飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2000年>

5月2日(火)

 るみけっと1が終わって1週間…。やっと一息と言いたいところだが、もう一刻会の全国集会が目前に迫っている。こっちの準備が間に合わない…。うーむ、もう少し日程をずらさないと苦しいな…。(汗)

 4月26日、「犬夜叉」だが、今度は犬夜叉と獣郎丸の闘いが始まった。最初、犬夜叉の攻撃があっさり入り、意外な展開になったように思えたが、獣郎丸の真の恐ろしさは別のところにあった。人間のような姿の体とは別にカマキリとヘビが合体したような別の体があったのだ。

 どうやらこいつが素早く動き回り、奈落の首を落としたりしていたようだ。人間型の体の方は口から妙なよだれ(?)をたらしていて知性が感じられないが、こちらのヘビカマキリ(勝手に命名。笑)の方はそれなりの知能を備えているようだ。

 このヘビカマキリに犬夜叉は背後から腹を食い破られる。その程度では死なないはずだが、鉄砕牙が重くなって動きが鈍くなっている犬夜叉だ。獣郎丸のスピードについていけるかどうか? そして、動くものすべてを殺そうとする獣郎丸から仲間を守ることができるのだろうか?

 一方、賢さを発揮して逃げた鋼牙だが、妖狼族の仲間に犬夜叉が危険なら、一緒にいるかごめも危険なのではと指摘されてあわてて引き返した。ちょっと抜けてるこのあたりがまた人気につながるかもしれない。るーみっくキャラのいいところは、時々こういう憎めないボケが入るところにあると思う。(笑)

 さて、この日は何も予定がなかった。本当なら、るみけっと1の残務整理をするところなのだが、この日になって疲れが一気に出てきてしまった。るみれっとに続いて月曜日の「犬夜叉」観劇、火曜日のHP更新があったから、その分までまとめてきてしまったのかもしれない。(汗) 帰宅後はもう早めに寝るしかなかった。

 27日、前日に続いて体調はよくない。できたのは、MLや掲示板などを回ってるみけっと1についての感想を拾ってみることぐらいだった。日曜日には反省会があるし、自分自身の感覚とは別にどのように感じてもらえたのかが知りたかった。ほとんどがそんなに悪い反応ではなかったが、悪かったところもあるはずだ。なかなかそういうことは率直には書けないのだろうが…。

 そうなると、当日、会場でアンケートをとらなかったことが悔やまれる。用意した方がいいという提案はあったのだが、それじゃ誰々がやってくれという具体的な指示に至らなかったので、結局誰も用意しなかったのだ。こういう曖昧なところが多かったのが、今回の大きな反省点の1つだ。

 その手のアンケートの場合、文句や注文のある人、腹が立った人ほどしっかりと書くものだ。賞賛や激励は確かにうれしいが、自分たちでは気づかなかった悪い点の指摘は重要だ。気づかなければ、いつになっても改まらない可能性があるわけだし…。

 28日、ようやく体調が回復する。まあ、この日を乗り切れば3連休ということもあったし、この日は3回目の「犬夜叉」観劇というのが元気の源になったようだ。(笑) どんなに疲れていても、好きなことが近づくと元気になるのは私だけではなかろう。だいたいの人はそういうもんなんじゃないかな?(笑)

 この日は仕事が少し長引いたので、開演ギリギリの到着となった。月曜日の夜はセリフの途中で笑ってしまうNGが伝染してちょっと締まらない舞台になってしまったので心配だったが、この日はまずまず締まっていた。もっとも、裏陶役の右近氏は相変わらず自分の演技に熱が入り過ぎて、自分自身のギャグに笑ってしまっていたが…。(笑)

 29日、久しぶりに寝坊ができた。しかし、るみけっと1の会場で描き切れずに預かっていたスタッフのスケブ(スケッチブック)のイラストをいい加減仕上げなければならない。というのも、この日の夜にスケブの持ち主と会うことになっていたからだ。東京グローブ座で…。(これで4回目、この週だけで3回目だよ。笑)

 そんなわけで、昼前から出発間際まで忙しかった。後回しにする代わりに持ち帰ってカラーで描くと言ってしまった手前、そうしないわけにはいかない。まあ、カラーの練習になるからそれはそれでいいのだが、それで芝居の開演に間に合わなかったら洒落にならないところだった。(調子に乗って、2枚約束してしまったからなー。笑)

