飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2001年>

9月18日(火)

 ついにケーブルTVが観られるようになった飛鳥…。いきなり、アニメばっかり観てしまう。朝イチから「らんま」やってるなんて、反則だよ。観るなと言う方が無理じゃないか…。(汗) ああ、このままではダメな人間になってしまう。(って、まだダメになってないつもりなんだ…。笑)

 12日、朝起きるとアメリカでの同時多発テロのニュースで持ちきりだ。民間機を乗っ取ってビルやペンタゴンに突っ込むなんて、映画以上の過激な作戦だな。まさかアメリカの政治経済の中心部が、狙われることはあったとしても、実際にやられるとは思ってなかった人が多いだろうから、これはものすごい衝撃だ。別に、特にアメリカびいきというわけではないが、やはり多くの民間人が犠牲になったことを思うと許せない行為だと思う。

 原作「犬夜叉」だが、新しいシリーズに入った。犬神に猿神か…。犬猿の仲などと例えられるくらいだから、犬と猿は仲が悪いのだろう。犬夜叉に対して奈落がヒヒ(猿)の毛皮をかぶっていたのも、その辺を意識した設定だったのかなと思っている。もっとも、今回はまだ小猿のいたずらレベルだが、七宝の登場時を思い起こさせる。問題は、どこかに持ち去られてしまったという猿神の御神体だ。犬夜叉たちが協力して見つかって、それでめでたしめでたしというわけにはいかないだろう。誤解で一戦交えるくらいはあるかな…。

 ただ、あの小猿たちを見ると、なんとなく最後は心温まる展開になるのではないかと期待している。結構、憎めない奴らだから、悲劇的に終わったらちょっとかわいそうだ。まさか、殺されてしまうようなことはない…と思うぞ。(笑) とりあえず、今回はまださわりの部分で、予測のしようもないが…。

 さて、この日はほぼ1日中、TVはどこのチャンネルもテロ事件のニュースだ。やはり、注目しなければいけない重大なニュースだから、ちゃんと観て情報をつかんでおかねばならない。いきなりアメリカ本土で派手にやってしまったから、世界中の警戒が厳しくなって、これ以降はあまり大規模なテロはできないのではないかという気もするのだが、小泉首相が報復擁護を匂わす発言をしているので、とばっちりが来たら困るなと冷汗をかいている。

 というのも、前の職場(現在も会議等でよく行く)はアメリカ大使館のすぐ近くだし、現在の職場は防衛庁の隣りなのだ。何かあったら、もろにとばっちりを食いそうな職場なのである。(汗) ミサイルとか、ちょっと照準がずれたら…。だから、なるべくそんなものが飛んでこないように政府には対応してもらいたいんだけどな…。(汗)

 13日、新刊に対するやる気がまた萎えてしまった。帰宅後は、テロ事件の続報に耳を傾ける。高橋先生も戦慄したのではないだろうか。高橋先生が地震嫌いなのは有名だが、災害で自分が死んでしまうことよりも、生き残った自分の漫画を読んでくれる人がいなくなってしまうことを恐れているのだ。戦争やテロも同じである。こんなことが拡大して、多くのファンが死んでしまうことは、高橋先生にとって最も恐ろしいことだろう。それと私の不調は、あまり関係ないかもしれないが…。(苦笑)

 ニュースによると有名人が何人か危機一髪で難を逃れているようだ。逆に、ちょっとした運の巡り合わせで死んでしまった人もいる。私も厄年だけに、あまり他人事で片づけられない。コミケで放火未遂事件を起こしたような連中が、コミケ開催中の東京ビッグサイトに飛行機墜落させたりしら、いったい何万人死ぬだろうかなんて、考えてはいけないようなことまで考えてしまう。そこまでできる組織力はないだろうが、この前の放火でも開催中に燃え広がったら犠牲者が出ていたかもしれない。何とも恐ろしい…。

 14日、帰宅後、気まぐれモノローグの原文を書いた。イマイチ気乗りがしないので、やっとこ1回分程度だ。18日までに4回分書ければ追いつけることになるのだが、そこまで行けるかどうか…? 案の定、ネタもなくなってきたしなぁ…。(汗)

