飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2001年>

3月20日(火)

 るみけっと2の準備集会も終わり、あとは荷物をまとめて送る段階に来たのだが、ここへきて大問題が発覚してしまった。カタログに載せてしまった以上、もう引っ込みがつかない。どうやって解決しようか? うーむ、ここへ来ていろいろと出てくるな…。(汗)

 14日、原作「犬夜叉」だが、新たな奈落の分身が出てきた。顔のない奴で、人を殺して顔を得ようとしていた。無双という美形の坊さん(法師?)が襲われ、また美形敵キャラの登場となった。この辺は、いまや読者層の中心を占める女性読者へのサービスもあるだろうか。(笑)

 いままでの奈落の分身と違うのは、まったく記憶がないという点だ。もっとも、生まれて間もないのだろうから、記憶がなくて当然かもしれないが、そこが強調されているのはそれなりの意味があるからだろう。

 人を殺せば記憶が戻るかと思ったが楽しいばかりでダメだとい言うこの無双…。奈落は犬夜叉たちにとって最も厄介な奴とつぶやいている。これも意味があるに違いない。今回は神楽のように心臓をつかんで従わせるのではなく、放置させるかたちをとっている。恐らく、無双は奈落のことも知らないだろう。

 どのように厄介なのかは、次回以降を見なければわからないが、単に強いとか、優れた得意技を持ってるとかいうのとは違う気がする。記憶がないことと関係があるのだろうか? とりあえず、先の展開を待つとしよう。

 さて、この日はプレゼント福引の賞品交換用一覧の具体的な作成に取りかかった。画像を並べて番号と品名を入れていく。口で言うと単純だが、配置とか結構難しい。できれば1回の福引分を1枚にまとめたかったのだが、とても無理だった。そこまで画像を小さくしてしまうと、何が何やらわからない。

 結局、1回分を2枚に分けたが、それでも第1回分はギリギリだ。位置をずらしたり、フォントサイズを変えたり、四苦八苦した。まあ、当たりの区分を無視して1枚目に小吉の賞品も詰め込めば楽なのだが、実際に使用する人のことを考えたら、当たりの区分ごとに分かれていた方が便利に違いない。

 そういう細かいことを考えなければ仕事が早いのだが、妙に気を回してしまう。それでいて肝心なところがスコーンと抜けていたりする。1点集中型だから、マルチな対応が非常に苦手なのだ。つくづく、管理者には向いていないなと思う。それはともかくとして、結局、この日は第1回分だけで精一杯だった。

 15日、左手の指先強化をしながら、前日の続きをする。第1回分に比べるとレイアウトは楽だったが、帰宅自体が遅かったので、第2回分の途中までしかできなかった。その他にもいろいろとしなければならないこともあったので、寝たのはかなり遅かったのだが…。

 16日、本業の仕事がどどどどっと固まって押し寄せてきた。本当なら18日が出勤日だから、そこで少しはこなせる計算になるのだが、るみけっと2の準備集会のために休暇をとってしまったので、20日まで4連休になってしまった。いいなぁなんて言わないで欲しい。年度末にそんなに休んだら、休み明けが地獄になるだけだ。(汗)

 そんなわけで、この日のうちにできるだけこなしておきたくて、帰宅がいつもに増して遅くなってしまった。帰宅後もほとんど何もできなかった。ここへ来て遅れが出てくるのはつらいが、まあ、世の中思いどおりに進まないのが常だ。何とか乗り切るしかあるまい。どうやって乗り切るかが問題だが…。(笑)

 17日、福引の賞品一覧を完成させたが、翌日の準備集会に持参することはできない。自宅のプリンタの調子が悪いので、画像入りの文書は職場でこっそりプリントアウトするとかないのだ。前日にプリントアウトできなかった時点で、持参はあきらめざるをえなかった。福引担当が出席するかどうかわからないが、少しでも手順を教えておきたかったのだが…。

 福引券等のコピーも行く暇がなかった。そろそろ自分の委託参加本も荷造りしないといけないし、だんだん精神的に追い込まれてくる。段ボール箱も適当なものがない。当初の予定では、この日に調達できることになっていたのだが、計画が延期になってしまってあてがはずれてしまった。

 うまく行かなくなりだすと、とことん悪いことが重なってきたりする。まだ、ただの遅れ程度で済んでくれてるからいいのだが、致命的なものが出てくると最悪だ。予定していたことができなくなると、あっちこっちに影響が出る可能性もある。それだけは出てきて欲しくないものだが…。

 18日、るみけっと2の準備集会のため、大田区産業プラザPiOの6階にあるC会議室に向かう。と、1階の大展示ホールでは「みみけっと3」が開催されていた。1文字違いなのでよく間違われるのだが、あちらの方が先輩だし、規模も遥かに大きい。とはいえ、入口のインフォメーションのC会議室利用者名が「みみけっと準備会」になっていたのはちょっと…。(汗)

 「みみけっと」というのは猫耳キャラ中心の同人誌即売会だが、動物耳ならOKということで、一応、「犬夜叉」でも参加できるはずだ。まあ、ちょっと傾向が違いすぎるから、実際に参加するサークルがあるかどうかわからないが、準備会代表者からメールをもらったことがある。一般で参加したい人は、うちのスタッフの中にもいるようだが…。(笑)

 この日の集まりはいつもに比べればずっとよかった。スタッフが10名とサークル参加者とその付き添いが2名。スタッフでない人たちが来てくれたのは初めてだ。(といっても、これが2回目の開催だけど…。笑) それでも、イベントの規模から考えたら少なすぎる。当日の手伝いもあと数人はいるが…。

