飛鳥杏華の気まぐれモノローグ
<2001年>
2月20日(火)
るみけっと2に向けての準備は続く。カタログの原稿に追われる飛鳥…。通販の対応やここの更新もやや遅れ気味。いよいよ会場側との打ち合わせも迫り、その結果で最終形態が確定する。計画とのギャップをいかに小さくできるかがカギとなる。机や椅子が計画どおりに借りられなかったら…。(考えるのやめとこう。汗)
14日、何やら世間では洋菓子屋さんを儲けさせる行事で盛り上がってるようだが、私にはあまり関係がない。まあ一応、職場の若いおねーちゃんが気をきかせて義理チョコをくれたが、かえって悪いような気がしてしまう。男なんて単純だから、もらえればもらえたでうれしいには違いないけれど…。(笑)
それはともかく、原作「犬夜叉」だが、殺生丸に支援を断られた神楽は追ってきた鋼牙と再び闘うことになる。この辺は予想どおりだ。そして、やはり四魂のかけらを失った鋼牙では神楽には勝てないことも…。危うくとどめを刺されかけた鋼牙だが、そこへ犬夜叉が飛び出した。しかし、タイミングがわずかに早く、犬夜叉は神楽に人間のときの姿を一瞬見られてしまう。
犬夜叉は鋼牙を助けるためでなく、四魂のかけらを取るために出ていったのだと言い張るだろうが、半分は鋼牙を救う気持ちがあったのではないかと思う。鋼牙が気に食わないのはかごめをめぐっての恋敵だから以外の何ものでもない。奈落や神楽に対する怒りや憎しみとは別の感情だ。鋼牙はむしろ同じ目的を持つ者である。それが殺されかけたのをむざむざ見殺しにできる犬夜叉ではあるまい。
もし本当に四魂のかけらだけが目的なら、妖力が完全に戻ってから出ていってもいいはずだ。半妖であることを知られる危険を冒してまで飛び出したのは、鋼牙を殺させたくなかったからに違いない。問題は知られたあとどうなるかだが、奈落の方もあの状態だから、そこを突いてくることは難しかろう。弱みを持つ者同士が今後どうやって闘っていくのか、興味のあるところだ。
さて、この日はまた1日遅れのここの更新だ。すっかり水曜日更新が普通になってきてしまった。まあ、無理はしないと決めたのだから、これでいいのだろうと思うが、原作「犬夜叉」の感想が次号発売後になってしまうので、予想したことが当たったとき、次の号を見て書いたように思われるのがつらいところだ。なるべくはずれてても直さないようにはしているが…。
15日、帰宅後、カタログに載せるサークル配置図と会場全体図のイメージを考える。サークル配置図の方は、10日に決めた大まかな寸法があるので、あとはワープロソフトで作図すればいいだけだが、PiO全体の図面は改めてデザインしないとならない。手元にあるPiOの利用案内は大展示ホールと小展示ホールのみのものなので全体の見取り図が載っていないのだ。
「大田区産業プラザ」で検索をかけてHPを探し、施設案内のページにある1階の見取り図をプリントアウトした。これをもとに作図を考えるのだが、小さいし、描かれているものが何なのか書いてないのでハッキリとわからない。特に更衣室として使用するA、B料会議室の入口が不明確だ。多分ここだろうと予測はつくのだが、本当にそれでいいかはわからない。
その辺について代表のところによくわかる図面がないかどうかメールを出そうと思った。私のところには大小展示ホールの利用案内しか来ていないが、代表の手元にはA、B会議室の利用案内もあるだろうと思って…。一応、メールの文章は書き終えたのだが、その夜はうっかり送信し忘れてしまった。睡魔がきつくて、一刻も早く床につきたかったもので、つい…。(汗)
16日、結局前夜のメールは出すのをやめた。とりあえず勘で作成した試作品を代表に見てもらって、修正する際に確認することにしたのだ。ということで、作図を始める…。全体図は縮尺のバランスが難しい。正確にとるのは無理なので、アバウトに線を引いていくのだが、それでも随所で計算したりして結構厄介だ。しかも、印刷時に縮小されることを考えると、かなり頭の痛い大きさだし…。(汗)
