飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2001年>

5月15日(火)

 GW明けの一息から再スタート。新刊本の資料収集も再開して進んでいく。収集ばかりで、1ページもまとまっていないのが問題だ。表紙、裏表紙のCGも作成しないと…。早くタブレット買わないといけないのに、オークションで散財して相変わらずお金がない。困ったものだ…。(汗)

 9日、原作「犬夜叉」だが、百鬼蝙蝠との闘いが続いている。やはり、犬夜叉は紫織を斬らずに結界を斬りたいと考えている。しかし、そう甘い結界ではない。何とかして大獄丸を紫織から引き離したいところだが、何か打開策があるだろうか? なかなか先を読ませない展開はいつもながらさすがだ。

 大獄丸は、紫織が言うことを聞いて結界をしっかり守っていれば、母親の命は助けてやると約束したが、そんなものがウソであることは簡単に気づくことができる。鍵となるのはそこかもしれない。約束したのに母の命が狙われたら、紫織はどうするだろう?

 半妖でも遜色ない力をもっているという紫織だ。力が暴走して鎮められなくなったら…。それを犬夜叉が斬ることで鎮めるという流れはあるかもしれない。もっとも、紫織が幸せに暮らせる場所がそれで得られるのかどうかは疑問だ。村人からいじめられず、母とともに暮らせるのがいちばんのはずだ…。

 が、今回の闘いで、他の村人と百鬼蝙蝠が全滅して紫織親子だけが生き残って幸せなのかというと、そういうものでもあるまい。半妖であることで差別されることのない場所はといえば、「犬夜叉たち一行の中」というのもあるが、それはないだろうな、多分…。

 さて、この日は1日遅れでここの更新作業をした。ここへきて、ちょろちょろと通販で本も売れて、そっちの方はまずまずといったところだ。今月末にはコミケの当落が判明する予定だが、今回はどうなるだろう? 「犬夜叉」の本を出すサークルは他の即売会でもかなり増えてきているようだ。

 申込サークルの数が増え、ジャンルの中で比率が高くなれば、当選サークルの実数は増えるだろうが、落ちるサークルの実数も比例して多くなるはずだ。勝ち抜くためには質がよくて売れる本を作っていかなければならないわけだが、老体の私にそれができるかどうか…? 意地はあるが、発想力の衰えは否定できないし…。(汗)

 10日、GW明けからちょっと風邪気味で、何か中途半端な体調だ。発病というレベルまではいってないが、健康状態ではない。くしゃみが出そうで出ないような、じれったい状態なのである。風邪が流行っているときも、そういう状態で悪化せずに乗り切ってしまうことがよくあるので、風邪に強いといえば強いのかもしれないが、中途半端に強いというのも考えものだ。

 悪化してしまえば、仕事を休んでしまえるのだが、悪化しないから休むわけにいかない。休めないけど、万全じゃないから、非常に疲れる…。いちばん損なのかもしれない…。(汗) 熱出して、好きなこともできない状態になるよりは、ずっとマシだけれど…。

 そんな体調なので、やることもみんな中途半端だ。平日はなかなか新刊本の資料収集も進まない。今からあせる必要はないが、放っておくとギリギリまであせらずにいってしまうかもしれないからなぁ…。(それがいちばん怖い。汗)

 11日、新刊本の資料として使う目的でオークションで狙っていたものを取り逃してへこむ…。5分前から入札を開始しようとしたのだが、ブラウザがエラーを起こして落ち、そのままパソコンがハングしてしまったのだ。あわてて立ち上げ直したが、間に合ったのは1件だけで、あとはオークション画面に接続できずに終わってしまった。初めての大ドジである。(汗)

 終了時間が近いものが固まっていたので、横着してブラウザを複数立ち上げたのが失敗だった。そもそも、もっと早くから入札しておけばよかったのだが、あまり早いと吊り上げを食らう可能性があるので、ラスト5分の攻防に賭けることにしているのだ。今回は、それが裏目に出てしまった。しかし、落札できなかったことより、自信のあった入札で失敗したことにへこんでるというのも何だな…。(汗)

 12日、出勤だ。前夜の失敗が尾を引いていて、帰宅するまでは気分がすぐれなかったが、以前、やはり新刊本の資料にと落札した商品が届いたのを見ると気分が晴れ、逆にちょっと興奮した。別にエッチな絵が描いてあったわけではない。結構マニアックな資料を、その価値からすると安く手に入れられたからだ。(ほんとだってば! 笑)

