10月2日(火)

 劇団☆新感線モードからるーみっくモードへ…。心配してた芝居のチケットも、あまりよくない席ながら何とか確保できたし、「るみけっと3」のミーティングにも(今度はあまり遅刻せずに)参加した。チケット代その他で、一気に懐が寒くなってしまったが…。(汗)

 9月26日、原作「犬夜叉」だが、また新しいシリーズの始まりだ。いよいよ姿を隠した奈落へと近づいていく。とりあえず、今回は導入の部分である。鋼牙たちも同じ方向に進んでいることが示唆されているから、やはり鋼牙もかかわってくる話になるのだろう。先に接近しているはずの桔梗については、今回も描かれない。骨と土という言葉が出てきたときには、一瞬、桔梗が鬼に取り憑かれでもして暴れてるのかと思ったが、違っててちょっと安心した。

 暴れていたのは大鬼(何となく、シャンプー初登場のときの大娘を連想してしまった。笑)だが、琥珀がついて監視しているような感じになっている。奈落から解放され、復活したというこの鬼…。奈落が自らの体を構成していた妖怪を切り離したものだろうか? 骨と土の臭いというのが、桔梗の復活とと同じで引っかかる。裏陶はすでに死んでいるから、奈落自身がそのまねごとをしたということだろうか? 桔梗との絡みもあるし、気になるところだ。

 さてこの日は、日曜日の代休だ。ついでに私の誕生日だったりもする。また1つ老けてしまった…。どんどん白髪も増えているしなー。だんだん、イベントで周囲に与える違和感が大きくなっていく。かといって、染め出すとまめに続けないとならなくなるし…。白髪染めなんて、かえってオジンくさく思えてしまう。かといって、金髪や茶髪は似合わないだろうしなー。(おいおい。笑)

 昼間は劇団☆新感線の芝居の放送をリアルタイムで観た。シリーズもパート2になってかなりスケールアップしている。これは、この冬のパート3がますます楽しみになってきた。問題はチケットが取れるかどうかなのだが、先行予約では取れなかった。もう、一般販売に賭けるしかないが…。(難しいかなぁ…。汗)

 夕方からは「らんま」を観て、夜は少し新刊の表紙CGを進めた。ようやくこれで、犬夜叉の髪と瞳を残すのみとなった。もちろん、背景との合成など、まだ厄介な作業は残っているが、描くのに比べたら大したことではない。それをさっさと終わらせて、本文の方をダッシュでまとめねば…。(そちらがまた、大変ではあるのだが…。汗)

 27日、朝、ビデオをセットしたあと、念のために新聞のTV欄を見ると、劇団☆新感線の特集が載っていなかった。昼からは歌番組と国会中継になっている。なるほど、テロ関連で新法の制定などが注目される臨時国会が招集されたんで、急遽変更されたんだなとは思ったが、何かの間違いだと困るので、一応そのままビデオはセットして出勤した。国政の状況を国民に伝えるのはNHKの使命でもあるし、しかたのないところだろう。飛ばされた回や翌日の放送がどうなるのかは不安だが…。

 出勤してからも気になってたので、劇団☆新感線のファンサイトで情報を確認すると、何と翌日に2回分を連続で放送することになったということだった。これは困る…。私のひでぇおでき(ビデオデッキ)はデジタルでないから、標準では3時間が限界だ。最終回の芝居は本命だし、3倍モードは使いたくない。飛ばさずに放送とてくれるのはありがたいが、連続だけは困るのだ。別に来週でも、1ヶ月先でも、深夜でもいいのに、よりによって連続とは…。(汗)

 そうなってしまったものはしかたがない。本命の最終回の芝居だけを狙って、4回目の放送はあきらめることにした。芝居自体はすでにビデオを持っている芝居だから、それ自体は大して痛くはないのだが、前後のインタビューが録画できないのが悲しい。それを録画するようにしてしまうと、本命の芝居が欠けてしまう危険性もあるし、ここは安全策をとるしかないだろう。さすがにそれのために休暇をとるという選択はできなかった。

