飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2001年>

9月25日(火)

 劇団☆新感線の芝居「大江戸ロケット」の東京公演は24日、熱い千秋楽を迎えた。当然、飛鳥も千秋楽のカーテンコールで萌え…、いや、燃えた!(笑) 芝居にしろ、音楽にしろ、やっぱりライブはいい。こういうノリで終われるイベントをやってみたいな…。(るみけっとでやったら、浮くだろーな。汗)

 19日、原作「犬夜叉」だが、思っていたよりもあっさりとしたお笑いネタで終わってしまった。漬け物石にされていたというオチは、すでに予想していた人もいたようだが、御神体があんなに丸っこいとは思わなかった。もっと、猿らしい像なのかと思ってたのに…。(笑) まあ、この話自体はあまり意味のあるものではないのだが、奈落の行き先のヒントを犬夜叉たちに与えるために、ちょっと苦心して挟んだという感じだろうか。

 でも、あのチビ猿たちはなかなかよかったな。自分たちで運び出しておいて、忘れてしまうとは…。(ちょっとお約束的だけど…。笑) 「うる星やつら」の惑星中学現役スケ番3人組のまぬけさに近いものを久々に見せてもらったという感じだった。これで、いよいよまた奈落に接近する話へと戻っていくのだろう。その前に接近したはずの桔梗はどうなってるのかな? そっちの方が、ずっと気がかりなのだが…。

 さて、この日もついついアニメ三昧だ…。どんどんダメになってるな。(もともとダメだけど、もっと壊れてきた…。汗) 翌日が胃の内視鏡検査なので、21時以降は飲み食いできないから、余計に気を紛らせたかったのも確かなのだが、紛らせすぎだよな…。(自分でも、まずいなと思う。汗)

 20日、午前中は空腹との闘いだ。10時半の検査まで何も飲み食いできないし、検査後も麻酔やら薬が効いてるので、2時間くらいは飲み食いできない。年をとると、こういうつらいことが増えてくるのだ。もっとも、費用は勤め先持ちなのだから、受けなければ損だ。少しでも長く生きて、高橋先生の作品を読み続けたいし…。それでも、平均寿命からいったら、私の方が先生より先に死ぬんだろうな…。成仏せず、誰かに取り憑いて読み続けようかな。(おいおい。笑)

 さて、問題の検査だが、昨年は初めてということもあってかなり苦しかった。何度も吐き気をもよおしてしまって、検査も結構長くかかった。それだけに、今回も気が重かったのだが、今回は最初にのどを通るときにちょっと来たものの、あとは比較的楽に済んでしまった。検査自体も短時間で、麻酔を始めてから15分ほどですべて終わってしまった。結果は、昨年同様良好だ。とりあえず、今のところ胃ガン、食道ガン、胃潰瘍などの心配はなさそうだ。脳味噌の方はちょっと心配だけど…。(汗)

 とりあえず、検査の結果がよかったので、精神的な意味での気分はよくなったのだが、午後になってからかえって違和感が食道と胃に感じられてきて、肉体的には1日中スッキリしなかった。それでも帰宅後、何とか気まぐれモノローグの9月18日分を仕上げた。(結局、また遅れてしまった…。汗)

 21日、翌日の夜と24日の昼(千秋楽)に芝居を観にいくので、気持ちがそっちに先走ってしまって、あまり仕事も手につかない1日だった。(何か、いつも仕事が手についてないような気もするが…。汗) それでも、帰宅後は新刊の表紙CGを少し進めた。もう大詰めなのだが、最後の難関である犬夜叉の髪は時間がとれる日でないとかかれないので、相変わらず細かいところを牛歩のごとく進んでいる。時間がとれるのは、10月に入ってからだろうなぁ…。(汗)

 22日、昼過ぎから早めに外出し、休日のウォーキングをこなしてから劇場に向かうことにした。翌週、BS2で放送される劇団☆新感線特集を録画するための「ひでぇおでぶ」…じゃなくて、「ビデオテープ」を秋葉原でまず買い、中野に出て軽く(?)買い物…。続いて池袋に行き、アニメイトで昨今発売された「犬夜叉」のグッズ類を見た。

 それにしても、ここへきて一気にグッズが出たな。こんなに一気にいろいろ出されては、とても買いきれない。単に私が金欠気味だという問題ではなく、実際、他にも困ってるファンが結構いるのではないだろうか? いつまでもあるなら数ヶ月かけてゆっくり買うが、その頃にはまた新しいグッズが出てきそうだし、古いものはなくなってしまうかもしれない。とりあえず、この日はタペストリー2種だけに抑えたが、この先どうしたものか…。(汗)

 そして、いよいよ劇場へ…。さすがにもうこの日になるともう贈られた生花は枯れてしまったのだろう。すっかり片づけられていた。芝居の内容については前にも書いたし、るーみっくには直接関係ないのであらためて書かないが、大分終盤になってこなれてきた感じでよかった。これまでではいちばん前寄りの席だったこともあって、かなり役者がよく見えて迫力があったし、舞台の全体像は観にくいが、これはこれでまたいいなと実感した。