 それが何なのかは、ひ・み・つ…。内容については、いずれ新刊本で紹介されることになるが、どれがその資料からのものなのかは、やっぱり秘密だ…。まさか、こんなものが来るとは思っていなかったのだが、ちょっと売りに出されたのが知れるとやばいものかもしれない。(私はあくまで善意の第三者のはずだが…。汗)

 13日、まだ「犬夜叉」のDVDを予約していなかったので、アニメイト池袋店に行く。どうせなら、原画展と受け取りを一緒に済ませたいと考えるのは当然のことだ。定石ではあるが、アニメイトは商売上手だなと感じる。これは、買い手にとってもありがたいことだ。もっとも、遠方の人からは不公平だという声が出るだろうが…。(原画展は全国でやってあげて欲しいな…。汗)

 帰宅後は新刊本の資料収集だ。そろそろ表紙のデザインも考えておかなければならないので、ついでにラフイメージを描いてみる。今回は裏表紙も描かないとならないので、あまり表紙だけに時間はかけられない。アニメ関係の本なので、塗り方をアニメ塗り(色の境界をぼかさずにきっちり塗り分けるやり方)にするのもいいだろう。いちばんいいのは、タブレットを買うことなのだが…。(汗)

 14日、アニメ「犬夜叉」だが、アニメオリジナルの部分が加えられていて、単調になりがちな部分を無難にまとめたと言える。作画については、やや難がある部分もあったが、京都アニメーション&アニメーションDoが担当する回は大崩れせず、安定している。今回は、何といっても雲母がかわいかった。終わってみれば、雲母が主役のような回でもあったので、なるほどと思った…。

 前回にも登場した洞穴の結界だが、その意味づけも悪くない。「翠子のおすわり」というのも、なかなか意味深でいいたとえだった。恐らく、多くの視聴者にもっとも印象深く残ったのはラストの雲母が翠子の部下であった可能性を示唆した部分だろう。私も、こいつは1本取られたと思った。あくまで、想像で終わらせているところがまたうまい。

 こうしたアニメオリジナルの先行設定が怖いのは、後に原作がそれと異なる設定を出してしまったときのズレの問題だ。それを解消するように設定を変え続けていかなければならなくなる。その辺をあくまで想像でぼかしたあたりがニクイ…。あとは、高橋先生がそれを尊重して原作を描いていくかだが、雲母については無理に別のストーリーを作ることもないだろう。

 「らんま」のときは、ちょっと悲劇があった。良牙について、原作では「破恋洞編」のあと、雲竜あかりを登場させて彼女役に据えた。ところが、アニメは良牙×右京路線を先行して進めていたので、設定のズレが生じてしまったのだ。すでにアニメはTVシリーズを終え、単発のOVAのみの制作だったから、雲竜あかりの話を無視することで制作サイドは比較的楽に乗り切ったが、雲竜あかりファンや良牙×あかり派にとっては悲劇だった…。(しくしくしく…。涙)

 今回の雲母の設定を翠子の部下だった妖怪の子孫と受け取った人もいるようだが、子孫ではなく、その妖怪自身であろう。それは、甦りかけた妖怪のと闘いのあと、雲母が翠子のそばで丸くなって眠りについたところに描き込まれている。なつかしいご主人様のそばで眠りたかったのだ…。そのように少し深読みをしないと、見過ごしてしまうさり気ないシーンだが、読める人にはちゃんと読ませるというニクイ演出である。

 15日、ちょっと仕事で失敗などもあって、気分がすぐれなかった。帰宅後も早々と睡魔に襲われてしまう。このところ、火曜日にそういうことが多いような気がする。火曜日更新がプレッシャーになって、ストレスがたまっているというわけではないだろうけど…。(うーむ、謎だ…。汗)

 ここの原文もほとんど進んでいなかったので、更新は後日回しにした。というか、あまり書くほどのネタがないというのが実態だ。そうそう毎日変わったことがあるわけじゃない。毎日あったら、さぞ疲れることだろう。そういう意味では、るーみっく作品のキャラたちはタフだなと思う。あれだけの体力と精神力を持ちたいものである。変な課外授業や校則は困るけど…。(笑)

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