結局この日は一部だけの作成に止まった。うーむ、ちょっとあとが思いやられる。でも、翌日には何とか試作品ができそうだという手応えはあった。翌週はその修正をして、残るお楽しみイベントのページを作れば上がりとなる。全部で7ページ分だが、何とか間に合いそうだ。
17日、作図の続きをする。何とか夕方には完成した。そこで一息入れてメールを確認すると、代表から重大なメールが届いていた。荷物の搬出入に入ってもらうペリカン便さんとの打ち合わせの結果、ペリカン便スペースが当初こちらで考えていたところとほぼ反対の位置でないとまずいことがわかったのだ。これは一大事! 全部作り直しである。
当初、荷物の搬出入をするのだから、出入口に近いところがいいだろうと思い、出入口のすぐ左脇に置いたのだが、荷物の搬出入は奥の壁側の専用搬出入口から行うというのである。考えてみりゃそうだ。業者が廊下を使って荷物の運搬をするはずがない。何ておバカなんだろう? それに加えて障害物を設置してはいけない防災設備区間の存在も失念していた。完全に私のミスだ…。
このため、即売会スペースの机の並びも全部変えなければならなくなってしまった。自業自得とはいえ、大変な作業だ。しかし、火事場の馬鹿力というか、修羅場の同人力というか、夜には修正を終えてしまったから我ながらすごい。(笑) それを画像化してネットにUPし、代表に見てもらうようメールを出した。
一方、HPの見取り図だけではわかりにくかった部分を確かめるため、翌日PiOに行こうと計画する。と、そこへいいタイミングでBGM担当から電話が入った。翌日空いていればBGMのことで話がしたいというので、一緒にPiOの視察に行くことにした。
18日朝、代表と設営担当から図面確認のメールが届いていた。若干の修正を必要としたが、基本的にはOKが出た。これにこの日の視察結果を加えて完成させる。さらにある野望を胸に秘め、デジカメを持って出発した。(大した野望でもないけど…。笑)
まずは品川までJRで行き、京浜急行に乗り換える。途中、デジカメで撮影しながら行ったので、待ち合わせ時間には少し遅れてしまった。京急蒲田駅の改札でBGM担当と合流し、PiOへと向かう。PiOに来るのは2年ぶり2回目だが、京急蒲田駅からはこれが初めてだった。前回はJR蒲田駅から歩いて、しっかり道に迷ってしまったのだが、京急蒲田駅からだと思っていた以上に近く、わかりやすい。
館内に入ると、まずはひと通りわからなかった部分を確認し、試作した図面に書き込んだ。ついでに1階の喫茶室のメニューや4階のレストランの営業時間などにもチェックを入れる。そのくらいのサービスはしておくべきだろう。前回のようなお食事マップは無理だが、せめて館内くらいはね…。
PiOでの用事を済ました後、JR蒲田駅まで歩く。道に迷わないようにやや遠回りだが、環八(環状8号線)沿いを歩いた。結構距離がある。やはり京急蒲田駅を利用した方がいい。が、どうしてもJRで来たいという人もいるかもしれないし、一応視察しておいたのだ。
JR蒲田駅近くの喫茶店で軽食をとりながら、BGM担当と打ち合わせをする。あてにしていた人手の調達ができなくなり、前日の電話でリクエスト受付について弱気なことを言っていたので、リクエストタイムを限定すれば1人でも何とかできるだろうという案を持っていったのだが、彼も電話のあとで同じことを考えたらしい。
そういうことで、BGMのリクエスト受付については実行することで話が決まり、そのための準備日程やお楽しみイベントや福引などに必要な備品の買い出し日程などについても話し合ってから帰宅した。帰宅後は撮影した画像をひと通り加工する。すぐには使わないが、3月に入ったら活躍してもらうことになるだろう。私が何をやろうとしているか気づいた人もいるだろうな。(笑)