 とりあえず、タイムスケジュールにしたがって、サークル参加者やスタッフから疑問点が挙げられ、それに対する回答や対策が示された。その中でちょっと問題だったのが、サークル参加者に送られた会場全体図の網かけ部分がコピーの際にすっかり飛んでしまっていて、コスプレ禁止区域が全然わからなくなっていた点だ。

 カタログ編集の日が出勤だったので、私が立ち会えず、正しい指示が出せなかったのが悔やまれる。カタログの方はちゃんと網かけが出てくれるだろうし、これもまあ致命的ではないが…。(一般参加者向けには配ってないし…。)

 サークル参加者らを帰したあと、スタッフによる突っ込んだ段取りの打ち合わせに入った。ここへきてまだ担当が完全に決まっていない部署があるのは、正直言って不安なのだが、打ち合わせの場にきていない人を勝手に指名してしまうわけにもいかない。そのつもりでいてくれとは言えても…。

 打ち合わせは17時に予定どおり終わり、JR蒲田駅の駅ビル内で夕食をとる。混んでいたので、6人と4人にテーブルが分かれたが、6人の方は男女3人ずつで合コン的ムード。一方、こちらの4人は食い気優先の野郎どもだ。うーむ、私もあっちに行きたかったな。(笑)

 19日、スタッフの1人を自宅に呼んで、お楽しみイベントの設問作りを行った。年はとりたくないもんで、だんだんアイデアが出てこなくなってきている。1人で考えてると進まないので、馬鹿話をしながら好き勝手言い合う中でアイデアを絞り出すことにしたのだ。おかげで、結構数が出てきた。

 それはよかったのだが、そのスタッフから貸してもらう約束をしていた展示品の1つが見つからないと言われたのだ。「犬夜叉」の第1話が掲載された週刊少年サンデーである。私は切り抜きにしてしまったので、雑誌のかたちで持ってる彼にOKをもらっていたのだが、ここへ来てひっくり返ってしまった。(汗)

 声をかければ持っている人は見つかるかもしれないが、展示すればいろいろな人がさわって多少なりとも傷む。それを承知で貸してくれる人でなければダメだ。自分のものなら傷んでも気にしないが、他人からの借り物となるとそうもいくまい。これは致命的かもしれない…。(汗)

 とりあえず、翌日、別のスタッフと会うことになっていたので、そちらに打診してみることにしたが、持っていなかったらどうしたものか…。とにかく探してみるしかないが、最近古書店やオークションでも見た記憶がない。早いうちに入手しておくべきだった…。

 さて、アニメ「犬夜叉」だが、鬼蜘蛛の謎の回だ。前半の現代のかごめは、悩んでいるところが描かれているにもかかわらず、ちょっとホッとしてしまう。戦国時代に比べたら、そんな悩みも小さく見えてしまうのか? かごめの友達も含めて、なかなかいい感じだったと思う。

 中盤の鬼蜘蛛のいた洞穴の部分では、奈落がしかけたまやかしの部分がカットされていた。まあ、確かに無くても支障はない。桔梗が復活したことを知らない奈落は、死んだときの血まみれの姿の桔梗を犬夜叉に見せた。それが、奈落が桔梗の復活をまだ知らないという証拠にもなるのだが、逆に混乱を招く恐れもあるからやめたのかもしれない。

 狼野干は変化したときの姿がかっこよすぎる。もっとマヌケな方がいいような気がした。原作同様、かごめに四魂のかけらを取ってもらって、あっさりと帰るのだろうか? だとしたら、余計にマヌケな感じの方がよかったと思うのだが…。

 20日、この日は午後から劇団☆新感線の芝居を観にいくことになっていた。開演は15時と思い込んでいたので、午前中はアニメ「犬夜叉」のビデオを観てのんびり過ごし、昼食をとったら少し早めに家を出て、買い物をしてから劇場に向かおうという計画を立てた。

 ところが12時半頃、一応、念のためにチケットを確認すると、何と開演は13時半と書いてあるではないか! な、なんじゃごりゃあああっ!? 自宅から青山劇場まで1時間で行けるかどうかわからない。行きがけに買い物どころの話ではない。昼食もとらずにあわてて飛び出した。

 そういえば、1月の「犬夜叉」のときも遅刻寸前だった。今回もギリキリで間に合ったが、表参道駅から劇場まで走ったので、大汗かいてしまった。(半分は冷汗かもね。笑) 今回の芝居にも高橋留美子先生から生花が贈られていた。さすがに「犬夜叉」のときよりは小さかったが…。

 芝居のあと、劇場内のロビーで先に来ていたるみけっとスタッフと合流し、劇場近くの店で夕食をとりながらるみけっとの打ち合わせをした。前日に発覚した問題についても持ちかけてみたが、近年、引っ越した際に処分してしまったらしい…。

 しかたなく、食事のあとで渋谷と中野のまんだらけに寄ってみたが、やはり問題の号は置いてなかった。いやぁ、これは困ったぞ…。カタログに展示すると載せてしまった以上、引っ込みがつかない。だから、カタログ編集の前に大丈夫だねと念を押しておいたのだが…。(汗)

 そんなわけで、さらに精神的に追い込まれ、ここの更新どころではなくなってしまった。とても原文を書いている余裕がない。ダメだったら、ごめんなさいと頭を下げることで何とかできなくもないが、最後まで最善を尽くしたい。何とか見つかって欲しいのだが…。

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