飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2000年>

12月26日(火)

 調子を崩して満足な活動ができなかった2000年もいよいよ終わりに近づいてきた。21世紀がすぐそこだなんて、あまりピンとこない。特別大きな変化があるわけでもなかろう…。でも、間違いなく21世紀なんだよな…。気分を一新するにはいい機会かもしれない。(笑)

 20日、原作「犬夜叉」は週刊少年サンデーが年末進行のためお休みなので、何とも手持ち無沙汰な1日だった。いよいよコミケも近づいてきたが、今年はコピー誌を作る予定はない。企画はあるのだが、今年はもうこれ以上苦労したくない気分なのだ。先日の4日間の修羅場だけで疲れ果てた。それだけ年をとったということのかな…。(汗)

 あまりにも書くことがないので、今年を振り返ってみようかと思うが、今年最大の話題はやはり「犬夜叉」のアニメ化だろう。るーみっくファンにとっては、やはりこれが大きい。アニメになるのとならないのとでは、盛り上がり方が違う。サンデー誌上での扱いも…。テレビというメディアの持つ影響力はやはり絶大なのだ。

 あと、ようやく「犬夜叉」関係のグッズが出はじめたこと…。これもアニメ化絡みが大きいのだが、新年早々にも小学館コミックフェアの販促グッズが出たし…。ただ、市販グッズが出てこないのが難点だ。先日の下敷きもアニメイト池袋店のみの限定販売だったし、カレンダーもいまだに発売されない。一般ファンがお金さえ出せば手に入れられる市販品がもっと出て欲しいところだ。

 ファンが集う場としては、るみけっとなど新たなイベントが加わった一方で呪泉郷端展示即売会が今年かぎりとなるなど、多少の出入りがあった。NET利用者の場合、チャットやオフ会などファンが集まって交流を深める機会というのはそれなりにあるわけだが、NETを利用していないファンのための交流の場は依然として少ない。

 「犬夜叉」のアニメ化に伴い、オフィシャルなイベントも開かれるようになるだろうが、客席に座って見るだけとか買い物をするだけのイベントでは味気ない。ファンが直接参加して何かをするイベントが欲しいと思う。その役割を誰が(どの団体が)担うのか、その辺は今後の課題だろう。そこまでする必要はないという選択肢もあるが…。

 21日、もっぱらコミケカタログのまんがレポートを読んで過ごす。毎度、コミケ前に読破したいと思いつつ、読みきれずに参加することになる。今回こそはと思うけれど、やはり量が多い…。コミケ後に残りをゆっくり読めばいいのだが、終わってしまうとあまり読む気がしなくなってしまう。あれはやはり、本番に向けて盛り上がっていく気分とともに読むからいいんだろうな。(笑)

 22日、コミケ前に部屋の片づけを開始する。1年間ため込んだサンデーをスクラップする時期が今年も来た。この日はまず、いらないものをどんどん捨てて収納スペースを確保するだけで終わった。恐らく、同感のの人が多いと思うが、いらないものを捨てろと言われても、そうそう簡単には捨てられないものが多い。迷ったり、内容を再確認したりして時間がかかる。

 特に今年はオークションでコレクションを増やしたから、収納場所が例年に増して足りない。るーみっくの古い同人誌については、るみけっと準備会に全部寄贈することになっていたのだが、いろいろあって事務が進んでいないので、未だに自分の部屋にある。これがなくなると大分余裕はできるのだが、それもすぐに埋まってしまうんだろうな…。(汗)

 増やしたコレクションについても整理が必要だ。HPに収蔵品展示室を設けたこともあって、今後の拡張のためにしまい込む前に画像を作っておきたい。テレカなどはまめに取り込んでいたのだが、デジカメを使わないとならない大きいものについては、画像化が進んでいない。こんなことをしていたんでは、年が明けてしまいそうだけど…。(汗)

 23日、いよいよサンデーの解体に入る。もちろん、「犬夜叉」を中心にるーみっく関係の絵や記事があるページはすべて拾う。見落とさないように目を皿のようにして隅から隅までチェックするので、結構時間がかかる。そこまでするのは、「らんま」のとき、これをやっておかなかったために、抽プレグッズがいつ頃何名にプレゼントされたかなどの情報がわからなくなってしまったという苦い経験があるからだ。

 雑誌のまま解体せずに保存しておければベストなのだが、それをしようと思ったら倉庫を建てないとダメだ。これから先も膨大に増えていく資料…。できれば年間単位でデジタルデータ化して保存できればいいのだが、データ化する時間がない…。何をするにも時間がかかる。時間はお金じゃ買えないからなぁ…。(実際、一歩一歩確実に死に近づいていってるわけだし…。汗)

 「死」なんて言葉を口にするのはあまりいいことではないが、実際のところ男女の平均寿命を考えたら、自分が高橋先生より先に死ぬ確率の方が高いわけだ。高橋先生がかつての言葉どおり、老後、養老院に入って死ぬまで漫画を描き続けるとしたら、私は高橋先生の全作品を読むことはかなわないことになる。うーむ、何とかしぶとく生き延びたいが…。