 毎度のことながら、劇団☆新感線の夜公演は22時頃までかかってしまうので、帰宅後はもう風呂に入って寝るだけだ。千秋楽は昼の公演だから、帰りに買い物に寄るくらいの時間はあるだろう。少しずつ「犬夜叉」のグッズを買っていかないとな…。(市販品で散財して、オークションの予算が厳しくなりそう。汗)

 23日、出勤だが、気分的には芝居の中休みという感じだ。翌日の千秋楽のカーテンコールがどのくらい盛り上がるのか、アンコールなどはあるのか、そうした期待で胸がふくらんで、わくわくそわそわと落ち着かない。いい年をして、遠足前夜の小学生みたいな気持ちになってる。「大江戸ロケット」という芝居は、ポンチ系と言われるギャグ一辺倒の作品とは違うから、本来はそれほどハマらないタイプの芝居のはずなのだが、みんなで力を合わせて大きなことを成し遂げるという部分に妙に共感を覚えてしまうのだ。

 それは、劇団にしてみれば今までになかったような芝居を作り上げ、演じきることに通じるものだろうし、私などにしてみればイベント作りに通じるものがある。ちょっと無理があるかもしれないというレベルのことに心意気でぶつかっていくあたりが、私の気質と共鳴するのである。現実は、芝居の筋ようにうまくはいかないけれど、そういう夢は常に見続けていたい。堅実で無難な路線を選択するタイプの人には、なかなかわかってもらえないかもしれないが…。

 24日、この日からBS2で劇団☆新感線の特集が放送されるので、ビデオをセットして芝居の千秋楽へと向かった。まあ、この日放送される芝居はビデオが発売されていて、すでに持っているので、本命のための予行演習のようなものだから失敗してもそれほど痛くはない。もっとも、前後のスタッフのインタビューは見たいけれど…。(まあ、何とか大丈夫だろう。)

 ということで、ビデオの方は忘れて生の芝居に集中だ。さすがに千秋楽なので、あまりいい席が取れなかった。列としては前の方だが、思いっきり下手の端の方で、スピーカーの陰になって下手で演じている部分がよく見えない。まあ、過去3度はいいところで観たのだから、贅沢を言っては罰が当たるというものだろう。4度目だし、この芝居が終わってしまうのを惜しみつつ、フィナーレからカーテンコールまでの盛り上がりを体感し、満喫するのがいちばんの目的と言っても過言ではないし…。(笑)

 思ったとおり、カーテンコールで盛り上がりは最高潮に達した。アンコールの1曲は、観客も一緒に大合唱。ほとんどコンサートのノリである。いつまでたっても拍手が鳴りやまず、主演の山崎裕太と奥菜恵はなかなか帰してもらえない…。劇団☆新感線の看板役者の古田新太が機転をきかして、2人の手をとって強引に引っ込ませるまで、20分以上もカーテンコールが続いた。こういう熱狂の中に身を置いて、一緒になって熱くなれるんだから、まだまだ若いな…。(笑)

 芝居からの帰りに池袋に寄って「犬夜叉」の市販グッズをまた少し買って帰った。もう細かいものまでは割り切らないと収拾がつかない。この日は、一応これまでも集めていた下敷き、クリアファイルの類だけにした。若いファンたちはどうしてるんだろう? 社会人でも全部買い揃えるのには頭を抱えかねない種類だし、お小遣いのやりくりも大変だろうな。だからって、やばいことはしないようにね。「犬夜叉」のグッズ欲しさに犯罪に走ったりってのは、勘弁してくれよな…。(汗)

 帰宅後は、留守中に録画しておいた芝居のビデオをチェックした。本命に備えての練習を兼ねた録画だが、うまくいっていた。販売されているビデオと同じだったが、一部カットされていた。まあ、その内容自体は本筋と関係ないからカットされるのもわかるのだが、それによって前後のつながりがちょっと悪くなる(初見の人にはわからなくなる)のがちょっと残念だ。多分、本命の芝居もカットされるんだろうな。結構、やばいシーンやセリフも多いし…。(笑)

 25日、帰宅後、この日に録画した芝居のビデオを観る。この日放送された芝居は観ていないし、同じシリーズのパート3が12月に上演されるので、楽しみにしていたのだ。期待よりはややスケールは小さかったが、結構、下ネタも多くて笑わせてもらえる。翌日放送されるシリーズパート2が楽しみになった。おかげで、睡眠時間が短くなってしまったが…。(汗)

 そんなわけで、劇団☆新感線モードも最終週にかかってきた。これが終われば、気分も切り替わるだろう。月末にはるみけっと3のスタッフミーティングもある。でも、その前日に次の芝居のチケットが発売されるんだよな。取れなかったら、またオークション狙いになるから、そうなると尾を引くかも…。うーむ、やばいな…。(汗)

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