 15日、敬老の日だ。るーみっくファンの中では長老の部類に入るから、この日にるーみっくのイベントでもあれば、敬ってもらえるのかな?(笑) 以前、一刻会の名古屋集会がたまたま私の誕生日に近い日だったとき、内緒でケーキを用意してくれて「ニセ高橋留美子バースデー集会」なんてことをしてくれたことがあった。うーむ、誕生日を祝ってくれたのはうれしかったけど、ニセを名乗るのもまだまだおこがましいのにな…。本気でニセモノになる気もないし…。(笑)

 この日は出勤だったが、その間に先日契約したケーブルTVのホームターミナルが設置された。帰宅すると早速視聴開始だ。と、いきなり映ったのは衛星劇場の「うる星やつら」の最後の部分だった。うぉおおおおっ、何だ、「うる星」もやっていたのか…。いままで興味なかったから、全然知らなかった。もっとも、このチャンネルはオプション契約で別料金なので、今月中しか無料で観られない…。くそーっ、また出費のネタができてしまったではないか。うーん、悩むなぁ…。(汗)

 そこから地上波、BS、CSといろいろチャンネルをチェックしながら、結局ほとんどアニメばっかり観てしまった。「新世紀エヴァンゲリオン」、「リアルバウトハイスクール」、「タッチ」、そして「めぞん一刻」…。たまたまこの日の「めぞん」は第37話「アブナイ仮装大会!!響子も過激に大変身」(原作「一刻館の昼と夜」)の回だったのだが、本当にこんな生活してたらダメになりそう…。(汗)

 この中で、「リアルバウトハイスクール」は「タッチ」までのつなぎで観ただけだった(言い訳くさい…。汗)が、たまたま先日、MXTVで第1話が放送されたときに作業をしながら観たという縁もあった。そのとき、まず感じたのは、やはり「犬夜叉」との違いである。どういう違いかって? そりゃあその…、やっぱり…、パンチラの有無だ。(爆) 

 「リアルバウトハイスクール」の第1話は、かなりパンチラさせまくりだった。絶対にパンチラさせない「犬夜叉」との違いは、どうしても目につく。もちろん、狙ってる視聴者層が違って、それがむしろ売り物なのだろうから、単純に比較するつもりはない。パンチラがあるからいいということではなく、一連の激しい動きの中で、見えて当然のところで見える。それが非常に自然で、やっぱり本当はこうだよなーという気持ちになってしまうということだ。

 中には、常時見えるローアングルにカメラアイを置いたシーンもあって、そこまではさすがに不必要だと思うが、無理して見せないようにしている「犬夜叉」に比べると、観ていて動きに無理のないこちらの方が好感が持ててしまうのである。この辺の感覚は、一般視聴者とは多分違う。素人のまねごととはいえ、自分でアニメを作った経験のある私にとっては、やはり、世間体よりも絵の動きにこだわって欲しいという気持ちが強いのだ。

 また、それとは別にもう1つ「リアルバウトハイスクール」の第1話を観て感じたのは、初期の「らんま」との類似性だった。登校するなりいきなり勝負を挑まれ、これを蹴散らす様子は初期の「らんま」であかねがやっていたのと同じようなことだ。「らんま」では制服のスカート丈も長かったし、パンチラはさせてないが、スカートの内側のスリップは見えていた。スリップを身につけている必然性はともかく、動きとしてはやはり自然だったと思う。(結局、見える方がいいということになってしまってるな…。笑)

 16日、一刻会の名古屋集会に参加する。朝8時過ぎの新幹線で名古屋入りし、ちょっと遅刻しての到着だ。前日が出勤でなければ、前夜から泊まりで出かけたかったのだが、仕事ではしかたがない。この日の集会に参加したのは8人…。一時に比べると随分と淋しくなったものだ。チーム対抗のゲーム合戦というのは、なかなかよそのイベントではできないし、私は好きなのだが、あまり時代には合ってないのかなぁ…。(汗)