 それはそうと、いつものことながら解体しながら他の作品を読みふけってしまうので、作業が進まない。普段はどうしても「犬夜叉」中心で、他の作品は流し読みなので、こういう機会にじっくり読んでみたくなってしまうのだ。私はもちろん高橋先生の作品がいちばん好きだが、他の漫画だっていいものはたくさんある。好きな作家、好きな作品だけを礼賛して、他のものを排斥してしまうのは正しくないと思う。

 確かに自分が好きな作家や作品と同等以上の人気がある作家や作品に対して嫉妬を感じてしまうことはあるだろう。だが、人気があるからにはよいところがあるに違いないのだ。たとえ自分にはそのよさがわからなくとも…。そういう例で言えば、私は宮崎駿氏のアニメ作品は好きでない。しかし、それらが悪い作品だとは決して思わない。いい作品だけど、私の好みではないというだけだ。

 部分的な注文はいくらでもある。アニメ「犬夜叉」についても結構書いてきているが、これはあくまで全体をいいと評価した中での感想と注文(希望)だ。いいからもっとよくして欲しい…。受け手の要求は果てしない。(笑) アニメのかごめちゃんがもう少しかわいく描かれていたら、男性ファンがもっと増えるだろうに…。(そんなレベルだったりする。笑)

 まあ、そんなわけて他の作家、作品のよさも認めているので、こういう機会にまとめ読みしたくなってしまうのだ。ずいぶんと言い訳が長くなってしまったな。(笑) 結局、この日は半分程度まで整理しただけに止まった。(進まねーなぁ…。汗)

 24日、クリスマス・イヴだが出勤だ。昨年は確か冬コミだった…。当然というのも何か悲しいけど、この日をともに過ごす特定の異性などいない。だから仕事でもいいと言えばいいのだが、なんとなく気分がすぐれない。もうこの歳になると彼女が欲しいとか結婚したいとかいう気持ちも枯れてきているのだが、まだ少しは残っているのかな…?(笑)

 帰宅後、前日に続いてサンデーの解体作業をした。たった数冊しか進まなかったが、それでも翌日がいくらか楽になる。うーむ、そんなことしか書くことがないクリスマス・イヴというのは、確かに寂しいかもしれないな…。(苦笑)

 25日、午前中にサンデーの解体作業を終え、午後はちょっと買い物に出た。先日の「REAL MEMORIES」制作で使い果たした編集用品やコミケで使う小物を買いに出たのだ。るみけっと2のプレゼント抽選に使う予定の福引機も探したのだが、そういうものは見つからなかった。やはり業務用なのかな…? まあ、ビンゴゲームで代用できるけど…。

 帰りの電車の中でふと吊り広告に目が止まった。某・厄除大師の広告だったが、来年厄年を迎える人の誕生年が書いてあった。それによると私は来年が本厄だ。とういことは、今年前厄だったわけだ…。なのに何もしていなかった。(汗) そんなに信心深い方ではないのだが、今年いろいろとよくないことが続いたのはそのせいかななんて思えてきてしまう。

 それはあくまで結果であって、自分自身がふがいないだけだと自らを戒めることは必要だと思うが、気休めでも厄除けのお参りには行っておいた方がいいなと思った。こんなとき日暮神社のモデルになったところが具体的に存在したらなと思ってしまう。きっと「犬夜叉」ファンでごったがえすことだろう。ついでに四魂の玉のお守りも買ったりして…。(笑)

 26日、朝すっかり忘れていたので、帰宅途中にコンビニに寄って週刊少年サンデー1月26日増刊特別編集「犬夜叉」キャラクター登場編を買った。まあ、それほど大したものではなかったのだが、一応出るものは押さえておきたい。オタクの性というものだな…。(笑) でも、逆髪の結羅のシリーズがカットされてたのはいただけないぞ。次号を出すなら、結羅の描き下ろしセクシー・ピンナップを付けるべし!(こらこら…。笑)

 ここの更新もしたいところだったが、コミケ前だしあまりネタもないから、とりあえず19日分だけ書いて追加した。それよりもそろそろコミケの出発準備をしないといけない。新刊は全部直接搬入だから関係ないが、既刊を箱詰めしなければ…。といっても、もう手元にある本も残り少ない。ここんところ、いかに本作りをさぼっていたかがよくわかる。(汗)

 「REAL LOVE」Vol.3は通販用として保存しておいたのが5冊しかない。急遽、名古屋の即売会用に預けていたものを送り返してもらうよう連絡しておいた。が、もしかしたら今回のコミケで完売してしまうかもしれないので、通販を一時停止することにした。再開時には「REAL MEMORIES」が加わることになると思う。

 まあ、今回どれだけ買い手が増えるか未知数なので、何とも言えないが…。停止しといて完売しなかったら、恥ずかしいかも…。結構下ネタが多いからやばいかなぁ…。(汗) もっと、かわいい絵が描けるといいんだけどね…。

メニューに戻る