飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1997年>

9月2日(火)

なかなか、新たなるーみっくネタには出会わないもんだ。しかし、「犬夜叉」はなかなかよかった。祭りが終わって、休息のときと思ってたけれども、意外と雑用も多い。ああ、やっぱり同人ヒマなし…。(汗)

8月27日、犬夜叉のタタリモッケのシリーズが終わった。なかなかよかったと思う。ちょっと、もう1展開欲しかった気もするが、話としてはいい話だった。人によっては、ちょっとチープな結末に見えるかもしれないが、私としては例によってちょっと裏の意味を感じさせる図式の一致が見られておもしろかったのだ。

4月〜7月にかけて、パソコン通信などでいろいろあって、もう高橋先生のファン層の中心は小中学生で、やたらと理屈こねたり、文句ばっか言ってる年長のおたくのにーちゃんたちは見捨てられちゃったのかなぁなんて、あっちこっちで書いたりしていたのだが、なんか、それに対する1つの回答えみたいなものが、この作品の中に見られたような気がするのだ。

あくまで図式の一致に過ぎない。根拠はないけれども、悟くんを近年の年少のファン、母親を高橋先生、真由ちゃんを年長のファンというふうに置いてみると、結構ハマった展開になる。そして、真由ちゃんがけっして見捨てられたんじゃないということ…。家(るーみっくファン)の中に残っていることがわかっていたら…という母親の言葉…。何ともホッとさせられた…。(よかった、よかった。笑)

28日〜30日は「めぞん一刻・原作初出掲載時資料室」第2弾の作成にかかりきりとなった。LEDボードで告知してしまった手前もあるのだか、結構楽しみな作業でもある。やっている途中に忘れていたことを思い出したり、新しい発見をしたりするのだ。

今回の発見は、第11話「三鷹、五代!!」の五代の鼻血だ。いままで何度も読んでいたのに、このときまで初出にあった鼻血がスピリッツコミックスでわざわざ消去されていたのに気づかなかった。(ワイド版と小学館文庫版では鼻血が残っているので、元原稿からは消去されていないものと思われる。)早速、比較の画像を取り込んで、つけ加えた。

あまりにも生々しいので、消去したのだろうか?このほかにも、スピリッツコミックスでは見やすくするための工夫など、いろいろと手が入れられていた。例えば、初出の2色ページで、黒地に赤の文字というのがあった。これが墨1色になったとき、ワイド版などでは、特に手を入れず、そのまま写真製版しているので、非常に文字が見にくくなってしまっているものがある。これが、スピリッツコミックスでは、わざわざ見やすいように白い文字に直してあったりするのだ。目立たないが、ありがたい配慮だったと思う。

それに各巻とも、先頭16ページが2色化されていた。その際、もともと2色だったページは特に2色化をやり直す必要がないわけなのだが、あえて元原稿から新たに版下を起こしてやり直していたという事実が、このことからハッキリとわかったわけだ。収穫だった。

31日、コミケの時に撮影した一刻会のイベント用推理ドラマのビデオ編集にとりかかる。しかし、4月に部屋の模様替えをしたときにビデオエフェクター類のケーブルをみんな外してしまったため、つなぎ直しに苦労した。もう、汗だくである…。

とりあえず、問題編の編集にかかったが、つなぐと大した時間にならない。10分足らずになってしまいそうだ。イベントの進行担当には、解答編とNG集まで合わせて40分持たせてくれと言われているのだが、ちょっとつらい…。(汗)

それと、台詞が聞き取りにくかったり、設定ミスもある。イベントの際に強引に設定を「こうだったと想定してください。」と押しつけてごまかすしかない。(笑)やはり、たった1日で全部撮影するのは無謀だったなぁ…。(汗)

9月1日、たまっていたメールの返事などを書いていたのだが、途中で電話がかかってきて午前1時くらいまで話し込んでしまった。前述の推理ドラマの脚本担当なのだが、それとは別に、以前から一刻会でバンドを作ろうという話があって、その話で長くなってしまったのだ。

一刻会バンド(仮名)の話が出てから2年近くたっているのだが、まだ1回も練習できてないというなさけない状態だ。やる曲もメンバーも正式には決まっていない。最初はいつもどおりベースで参加することになっていた私だが、別にベーシストが見つかったので、ギターに回ってくれと言う。

そりゃあ、全然できないわけじゃないが、まともに演奏したことはない。速いフレーズは弾けないぞ。やっぱ、一刻会の中で調達しようという考えがあるもので、普通なら余るギタリストが不思議と見つからないのだ。実は、キーボードも欲しいのだが、う〜む…。

考えていても始まらないので、とにかく集まって適当な曲を練習してみた方が早いということになった。練習は来年の予定だ。(おいおい。汗)

2日、帰り際、地下鉄虎ノ門駅近くに建設中の三菱石油本社ビルをながめる。随分長い工事だったけど、大分できてきたなと…。なぜ、そんなことを思うかというと、取り壊される前の名前が「株式会社三友ビル」となっていたからだ。

「三友」といえば、「めぞん」の三友商事を思い出す。取り壊されてから、せめてプレートの社名を写真に撮っておくべきだったと後悔した。ただ、それだけのことなのだが、どことなく、そういう見知った名前のついてるものに愛着を覚えてしまうことがある。妙な感情だが…。(笑)

さて、いよいよ冬に向けて始動の時だ。「REAL LOVE」シリーズでは表紙にこだわったりしているが、その辺、肩肘張らず、気楽にやってみるのもいいかもしれない。表紙を単色にすれば、本はぐっと安くできる。中味が充実していれば喜んでもらえるだろう。そういう本もいいかもしれないと思うのだ。

冬までの短期間…。しかも、一刻会の「そると」12号とかけもちで、できる範囲の気楽な本…。やってみようかな。(フッフッフッ。笑)

メニューに戻る