 少なくともこの集会に集まった連中は、このパターンに慣れているので、いままでと同じように楽しく時を過ごした。集会後は、カラオケに繰り出す。今回は替え歌はやめておいた。(笑) そして、夕食をとって18時55分名古屋始発のこだまに乗って帰路につく。名古屋からの帰りは、時間がかかってもこだまで確実に座って帰れる方がいい。今回も寝ながら帰るつもりだったのだが、一緒に帰る連中との話が止まらなくなり、結局、話どおしで東京まで着いてしまった。

 17日、いつものとおり、朝6時に起きてTVをつけると、キッズステーションでは「らんま1/2熱闘編」を放送している。朝から「らんま」を2話続けて観てから出勤だなんて、本当にこんな生活していいんだろうか?(笑) LDで全話持ってはいるのだが、TVで放送されてるというのがうれしい。東京の地上波では再放送がなかったし、妙にノスタルジーをそそられる。(笑)

 帰宅後は、アニメ「犬夜叉」だ。灰刃坊と闘鬼神の話だが、りんの声はちょっとなぁ…。(汗) もっと、子供らしい声の出せる人にして欲しかった。昔のNHK教育の理科教室に出てくる人形みたいで、いかにも大人のお姉さんが声を出しているという感が拭い去れない。もっと幼くて、天真爛漫な感じが欲しかった。初登場のときから、ちょっと心配してはいたのだが…。(汗)

 一方、灰刃坊の青野武はさすがにベテランだ。やはり、ベテラン声優の実力というのは、作品作りに欠かせないなと実感する。どこに出てきても、ほとんど違和感を感じさせることがないのが、何といってもすごい。冥加の緒方賢一、刀々斎の八奈見乗児、このあたりの渋いベテランの演技はこれからも楽しみだ。もちろん、中堅や若手もいいが、こういう味のある個性派は少ないように思う。個性派があまり若手に見られないとなると、将来的にはちょっと不安なのだが…。(汗)

 その他の部分はまずまずといったところだが、打ち直した鉄砕牙の重さがもっと感じられるとよかったと思うし、闘鬼神の剣圧のすごさがあまり伝わってこなかった点は残念だ。犬夜叉が朝日を浴びて変化するところは、もう少し気合い入れて、変化の過程を描いてみせるくらいして欲しかった。そこまでやるとグロテスクになるかもしれないが、原作では表現できない部分だし、アニメの利点を活かして欲しい。もっとスタッフに野心的なものが見られるといいのにな…。

 アニメのあとは、気まぐれモノローグの原文書きをした。何とか2回分をまとめ、計3回分…。今週分が翌日書き上げられれば追いつくことになるのだが、ちょっと難しいかな…。(汗)

 18日、この日も朝から「らんま」だ。これからは、多分ずっとそうだろう。帰宅後は、すぐにここの更新にかかる予定だったのだが、ついまたアニメを観てしまう。朝観たのに、同じ回の「らんま」を夜もまた観てしまった…。(もう、ダメダメじゃん! 汗) そのせいで更新作業の開始が遅れ、結局、更新が完了したときには日付が変わってしまっていた。

 さて、この日は健康診断の結果説明だが、ちょっと心電図で不整脈が出ていたので、まずいなーと思いながら出かけた。ところが、指摘されたのはいつものとおり尿酸値だけで、他は異常ないと言う。変だ…。心電図の検査直後、看護婦が「あれっ?」と声を漏らし、検査票に「洞心性不整脈、右心室肥大の疑い」と印字されていたのを確かに見たはずなのだ。なのに、この日見せられた検査票には何も印字されていない。名前と番号は確かに私のものだが…。この謎は…???

 誰かの検査票と名前が入れ違ってるんじゃないだろうか? 大丈夫と言われて、実は大丈夫でなかったというのがいちばん怖い。右心室肥大が原因で私が死んだら、医療ミスだぞ。ここに証拠を書き残しておこう。というわけで、一応は何もなかったのだが、本当に大丈夫なのかな? 素直に喜べない…。(汗) ちなみに、私の心臓は普通の人より若干右寄りにあるらしい。関係ないか…。(笑)

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