飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2001年>

1月30日(火)

 るみけっと2の各担当者配分決定のためのスタッフ集会が開かれたが、大雪のために出席者が…。(汗) どうも、今回は雪にたたられる。イベントの未来を暗示しているのだろうか? まさか、当日に雪は降らないと思うが…。(笑)

 24日、いつもなら原作「犬夜叉」の感想から始まるのだが、この日はついうっかり八兵衛してしまって少年サンデーを買うのを忘れてしまった。というのも、この日はるみけっとのスタッフ3人を自宅に招いて主にBGM関係の打ち合わせをすることになっていたからだ。通常なら出勤時に買うのだが、休むと往々にして忘れることがある。

 これはまあ、生活のリズムというやつだろう。平日なら一定のパターンで動いているから、朝の歯磨きなどを忘れることはないのだが、休日は朝の行動パターンが違うので、たまに忘れてしまうことがある。外出の予定があればそれなりに思い出すのだが、1日中部屋でのんびりする予定の日に忘れることが多い。

 そんなことはともかく、ほぼ予定どおりにスタッフが揃い、打ち合わせが始まった。なぜ、BGMなどで打ち合わせが必要かというと、今回は会場でリクエスト受付をしようという計画があるからだ。前回もできないことはなかったろうが、用意した音源が少なかったりして、希望に応えられないので割り切って受け付けないことにしたのだ。

 そんなわけで、今回は音源の確保とリクエスト受付体制について打ち合わせをすることになったのだ。誰かがすべての音源を揃えていれば問題ないのだが、必ずしもそうではないので確認と調整が必要なのである。基本的にはBGM担当が自分のところから持ってくるが、足りない分は私が提供することになった。

 当初は担当者が自分の所有音源リストを作成してきて、ないものを私の所有音源から探すことになっていたのだが、所々の事情でリストの作成が間に合わなかったので、記憶をたよりに私の部屋をひっかき回すことになった。収納がてきとーなので、どのCDがどこにしまってあるか自分でもよくわからないのだ。(汗)

 基本的に歌入りの曲のみにし、直接関係のない曲(アニメの中でBGM的に流れただけの曲)は除くことにした。できれば網羅したいところだったが、「らんま」のメガCD用ゲーム関係の音源がなかった。(汗) まあ、そのくらいは勘弁してもらえるだろうか? 当日まで努力はしてみるつもりだが…。

 BGM関係の打ち合わせ終了後、時間が余ったのでビデオを観ることにした。別に妖しいビデオではない。いや、別の意味で妖しいかもしれない。(笑) 一昨年、新井さとしさん宅を訪ねたときにおみやげとしていただいた10年前のファン・イベントの記録ビデオである。

 どうもるみけっとのスタッフには自ら何かをやろう、やりたいという気概があまり感じられないので、過去のイベントの記録を観て少し意欲を沸きたたせてもらおうと思ったのだ…。効果はそこそこあったようだ。やるから手伝うでなく、自分たちがやりたいからやるというのが基本だというのを感じてもらえたと思う。

 25日、ようやく少年サンデーを買って原作「犬夜叉」を読んだ。また朔の日の話が出てきたが、今度は奈落にもスポットが当たっている。奈落も半妖…。ならば当然、妖力を失ってただの人間になる時がある。それがどうも犬夜叉と同じ朔の宵らしいことが読み取れる。

 それによって、今まで奈落がなぜ朔の宵に犬夜叉を殺しに来なかったかが説明できる。しかし、奈落の分身として生まれた神楽や神無は妖怪なのに、首領の奈落が半妖というのは何とも哀れというか、情けないというか…。だが、神楽も神無も奈落が半妖だとは知らないように見える。知っているのは、本人と桔梗だけか…。

 それを知ったら、奈落から解放されたがっている神楽にとっては絶好のチャンスになるわけだが、今回のシリーズでそこまでいくのだろうか? そして、人間の姿になった奈落とは…、やはり鬼蜘蛛なのだろうか? それとも意外な人物か…?(興味深いところだ。)

 26日、職場で救助袋の点検を兼ねた避難訓練に参加した。本来は参加予定じゃなかったのだが、急用で外出する人が多かったため、参加させられるハメになったのだ。「予定者は汚れてもいい服装で…」ということだったので用意してきているが、この日になって参加を言われた私にその準備があるわけない。(汗)

 ということで、しかたなく仕事着(Yシャツにネクタイ姿)で参加することになる。職場の救助袋は垂直降下式だ。7階に設置してあるので、かなり高い。しかも、職場近辺は風が非常に強くて袋があおられる。この上なく恐ろしい訓練なのである。(それで急用の人が多くなったのかな? 笑)

 一応、袋の中は螺旋状になっていて摩擦なしで一気に落下することはないようになっているのだが、それでも意識してひじやひざを張ってブレーキをかけなければならない。最初のうちは結構ブレーキが効いてゆっくり降りられたので私もホッとしたのだが、7階からの降下は時間がかかる。気を許したその瞬間、恐怖の事態はやってきた。

