飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1997年>

7月29日(火)

嵐のような執筆期間が終わって、ちょっと一息…。ここしばらくは執筆経過の報告ということで、日々それなりに変化があったが、これからはそうもいかないだろう。もともと気まぐれ刊というつもりで「気まぐれモノローグ」と名付けたこのコーナーだ。あまりるーみっくと関係のない話題ばかりでもしかたないだろうということで、ここからは、文字どおり気まぐれで行こうと思う。

23日、とりあえずここの更新作業に専念した。2週間分の「気まぐれモノローグ」だけじゃ芸がないので、他も少し手を入れてみた。同人サークル「飛鳥鳳凰堂」のページの既刊同人誌の紹介に早速「REAL LOVE」Vol.2を加えたのだが、考えてみれば、まだ「既刊」ではなかった…。(笑)

ここで、サービスの立ち読みは8月17日の初売り以降まで待ってくれとしているわけだが、これは何ももったいぶってるわけじゃなくて、8月13日にならないと本も原稿も戻ってこないので、取り込みのしようがないからなのだ。(笑)

25日、帰りの電車の中吊り広告にラムちゃんのコスプレをした外人のおねーちゃんを見つける。これはNewsweek(日本版)の中吊りだが、海外でウケてる日本アニメに関する記事があり、そこに写真が載っていたのだ。

ところが、最初は全然気がつかなくて、変な外人のねーちゃんが載ってるなと眺めていた。変な緑色の髪で、虎の水着なんか着て…、ツノがあるじゃん!なんだ、ラムちゃんだったのか…ってな具合だった。(るーみっくファンなら、もっと早く気づけよ…。汗)

そういえば、少し前に、やはり中吊り広告で俵万智さんの「かすみ草のおねえさん」というのを見て、思わずピクッときたことがあった。別にかすみおねーさんのことをイメージして書かれたわけじゃないだろうが、かすみおねーさんファンとしては、つい反応してしまう。性よのう…。(笑)

イメージして書かれたのではということで怪しいと感じているのが、山下久美子さんが歌っていた「シャンプー」という曲…。この曲の歌詞は、どうも「別了」(「らんま1/2」第4巻PART.10)直後のシャンプーをなぐさめてるような内容に思えてしかたがないのだ。

だいたい、「シャンプー」というのが女性の名として用いられるかたちになっているところからして妙に怪しくて、もしかしてと考えてしまう歌だ。(笑)

26日、以前、MIDI音楽のテープ(うる星の曲のオリジナルアレンジ版)を送ってくれた人へのお礼に、1992年にプロトタイプを作りかけて途中で断念した「めぞん」の未発表BGM集を送るべくダビングを開始した。

「めぞん」のBGMは川井憲次氏がマスターテープを1本紛失してしまったために、失われてしまって収録不能の曲がいくつかあるようで、残念この上ないのだが、これはその話を聞くより前に、出してくれないなら自分でやろうと思い立って、少し手をつけたものだった。

しかし、途中で妙に疲れてきてしまって(特に、ダビングでというわけでなく、疲れがたまっていたせいなのだが…。)、そのまましばらく昼寝してしまった。(汗)とりあえず、片面だけ録音して、あとはこの次にした。

27日午前中、原稿執筆中から少しずつ進めていた、高橋留美子*ぷち資料館の新コーナーの作成を少しやった。新コーナーといっても、漫画作品一覧に付随する内容なのだが、長期連載作品について、1話ごとのものをと考えているのだ。

1話ごとといっても、長期連載作品は単行本も売れていて当然よく知られているし、いまさらあらすじやそれに対する感想を単純に書いても資料的価値はない。だから、初出掲載時のデータ(掲載誌の号数、発売日、掲載頁数、扉絵、関連記事、当時の時代背景など)をまとめてみることにした。

とはいえ、掲載誌を雑誌のかたちで保管しているのは「めぞん」しかない。「らんま」は切り抜きにしてしまったし、「うる星」はわずかしか掲載誌を持っていない。「ダストスパート!!」に至っては皆無だ。「犬夜叉」はまだ、そんなことをやってもあまり意味がないので、とりあえずは「めぞん」だけという計画で進めて行くことにした。

しかし、「めぞん」掲載のスピリッツも正確には1冊だけ抜けていたのだ。切り抜きでは所有しているから、扉絵の取り込みとかには支障ないのだが、関連記事などをうかがい知ることはできない。そういう状態での強行だが、抜けてる分は素直に抜けてると公表しようと思った。もしかしたら、それを見た人が厚意で情報を提供してくれるかもしれないし…。(ムシのいい話だ。笑)

さて、この日の午後は、コミケ当日用に小物の買い出しに出かけた。いままでは、よそのブースに厄介になってたから、必要なかったが、自分のブースとなると必要なものが出てくるのだ。

買い物ついでに神保町に寄ってみた。執筆でしばらく遠ざかってたから、ほんとについでだったのだが、これが幸運をもたらした。あった!あったのだ…。1冊だけ抜けていた「めぞん」掲載のスピリッツ(1987年10号「本当のこと」掲載)が…。

飛鳥は、連載開始からファンだったわけではない。飛鳥が「めぞん」を読み始めたのはむしろ後半期だ。連載は、キャバレー・バニーでのバイトが発覚した回からだった。最後の10数回程度は、なんとか切り抜きで保存したのだが、その後どうしても欲しくなって、1988年の1月から必死に「めぞん」掲載のスピリッツを集め始めた。しかし、9年半たった今日まで、この号だけは見つからなかったのだ。

恐らく、誰かるーみっくファンが保存していたものを放出したのだろう。サンデーも「うる星」掲載のもの「らんま」掲載のものがズラリと出ていた。そういう意味では、ちょっと淋しい気もする。私にとっては、ありがたいことだが…。(汗)

29日、再び仕事帰りに神保町に寄る。実は「らんま」掲載のサンデーも1冊抜けていたのだ。「らんま」は連載開始時からまめに切り抜きをしていたのだが、あとで調べたら1冊だけ、切り抜かずに処分してしまったらしいことがわかって、非常に悔しい思いをした。

なぜ、27日に買わなかったのかというと、「めぞん」と違って「らんま」の方は抜けてるサンデーの号数が何年の何号か憶えていなかったのだ。(笑)それで、確認してから、改めて買いに行ったというわけだ。抜けていたのは1991年29号(「噴き出す罠」掲載)。パンスト太郎登場シリーズの中盤にあたる。

まあ、一斉放出ということがあったからなのだが、いままでどちらも探したけれどなかなか出てこなかったのに、ここで一気に手に入るとは…。同人誌をがんばったご褒美だろうか?(笑)

これで、「めぞん」と「らんま」の補完計画は完了した。あとは「うる星」と「ダストスパート!!」だが、これは一生かかっても無理かな…。金ためて、全号揃いのものでも買わないと…。(汗)

メニューに戻る