 28日、朝、新聞で放送開始時刻をチェックすると、前日、ファンサイトに告知されていた時刻より5分ずつ遅くなっていた。当のファンサイトを確認すると、また5分変更されたとの書き込みがあったので、間違いなかろう。それでも念には念を入れて、終了時刻は4分長めに設定しておいた。もっとも、その前にテープ自体が終わってしまうかもしれないが、あくまで念のために…。(笑)

 昼休み、あらためてファンサイトをのぞくと、さらに2分放送開始が遅くなったとの書き込みが…。ふーっ、危ないところだった。念のためが功を奏した。もっとも、テープ自体が足りてくれるのが大前提なのだが、2分なら何とか…。さらに遅れたらやばいけど…。(汗) それにしても、当日の11時過ぎに変更だなんて…。まあ確かに、あくまでリアルタイムで観てもらうのがTV局としては前提なのだろうが、現代において録画による視聴というのは無視できるものではない。録画による視聴者へのサービスが悪いと、局のイメージダウンにつながると思うのだが…。

 帰宅後、まず最初に確かめたのは録画した芝居のラストが切れてないかどうかだ。何とか大丈夫だったようである。この芝居の録画のために多少無理を覚悟でケーブルTVと契約したのだから、これを録り逃したら洒落にならない。時間変更などもあってハラハラしたが、とりあえず当初の目的を果たしてほっとした。その夜、深夜までその録画した芝居を堪能したことは、言うまでもない。(笑)

 29日、とりあえず「犬夜叉」の新EDである浜崎あゆみの「Dearest」のCDと「犬夜叉」のDVDを買っておかないといけないので、午後から外出した。行きがけに散髪に行ったのだが、ちょっと混んでて買い物に向かうのが遅れてしまった。おかげで、最低限の買い物しかできなかったのだが、順番待ちをしている間、床屋の飼い犬(黒いプードル)が足元をちょこまかと動き回ってて、これを見ていると結構おもしろかった。時折、順番待ちの長椅子の上に駆け上がり、私の横に寄り添ってしばしおとなしくしていたりもする。何とも人懐っこくて憎めない犬だ。

 犬というと最近では「犬夜叉」を思い出すが、ちょっと前なら「めぞん」の犬の惣一郎さんや犬嫌いの三鷹さんを思い出したものだった。三鷹さんと言えば、子供の頃に犬嫌いになる事件があったわけだが、私も小学生の頃、犬に噛まれたことがある。もっとも、それで犬嫌い(犬恐怖症)になることはなかった。好きかと問われると、嫌いでないというレベルなのだが、人懐っこい犬なら遊んでやるのは好きだ。世話できるかということになるとかなり疑問なので、将来的にも飼うつもりはないが…。

 散髪後、秋葉原に出てCDを買い、池袋に出てDVDを買った。別にどちらか一方で両方済ましてもよかったのだが、もしかするとそのお店オンリーの特典がある可能性もあるので、ついそれを期待してそれぞれお店を選んでしまうのだ。その分、時間も電車賃も食って合理的ではないのだが、オタクの性かな…。(苦笑)

 帰宅後は、少し新刊の方の原稿の整理を試みたのだが、ちょっと収拾がつかなかった。各話のレビューが1話あたり2ページは長いし、書くにも負担なので、減らして再編集しようと思ったのだが、すでに書き上げた原稿からはなかなか抜ける部分が見つからなくて…。書くときには、かなり無理矢理書き足したはずだったのだが…。(おかしいな。汗)

 30日、「るみけっと3」のスタッフミーティングのため、豊田へ出向く。前回、出席しそこなったし、一刻会の会報編集も最近はどういうわけか出勤の日曜日に当たって参加してなかったので、久しぶりである。まだ、この時期に詳細までは決まらないが、とりあえず前回やったことの中で継続するもの、やめるもの、追加するものなどについて大まかに話し合った。(即売会はもちろんやるけど…。笑)