 突風が吹いて袋があおられてねじれ、螺旋状のはずの袋の中が一瞬垂直になってしまったのだ。そのため突然ブレーキが効かなくなり、私の体はほとんど摩擦なしで垂直に落下した。あとで聞いたら、7〜8メートルくらい猛スピードで落下してたらしい。必死に袋の内側の縫い目をわしづかみにしてこらえたので、途中で止まったが…。(汗)

 やっぱり厄年というのはバカにできないのかもしれない。訓練に参加することになったのも偶然だし、突風で袋がねじれて中が垂直になるなんて、そうそうあることではない。とりあえず、袋をわしづかみにしたときに右手薬指の第1関節を痛めたが、それだけで済んで幸いだったと言えるだろう。かなり痛むけれど…。(苦笑)

 帰宅後、ふと思い出してPHP研究所HPのBook Chaseの中にある週間コミックランキング(トーハン調べ)をのぞいてみた。いつも「犬夜叉」の単行本が発売されてから2〜3週はチェックしているのだが、第19巻が発売されて1週間たってそろそろ結果が出てる頃だろうと…。

 と、何と1月24日付けランキングで「犬夜叉」第19巻が「ラブひな」第10巻を抑えて堂々の初登場第1位に輝いていた。このランキングではかつてから必ず上位に顔を出していた「犬夜叉」だが、第1位を飾ったのは確かこれが初めてのはずである。これもアニメ化の影響なのだろう。

 これまでは同じ少年サンデーコミックスの「烈火の炎」などにも負けていたのだから、アニメ化されて人気がぐっと上昇したのは確かだ。アニメで気に入って、とりあえず単行本を読んでみるというのが流れだが、気に入らなければ最新刊を買うことはないだろう。確実に原作ファンも増えているわけだ。

 27日、前夜からの雪は降りやまず、最悪の天候でのスタッフ集会となった。先週は朝には止んでいたからよかったのだが、これでは交通機関も乱れがちだし、人が集まるのを期待するのが難しい。それでも私は立場上、日野まで出向かないわけにいかないので、覚悟を決めて出かけた。ちょっと出遅れたが…。(汗)

 着くと、案の定いたのは代表夫妻だけである。先週の集会に参加したスタッフはもとから都合で欠席の予定だったのだが、それ以外のスタッフが全然来ないのでは各持ち場の担当を決める集会の意味がない。まあ、候補はすでに漠然と決まっているのであまり支障がないと言えるのだが、それにしても今回は雪にたたられるな…。(汗)

 しかたがないので、とりあえず代表と私とで今後のスケジュールの確認や前回の報告などを行い、その中で人員の調整などを検討していた。と、16時になってようやく2人のスタッフ(うち1人は新人)が到着する。るみけっと準備会にとっては貴重な若手スタッフである。

 残りは1時間ほどだったが、彼女らを交えていろいろな点について意見を交わした。サークル参加やコスプレもこなす彼女らの意見は貴重だ。我々古い世代では思いつかないことを言ってくれる。例えば今回、ペリカン便と契約して会場への荷物の搬入、搬出をしてもらうことにしたのだが、本だけでなくコスプレのための搬入ができたらいいなと…。

 言われてみれば、コスプレの衣装や小道具も結構荷物になる。遠くから来る人にしてみれば、それらを送ってしまって身軽なかっこうで行き来できれば便利に違いない。どうせ契約するのだから、荷物が本だろうが衣装だろうが関係ない。荷物が増えれば業者も喜ぶのだし、一向に構わない。サークル参加者だけでなく、一般参加者でもOKだ。

 また、本の委託販売だけでなく、チラシ、ペーパー類の委託配布も引き受けてはどうかと…。もちろん、チラシ置き場は前回同様設ける予定だったのだが、あまり積極的に引き受けるということを言っていなかった。

 さらに、今回は一般参加者の休憩スペースを設け、落書き帳などを置いて楽しんでもらおうと思っていたのだが、一歩進んでテレビとビデオを置き、アニメビデオを流してはどうかと…。考えてみないでもなかったが、実際にやろうという気持ちには至っていなかった。

 備品としてテレビとビデオを借りるのは大した額ではない。問題は著作権に絡む部分だが、かつて会場費相当分の参加費を取ってLDをビデオプロジェクターで再生する上映会が認められたのだから、上映そのものに対価を課さない場での上映に問題はなかろう。一応、確認は必要かもしれないが…。

 そんなわけで、約1時間と短い時間だったが、かなり内容のある意見が聞け、それらの実現に向けて動きだすことになった。うまくいけば、るみけっと2は即売会以外にも楽しめるイベントにより近づけるだろう。それこそ、私の望むところなのだが…。

