飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2001年>

3月13日(火)

 さーて、いよいよ具体的な準備に取りかかるるみけっと2。福引券、賞品引換券の原版作成も終え、賞品や展示品の梱包と発送準備に取りかかろうとしていた矢先、時間のロスと精神的な疲労を伴う問題に直面する。早く抜け出したいと思うが…。(汗)

 7日、原作「犬夜叉」だが、前回の予想は半分当たって半分はずれていたという感じだ。やはり弥勒は妖怪の術中にはまったと見せかけて妖怪を倒すつもりだったようだ。そこへ珊瑚が現れ、ヤキモチを妬いたために、すんなりとは行かなくなってしまった。この辺は予想が結構当たっていた。

 だが、妖怪の中に姫の魂が残っていて、なるべく痛い思いをさせずに救おうとしたという部分まではさすがに読めなかった。最初に妖怪を見たとき、すぐに気づいたに違いない。弥勒としては最初から勝算があったのだろう。それでも念のために珊瑚を切り札にとっておいたという感じだ。

 珊瑚の手首にかけた数珠は、妖怪の目から姿が見えなくするためのものだった。結界を通り抜けるときには関係なかったみたいだ。この辺ははずれかもしれないが、全然当たってないかどうかもわからない。(往生際が悪いな…。笑) 

 その辺のことは、そんなに大したことではない。(と、話をそらす。笑) 大切なのは戻ってからの弥勒と珊瑚である。弥勒のあのセリフはかなりのものだ。これで2人のラブラブも決定的…と思わせておいて、「尻をなでなで」で落としてはいるが、あそこまで言ったら告白も同然と言えなくもない。

 実際、そのように感じた人もいるかもしれないが、私は逆だ…。あんな表情で、あんなムードの中で、あんな殺し文句というのが逆に疑わしく思えてならないのだ。弥勒は、山から戻った直後、珊瑚が落ち込んでることに心当たりがなかった。そのことさえ、かごめに言われて気づいたふしもある。

 あくまで珊瑚を元気づけるために話を聞きにいき、珊瑚のことばから自分への想いを感じとって、いちばん効果的と思う言葉を言ってあげたという感じに見えるのだ。そのあとの尻なでは、ちょっと気持ちを盛り上げすぎたかなと感じて、わざと少し冷まそうとしたのではないかという見方もできる。

 案外、かごめが思ってるよりずっと乙女心がわかっているのではないだろうか? わかってて、すっとぼけてるような気がしてならない。弥勒には計算があるようにも思える。一行の中での珊瑚の力量や役割をしっかり考えて、うまく使ってやろうとしているようにも見える。(かなり好意的な解釈だな。笑)

 かごめは、犬夜叉を強く愛することで強くなっていくタイプだ。が、珊瑚は今回のしぐさなどを見ていると逆のように思える。自分がしっかりしなければと張りつめてきただけに、逆に身も心も預け、頼れる男ができたらとことん弱い女になってしまうような気がする。

 もしそうなら、今、珊瑚をそういう状態にしてしまうのは得策ではない。確かに犬夜叉や弥勒に比べると戦闘能力は落ちるかもしれないが、使い方次第で充分に役立つ戦士だ。(今回の例で証明済み。) 弥勒はその辺のコントロールをしているのではないのだろうか?(考えすぎ…かな、やっぱ…。笑)

 いずれにしてもあの殺し文句は、あまりにもきまりすぎてるだけに逆にウソっぽく感じる。もっとも、まったくウソというわけでもないだろう。弥勒は、多分もう珊瑚の気持ちがわかっているから、かなり余裕があるように思う。心の中では、その気持ちをうれしく思っているのだろうと思う。

 さて、この日はここの更新をする予定だったのだが、ちょっとその前にメールの返事を書いておこうと取りかかったのがある意味失敗だった。これに時間をとられて、とうとう更新がままならなかった。(汗)

 8日、帰宅後、とりあえずここの更新を済ませた。相変わらず左手の指先強化は続く。やっぱり、もともと好きなんだなと思う。これを始めるとついつい時間を忘れてしまうのだ。疲労で握力が落ちてきてようやくそろそろやめようかという気になる。その割に進歩はあまりないのだが…。(汗)

 9日、改めてプレゼント福引とお楽しみイベント用の賞品を確認し、賞品引換所で賞品を選んでもらう際に使う一覧用の画像作成を行った。カタログ用にいくつかは作成してあったのだが、まだ大部分が取り込みや撮影を終えていない。

