飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2000年>

9月12日(火)

 本業のスケジュールに振り回される日々が続く。研修で職場を離れ、戻ってきたら仕事がたまっている。まさに悪循環だ…。ちょっとしばらく頭をからっぽにしてみたい。できるものなら…。

 6日、「犬夜叉」だが、また新たなシリーズへの導入部だ。前の闘いで犬夜叉の血の臭いの変化が気になってしかたがない殺生丸は、父親の知り合いであった朴仙翁を訪ね、犬夜叉の変化の秘密を知る。それは、大妖怪の血を半妖の身で受け継いだ犬夜叉ならではの悲劇と言えよう。

 私はかなり前に「犬夜叉」という作品における最も悲劇的な結末について語ったことがある。ここで書いたのか、どこかの集まりで口にしたのか忘れてしまったが、確か弥勒が、四魂の玉で犬夜叉が本当の妖怪になったとき、かごめや七宝を食い殺すかもしれないと指摘した頃だった。

 珊瑚が四魂の玉が生まれた経緯を語り、四魂の玉が悲劇を繰り返させてるんだと語ったときにもそれが頭をよぎった。「犬夜叉」における最も悲劇的な結末とは、つまり第1話の再現である。それも、かごめが自らの手で再び犬夜叉を封印しなければならなくなるという結末だ。

 その頃は、四魂の玉で本当の妖怪になったときを想定していたのだが、ここへきて大妖怪の血による変化という危険因子が加わってきた。こうした危険性がちらちらと示唆されてきていることに、その最悪の結末の臭いを感じてしまう。

 もっとも、そういう事態に陥りながら、最後の最後で大逆転が待っているという可能性は十分にあろう。臭わされれば臭わされるほど、そう見せかけておいて…という期待が高まってしまう。その結末に殺生丸とりんがどう関わってくるかも…。(笑)

 さて、この日から研修だ。基礎的な座学はどうしても眠くなる。睡魔との闘いだ…。それを乗り越えると夜は懇親会だ。この日は研修生同士の懇親会ではなく、講師の1人が元上司なのでそちらの関係の懇親会だ。あと2日研修があるからセーブしたかったのだが、そういうわけにもいかなかった。(汗)

 帰宅時間はそんなに遅くならなかったが、かなりの量になってしまった。そうなるともう、早く寝るしかない。早く寝てアルコールを抜かないと、翌日の研修が大変なことになる。ただでさえ眠いのだから…。というわけで、22時にはもう寝てしまった。それでも翌朝しっかり残ってしまったが…。(汗)

 7日、久々の二日酔いで研修に臨むことになった。午前中の状態は最悪だった。まあ、気持ち悪くならなかったのは幸いだったが、頭痛と酔いからくる浮遊感は昼過ぎまで残った。そしてこの日は研修生の懇親会だ。酒量はセーブできたが、いろいろと話すことが多く、帰宅が遅くなってしまった。

 まあ、こういうところで面識を広げておくのは大切なことだから、決して嫌なことではないのだが、時間が欲しいときに時間が思うように取れないことにイラついてしまう。ちょっとあせり過ぎなのかもしれない。何か追い込まれているような気がしてならない…。財布の中身は確かに追い込まれているが…。(笑)

 8日、ようやく研修が終わり、夕方には職場に戻った。と、当然のごとく研修中にたまった仕事が待っていた。まったくもって悪循環だ。大変な方へ、大変な方へと流れていってしまう。そんなわけで、また帰宅が遅くなってしまった。

 帰宅してからは、ここの更新作業だ。悪い予感がしていたのだが、やっぱり金曜日になってしまった。実際には、疲れていたので更新は翌日(土曜日)にしようかと何度もめげそうになって、金曜日更新もやっとのことだった。うーん、何でこんなに疲れることばかりなのだろう?