 次回は、私はあまり中心的な存在としてかかわらないから、前回ほどあれもこれもというわけにはいかないだろう。カタログでプレゼント品の提供をお願いした手前、プレゼント抽選会をやめるわけにはいかない。やめたら、グッズのもらい逃げだ。展示については、スペース的に苦しいという事情はあるのだが、前回かなり好評だったし、今回も続けたいという方向になった。確実に行うのが決まったオプション企画はこの2つだけである。

 ビデオ上映についても決定ではないが、前向きな方向だ。前回は海外版に統一したが、次回は別に海外版にこだわる理由はないだろうと考えている。搬入の関係で、その場でリクエストを受け付けたりなんてことはできないが…。(私の本音としては、そういうイベントもやってみたかったりするけど…。笑)

 BGMについては、来年度からJASRACがイベントのBGMにも課金するらしいので、その辺の確認をしてからでないと何とも言えない。いくら徴収されるのかも問題だが、事前に曲目リストを提出する必要があるとなると、リクエスト受け付けはできなくなる。事後申請でよければ可能なのだが、どうなるのだろう? そもそも、小展示ホールの音響システムがどうなのか、まだ調べてなかったりするのだが…。(おいおい。笑)

 そうした大まかな方向づけの話し合いの中で、他のイベントを意識する声が上がってきた。特に、るみけっと直前の犬夜叉オンリーイベントに参加者を食われるのではないかと危惧する声が目立つ…。どうなのだろう? 確かに、金銭的な問題や地理的問題があるので、両方参加するのは大変だろう。「犬夜叉」オンリーで活動しているサークルのいくつかは食われるかもしれない。

 ただ、それは自然の成り行きであって、あまりこちらが意識してもしょうがないのではないだろうか? 「犬夜叉」のアニメ化による人気上昇に伴って、オンリーイベントもかなり増えてきた。となれば、日程的に近接したり、かち合ったりということも今後起こってくる可能性がある。さすがに、こちらが次回日程を決める段階ですでにわかっている他のイベントとのかち合いや近接は避けるべきだと思うが、後から同日や近接に来られたことに対して気に病んでもしかたないと思うのだ。

 どちらか一方となったとき、選択の基準は様々だろう。日程の都合であったり、参加費の金額であったり、会場との距離(交通費・宿泊費)であったり、どちらに出た方がより売れそう(買えそう)かという戦略であったり、自分個人がどっちに出た方が楽しめそうかという期待度であったり…。こちらにできるのは、主に後の2つの面でメリットを見出してもらえるようなイベント作りをすることだ。近接のイベントを恐れて「どうしよう?」と気をもんでいても始まらない。

 意識すべきなのは、むしろ自分たちのイベントの内容である。るみけっとならではの特徴を出すこと、るみけっとに行けばこういう楽しみがある、るみけっとでなければ体験できないというものを打ち出していくことが重要だと思うのだ。即売会以外のイベントに力を入れるのは、スタッフの負担を考えると大変なのだが、「やっぱり、るみけっと!」と言ってもらいたいのなら、がんばって企画を練るべきだろう。

 私としては、そのようにスタッフの気持ちが内側の充実に向いてもらいたいのだが、なかなか若いスタッフはそうもいかないようだ。一番心配なのは、他のイベントに負けたくないと思うあまり、他のイベントやそのスタッフ、参加者などに対して敵対心を持ってしまうことだ。負けたくないという気持ちが向上心となって自分たちのイベントの充実に活かされればいいのだが、他のイベントの悪いところを挙げつらって評価を下げ、自分たちの優位性を主張するような行為はして欲しくない。

 そりゃあ、他のイベントが内容的にいいものを見せれば、心穏やかではいられないかもしれない。人間、少なからず嫉妬心があるし…。でも、勝負すべきなのはあくまで「内容」である。いいイベントを作った人たちを憎むのは筋違いというものだ。これは逆もまた真なりで、「るみけっと」に対する他のイベントスタッフ(参加者)の気持ちについても同様である。ライバル心は大いに結構! でも、嫉妬が高じて敵対心になってしまうのは悲しいことだ。