 当日の進行をスムーズにさせたければ、それだけ準備が大変になる。自分が面倒を見るなら、準備はある程度適当でもいいが、他の人にやってもらうなら、当日の仕事が楽になるようにしておかなければ、結局いちいち説明しなければならなくなって苦労が自分にふりかかる。同じことといえば、同じことだが、当日あわてるよりはマシだ。

 10日、福引券と賞品引換券の原版を作成してプリントアウトする。あとは、色上質紙にコピーすればいい。が、これが実は大変なのだ。コンビにで店員に見つからないように持参した色上質紙をトレイにセットしなければならない。紙づまりが許されない真剣勝負だ。

 コピー誌を作ったことのある人なら、この緊張感がわかるだろう。両面コピーするために、一旦コピーを終えたものをトレイにセットし直すときの緊張感と同じだ。もとから両面できる機械を置いてくれたり、割増料金でもいいから色上質紙を置いといてくれれば、こんな罪悪感に浸らなくてもいいのになと常々思う。

 需要と費用の問題があるから、後者はあまり現実的ではないが、前者はそろそろ実現して欲しいものだと思う。まだまだコピー機を自宅に持てる時代ではないのだし、その分有料サービスは網羅して欲しいな。結局、この日はコピーまではしなかったが…。

 11日、資料室に展示する初出掲載誌の選択を改めて行う。展示スペースに割ける机の数は5台だ。そのうち1台の半分は試聴スペースに使うから、4台半分の展示スペースに置ける冊数を計算する。

 初出掲載誌は、あとから展示を観る人のためにその場で読んでもらうようにしなければならない。そうなると、適度に間をあけて展示しなければならない。余裕を持つなら、B5判のものは1台に4冊、A5判なら6冊がいいところだろう。

 しかし、選んでみるとどうしてもその数では収まらない。どれを落とすかという話になるが、どれも落とし難い…。なるべく単行本未収録作品が載っているものや単行本とは内容が異なっているものを優先したいが、有名な作品の初出掲載誌が落ちるのも何だかなぁと思うし…。(汗)

 こうなったら、多少スペースが狭苦しくなるのを覚悟でB5判を1台に5冊並べることにした。それでも落さねばならないものが結構出てくるが、何とか希望に近いかたちになった。発送のためのダンボール箱がないのが問題だが…。(汗)

 12日、ここへきて本業が忙しくなってきた。まあ、年度末だから当然といえば当然なのだが、その分、帰宅が遅くなり、疲労もたまっていく。帰宅するともう眠い…。アニメ「犬夜叉」は、録画でちゃんとチェックしたが…。

 さて、そのアニメ「犬夜叉」だが、内容はともかく作画の悪さが気になった。ところどころにセル画が欲しくなるようないい絵もあったが、全体的に顔が上下に詰まってしまって、つぶれたような感じになってしまっている。あまり気にしたくはないが、他の回との差がわかってしまうとちょっとつらい。

 内容的には、特に目を奪うような部分はなかったが、まずまずと言えるだろう。犬夜叉の大量出血はやはり黒かったが、夜のシーンでもあるし、まあしかたのないところだろう。多分、昼間でも黒かった思うが…。(笑)

 特に、犬夜叉がかごめを抱きしめるシーンはいい。欲を言えば、かごめの胸の鼓動が聞こえるような演出が欲しかったかな…。(笑) ただ、気になったのが最後のかごめのセリフだ。四魂のかけらがかごめの手にないから、戦国時代に戻れないという解釈である。

 私も原作を最初に読んだときはそう考えたのだが、それなら四魂のかけらを持つ弥勒も井戸を通って行き来できていいはずだ。しかし、その後のセリフで行き来できるのはかごめと犬夜叉だけだと語られている。ということは、必ずしも四魂のかけらがあるかどうかで決まるものではない。

 それは原作を読んでいれば気づくことなので、アニメがそういう設定を採用してしまったことにちょっと疑問を感じてしまう。原作になかったこのセリフを言わせてしまったことで、後々原作との設定のズレが出て、おかしくなってくる危険性があるが…。ちょっと心配だ。(汗)

 13日、本業の多忙に加えてちょっと頭の痛いことが出てきた。それは多分に個人的なことなので、ここで詳しく書くつもりはないが、そのために時間をとられ、精神的に疲労したのは確かだ。自分にも責任があるので、愚痴を言ってもしかたないのだが…。

 そんなわけで、全然ここの原文も書けていなかった。しばらくまた間があいてしまうかもしれない。るみけっとの準備もいよいよ追い込みだし、こういう精神状態は早く抜け出したいのだが、そう簡単なものでもなさそうだ。困ったな…。(汗)

メニューに戻る