 9日、ようやくの休日だ。が、疲れている…。とにかくもう、頭も体もからっぽにしたかった。疲れやあせりがたまりにたまってストレス満タン状態だ…。1日中ぼんやりと想像にふけってみる。でも、やっぱりダメだ。るみけっとのお茶会ネタなどがどうしても入りこんできてしまう。

 それで名案が浮かぶのならいいのだが、漠然としたイメージばかりだ。そこから煮詰めて集中しようと思うと、逆に興味が別のところへ切り替わってしまう。現実逃避かな、やっぱり…。毎年、必ずこういう時期がくる。意を決してやり始めると根性入るのだが、時すでに遅しってことも多いからなぁ…。(汗)

 それはそうと、現実逃避モードになると、今までと逆のことに興味が集中してしまうから面白い。普段はちょっと放ったらかしに近い高橋留美子*ぷち資料館のコンテンツに手をつけてみたくなったり、ここしばらく書いてなかった作品考察を書いてみたくなったり…。

 何ていうか、そういう性格なんだなーとつくづく思う。1つのことに縛られると、他のことがしたくなる。そのくせ、自分から1つのことにのめりこむと、とことんやらないと気が済まない。後の方の目に転んでるときはいいんだけどね。(汗)

 10日、どうも家にいると考え込んでどんどん自分で自分を追い込んでしまう。他のことがやりなくてしかたないんだけど、それをやってたらどんどん時間がなくなるからやっちゃダメだと自制する。そうなると当然、欲求不満に陥る。

 以前の私ならそういう場合、衝動買いに走ることで憂さ晴らしをしていた。が、今はその金がない…。何かハケ口が欲しいところだ。そう言えば、今年は一刻会の面々と会う機会も減っている。これがいけないのかもしれない。バカ話をしているうちにアイデアが浮かぶことも多いわけだし…。

 といっても、この日に一刻会の集まりがあるわけではないので(あれ、あったっけか? それすらわかってない。汗)、午後からブラブラとウィンドウ・ショッピングに出かけた。金がないので見るだけだ。見るだけでは気が晴れないかもしれないなと思いつつ…。(笑)

 結局、これといっためぼしいものもなかったので、残り少ない金を浪費せずに済んだ。時間はしっかりつぶれてしまったが、精神的に行き詰まりながらつぶれるよりはいくらかマシかもしれない。心に余裕がないから行き詰まる…。心が遊べないとダメなんだな、きっと…。

 11日、いつもの仕事は楽だったが、研修の事後調査表を書かねばならないという、自分にとって最も苦手な仕事をこなさねばならなかった。これはいつもどう書いていいか悩むのだ。本当は正直に書きたいところだが、まず間違いなくコピーが講師のところへ行くだろうし、気を遣わざるをえない。

 人事課への提出前に上司に見せなければならないのも嫌だ。それで直せと言われて、自分の本音と逆さまの内容になることもある。自分の部下の評価を上げたいという気持ちもわからないではないが、本人の気持ちと裏腹では…。(汗)

 結局、いつもの仕事の合間に少しずつ書いて、何とか終業までには下書きを終えたけれども、やっぱりちょっと本音偽ってるなー。あんまりいい子になって出世したいとは思わないんだけど…。(給料が高くなるに越したことはないが…。笑)

 帰宅後は「気まぐれモノローグ」の原文書きだが、どうも精神的に低調なので進まない。ここの更新さえもつらくなってきつつある。こんな「気まぐれモノローグ」じゃ、読んでも面白くないに違いない。人によっては、バカなことで悩んでるなぁと笑えるかもしれないが…。(苦笑)

 12日、昼のニュースで名古屋の状況を見て驚いた。名古屋には知り合いもいるし、23、24日には一刻会の名古屋集会がある。それまでには水は引くだろうが、他人事ではない。仲間に会ってないのが行き詰まりの原因じゃないかという気がしてきたから、何とかその機会をつぶしたくはない。

 懐具合が苦しいから宿泊はつらいし、23日は出勤だから24日しか参加できないが、気の合った仲間と会うことで何かきっかけをつかみたい。それまでに解決できればもっといいのだけれど…。(笑)

 さて帰宅後だが、原文がほとんど書けてない。ということで、更新はまた遅れが決定だ。努力はしてみたが、やっぱり間に合わなかった。夜に弱くなったのがきいてるな…。う〜む、ほんとはここの大更新がしたくししかたないのだが…。(いや、ほんとの話。笑)

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