 28日、15時から劇団☆新感線の「犬夜叉」を観る予定だったが、時間的に余裕があるので、中古CDショップを回って「らんま」のゲーム音楽のCDを探した。ちょっと出がけに手間取って出発が15分遅れたのが最後までたたって、危うく芝居の開演に遅れるところだった。(汗)

 まず秋葉原を探し、中野のまんだらけへ…。これがちょっとまずかったかもしれない。CDと関係ないところで出ものがあって、つい時間を食ってしまったのだ。本当はもっと欲しかったのだが、とても抱えきれないほどあったのであきらめて劇場に急行した。

 それでも15分前には着く計算だったので安心していたのだが、前夜のうちにネットで調べておいた劇場の場所がこちらの認識と違っていて、すっかり良牙くんしてしまったのである。(汗) そこにはTBS社屋と赤坂BLITZの間と書いてあったので、てっきりビッグハットと赤坂BLITZの間だろうと思っていたら、旧社屋と赤坂BLITZの間だったのだ。

 かろうじて開演前に間に合い芝居を楽しんだが、今回の芝居はあまりギャグにキレを感じなかった。それはもう昨年と合わせて6回目だし、慣れてしまってる部分があるから一概には言えないのだが、細かいところを削って内容を詰めた分、全体のセリフのテンポなどを落としていたので、言葉が聞き取りやすくなった反面、勢いがなくなったように見えてしまった。

 もちろんいいところもいろいろある。まず、男としては何といってもかごめちゃんの衣装がキュロット・スカートになったという点だろう。昨年と比べてずっと色っぽくなったし、実際ちょっとアブナイようなシーンもあった。(笑) 女性にしてみれば、弥勒のセクハラ技を含む演技がグレードアップしていた点だろうか? 胸だけでなく、お尻もさわりまくりだったし、錫杖でスカートめくるし…。(笑)

 それと結羅の登場シーンだ。奈落が「結羅といえば、原作の漫画でもアニメでも人気の高い美少女のはず…。」などと言って、「年増の若作り」の結羅を口撃するところは笑いも多かった。七宝登場のときもそうだが、昨年の感想で原作とのギャップを指摘された部分を逆手にとってギャグにしていた。

 さて、芝居のあとは夕食兼打ち上げだ。8人で銀座に繰り出し、ちょっと凝ったお店での宴会となった。まあ、ネタをバラしてしまうと今後その店に行ったときに興ざめになるので、ここでは凝ったお店としか言わないでおこう。行きたい人はそのうちご一緒に…。ただし、女性の方がいいな。野郎同士じゃ面白くないお店だし…。(笑)

 29日、アニメ「犬夜叉」だが、蜘蛛頭のシリーズを1話にまとめたものだ。コンパクトによくまとまっているが、前回が名作だっただけにちょっと食いたりないという印象が残ってしまう。ちょっと損な回と言えるだろう。ただ、実際にイマイチと思ったところがあるのも確かだ。原作を1話にまとめるためにしかたなくカットした部分もあるのだろうが…。

 具体的に言うと、本堂裏の小部屋に逃げ込んだあとの展開なのだが、なずなが和尚(蜘蛛頭)の言葉を信じて鉄砕牙を抜いて結界を解いてしまう部分がなくなったのはもったいない。蜘蛛頭にだまされたと知りながら、それでも和尚を信じたいという気持ちから再びだまされてしまうなずな…。人の心の弱さとそれにつけ込む妖怪の邪悪さなど、対照的なものが原作では描かれていた。

 頭ごなしに嫌っていた妖怪と信じていた和尚…。それが終了時にはまったく逆転する。そこに至る過程というのが重要なのだが、アニメでは犬夜叉の秘密の方に重点を置いたために、それはどうでもよくなってしまったようだ。ここでも他の妖怪と犬夜叉、七宝との違いが描かれていたのだが、アニメではそちらの意味合いが希薄になってしまった。ちょっと残念だ…。

 30日、久々に火曜日にここの更新ができるかと思っていたのだが、前日あたりから駆け込みでるみけっと2の参加申込書請求が来はじめて、この日も対応に追われることになった。締め切りは1月末だから、こんな時期に請求されても本当は間に合わないのだが、事務的な事情が許すかぎりは受け付けるということを申込書に書いているので、ギリギリまでは対応に務める必要がある。

 こちらとしてもなるべく多くの人に参加してもらった方がうれしいし、サークルが多く集まれば、一般参加者にもメリットがあると思うし、あまり厳格にダメにしてしまうのは得策でないと思う。さすがに請求のページは1月末で閉鎖する予定だが…。

 そんなわけで、ここの更新は少し遅らせることにした。若干、高橋留美子*ぷち資料館をいじる必要もあるので、1日だけというわけにいかないかもしれないが、まもなく更新できる。これからは、あまり間をあけないようにしたいが…。実態がともなうかどうが…。(汗)

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