 すべてのイベントが仲よく横の関係を良好に保つというのは無理な話だろうとは思う。旧来の高橋留美子作品ファンの人たち、「らんま」のアニメ再放送や「犬夜叉」のアニメから入ってきたファンの人たち、人気ジャンルを渡り歩いて「犬夜叉」へと流れてきたサークルとそのサークル(作家)のファンの人たちなど大まかに考えてみてもそれぞれ毛色が違うから、それぞれが開くイベントの雰囲気も自ずと違ってくるだろう。

 無理して雰囲気の合わないイベントに参加する必要はないし、他のイベントを気にして参加を控えたりする必要もないと思う。要は、自分の好みと都合の問題だ。選択肢がいろいろあるのはいいことなのではないだろうか? 1つのイベントに都合で参加できなくなったら、別のイベントに参加すればいい。イベントは、普段会えない仲間と交流を深めるよい機会を与えるものにもなるのだから、その選択肢が多いのは悪いことではないと思う。

 将来的に「るみけっと」よりもいいイベントがたくさん出てきて、安定して開催されるようになり、もう「るみけっと」はいらないよと言われるようになったなら、それはそれでいいのだろう。もちろん、スタッフには自分の関わるイベントへの愛着や思い入れがあるだろうが、何でも自分のところが1番でなくてはならないというものではない。1番になろうという向上心やいい意味での野心は必要だが、上位を蹴落としてやろうという敵対心は不要だ。人間、そうそう達観できるものではないが、できるだけ広く、大きく、懐深く構えていたいと思う。

 10月1日、番組編成替え時期なので、今週もアニメ「犬夜叉」はお休みだ。春には1時間のスペシャルがあったのに、秋はないのだろうか? あまり間があくと、どうも調子が狂ってしまう。そろそろ放送開始から1年になるが、今のところ打ち切りの気配は見えない。12月には劇場版が公開されるのだから、まずまず好調ということなのだろう。

 個人的には作画や絵の動きの面で不満がないわけではない。最近、ケーブルTVでいろいろなアニメを観るようになって、そういう面で負けてるなと感じることが多くなってきたのも一因だろう。だが逆に、平日毎朝観ている「らんま」は、初回放送時ほど作画の乱れに対して嫌悪感を感じず、さらりと観られるようになっている。古い作品に対しては懐かしさというフィルターがかかるし、今更文句言っても終わってしまったものの作画が向上するわけではないと割り切っているからかもしれない。意識はしていないのだが…。

 それに対して、最新作にはどうしても採点が辛くなるし、言えば反映されるかもしれないという気持ちがあるから、注文も多くなるのだろう。(すべての人がそうというわけではないだろうが…。) 「犬夜叉」もなつかしいと感じるようになった頃には、さらりと作品を楽しめるようになるのだろう。別に、「犬夜叉」が早く終わってくれればいいとかいう意味ではないぞ…。(笑)

 2日、ここの更新をしようと思っていたのだが、ついプロ野球のヤクルト×阪神戦に見入ってしまって、試合が終わってみると23時を回っていた。別に巨人ファンではないし、このままヤクルトが全敗するといいなどとは考えていないが、高橋先生が応援している阪神の方をつい応援してしまう。せめて、阪神戦での胴上げは阻止するくらいの意地を見せて欲しい。野村監督は好きではないが…。(そろそろ、掛布あたりにやらせたらどうなのかな? 笑)

 まあ、監督が代わったところでいきなり阪神が優勝できるチームになるとは思えないが、今年はいい芽が出てきた。問題は大砲だろうが、マジで清原を取りにいくのだろうか? これまで出費を渋ってきた親会社は大丈夫なのかな? 身売りして、「阪神」でなくなってしまうのは避けて欲しいと思う。高橋先生がオーナーになって、タイガースがラムちゃんズに代わってもかまわないけど…。(おいおい。笑)

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