19日、まずはアニメ「犬夜叉」だ。私にとっては桔梗の復活ほど思い入れの深い回ではないが、弥勒の登場は作品の中でも重要なポイントなので、いい出来であって欲しいのは言うまでもない。結果として、なかなかよかった。声優の辻谷耕史さんがどういう声の出し方をしてくるか注目していたが、あまり力まず抑えた演技がなかなかよかった。
ただ、「奈落」の発音にはちょっと…。(汗) 別に辻谷さんのせいではない。頭にアクセントを置く発音に統一されていたから、制作サイドで決めたことなのだろう。が、劇団☆新感線の芝居でも平坦に発音されてきたのに慣れているし、東京の人間はまずあんな発音はしないから違和感が激しい。何かあまり強そうに感じないのだが、何とかならないものだろうか…?(汗)
そして、ここがいちばん重要なのだが、いちばん大事なところがまた不満な出来になってしまった。弥勒がかごめちゃんのお尻をなでるシーンだ。どうにも実際にさわっているように見えないのである。確かにお尻のところで手は動いている。しかし、本当にさわっているのか浮いているのかわからない。なぜそう見えてしまうかというと、手の下のかごめちゃんのスカートがピクリとも動かないからだ。
本当に手がお尻(スカート)に密着してなで回しているのなら、弥勒の手が上に向かったとき、それにつれてスカートのすそも若干持ち上がり、手が下へ向かえば下りるはずである。それがないから手が接触しているように見えないのだ。そのくらいの配慮は思い至って欲しかった。何ともそこだけが残念である。
決して細かいところに気を配ってないわけではない。冒頭でかごめちゃんが水を飲むとき、手ですくった水に顔が映り込んだりするところなど、結構細かいこだわりを見せている部分もあるのだ。本筋に関係のないところでそれだけがんばってるのだから、本筋に関わるところでもがんばって欲しかった。完璧を求めるのは無理だが、重要なポイントは是非押さえて欲しい。全体がいいだけになおさら惜しいのだ…。
しかしまあ、それにしても今回もポイントはかごめちゃんのスカートだなぁ…。何かよっぽどパンチラさせて欲しがってるように誤解されてしまいそうだ。(笑) でも、そこが目につくってことは、そこをしっかり注目してるってことだよね。うーむ、やっぱ男だなぁ…。男ってダメだ。(笑)
あと、犬夜叉の鉄砕牙を錫杖で受け止めるシーンの作画も粗いように思えた。動きも同じパターンの繰り返しで単調だった。劇団☆新感線の華麗な殺陣を何度も見ているだけに余計に感じてしまう部分もあるのだが、あそこまでとは言わないまでも、もう少しなめらかでバリエーションも欲しかった。
もっとも、この単調さは犬夜叉の攻め方に起因していると言える。殺生丸から攻め方が幼いと指摘された犬夜叉だ。この当時の太刀筋が単調でバリエーションに乏しいものであることは充分に想像できる。アニメの制作スタッフがそこまで考えて作ったのだとすれば、大したものだと思うが…。(どうなのかな? 笑)
20日、18日の調査結果をもとに全体図と案内図を修正した。PiO側との打ち合わせが22日に決まったこともあって、できるならそれまでにカタログの原稿を仕上げておこうと思い、残りの原稿を一気に書き上げた。となれば、やっぱりここの更新は無理だ。毎度毎度言い訳になってしまってるが、るみけっとの方は締切があるのだからしかたあるまい。
こっちに力を入れすぎて、るみけっとがコケたら期待してくれてる人たちに申し訳ない。ここも少しは期待してくれてる人がいると思うが、あくまで個人の日記だし、るみけっとがコケることに比べたらここの遅れなどずっと小さい。るみけっともここまでくれば大ゴケはしないと思うが、締切に追われて苦しむのは結局自分だしね…。
というわけで、いよいよるみけっと2の準備も大詰めに近づいてきた。PiO側との打ち合わせが済めばイベントのかたちが確定する。あとは物理的な作業をこなすだけだ。そのための頭数は相変わらず足りないのだけれど…。(汗)