 さて芝居だが、冒頭、犬夜叉役の佐藤アツヒロの声がかなりかすれていたのでちょっと心配になった。連日の舞台でシャウト気味のセリフの連続だ。のども傷んでくるだろう。最後まで声が持つのか心配だったが、何とかこの日は途中から持ち直し、最後まで持った。この先がちょっと心配ではあるが…。(汗)

 また、この日の芝居はハプニング続出だった。芝居の前半でかごめが2度も携帯電話を落としたり、自分の力でははずせないはずの言霊の念珠が犬夜叉の首から勢いですっぽぬけてしまったり…。裏陶は相変わらず自分のギャグのオーバーさに自分で笑ってしまうし…。(汗)

 その一方で回を重ねていくうちにセリフの変更やアドリブも増えてきた。弥勒が犬夜叉に対して「おまえは小学生か!?」と突っ込むと、すかさず犬夜叉が「たて笛も得意だぜ!」と切り返すといった具合だ。そうしたアドリブでよかったものはそのまま次の舞台にも引き継いでいっているようだ。

 こうなってくると最終日が注目される。最後にはいったいどう変わっているだろう? 5月24日の東京リターン公演、どうしても行きたくなってきてしまった。うーむ、もうチケット発売済みなんだよな。またオークションで落とすか…。(笑)

 30日、るみけっと1の反省会のため、豊田へと出向いた。13時から17時まで会場をとってあったのだが、それでは終わらないほど反省点が出てきた。主なものを挙げていくと、概ね「準備不足(始動の遅さ)」、「会場の狭さ」、「経験不足による読みの甘さ」といったところに集約される。

 会場の狭さはより広い会場に変えることで解消できる。損保会館は立地条件と机などの備品がきれいで評判がよかっただけにもったいないという気もするが、あれではちょっとつらい。使うとしても2階のより広い部屋になるだろう。来年は「犬夜叉」がアニメ化されてサークル参加も一般参加も増えることが予想されるし…。

 始動の遅さからくる準備不足や経験不足からくる読みの甘さは、今回、スタッフ個々が痛感したことだろうから次回はもっと危機感を持って進められるし、感覚はつかめたはずだ。いちばん大事なのは、与えられた環境で何ができるかではなく、何をやりたいかを先に決めてそのための環境を用意することだ。

 るみけっと1は、前者的なやり方になってしまった。先に会場を選んで、そこの利用時間の区切りからそれまでの時間でやれることを割り振った。だから、やりたいことがあまりできなかった。今度は逆だ! やりたいことをやるための会場選びをしようと思う。

 5月1日、6日が出勤のためその代休の日である。遅れていたプレゼント抽選会の不在当選者への当選通知を作成して発送した。直接賞品を着払いで送るという手もあったが、着払いのことを知らずに投票した人がいるといけないし、まずは意志確認をしておこうと思ったのだ。ちょっとまわりくどいが、念には念を入れておいた方が間違いなかろう。

 そしてこの日は3日からの一刻会の全国集会、一刻CONのための準備もしなければならなかった。しかし、こちらは思ったほどはかどらなかった。自分が担当する夜の部の企画のうちオークションのための供出品の選択や今回初の試みとなる一刻会お宝鑑定団の出し物の選択、進行の構想などに悩んでしまって、部屋がちらかるばかりだった。(汗)

 さらに、遅れている「気まぐれモノローグ」の原文書きも少しは進めておかねばならない。こうなると、うまくマルチで動けない飛鳥はどれも中途半端になってしまうのだ。結局、休日まる1日かけてほとんど進展がなかった。こういうところが自分のいちばんダメなところだと思う。もっと早い段階で人を使うことを覚えないと…。

 2日、一刻CON前日だ。仕事から帰宅すると、まずはここの更新だ。とりあえず、「気まぐれモノローグ」の4月25日分の追加とるみけっと公式ホームページの一部を更新した。それからは徹夜で一刻CONの準備作業だ。まずはオークションに出品する品をかき集めて仮梱包する。続いてお宝鑑定団の出し物のチェックだ。

 今回、初めてお宝鑑定団をマジに企画したのは、目玉となる品物があったからである。それは3月4日にまんだらけで発見して購入したものだった。(「気まぐれモノローグ」3月7日分参照。) かなりレアなものであるが、中味を確認するのが大変なのだ。出品するにあたっては一応中味について解説せねばならない。その場で確認するのはまず不可能だから…。

 確認のためには一旦バラさなければならない。もとに戻すのが大変だが、これはもうしかたがない。そのためにかなりの時間を要した。そのチェック終えたあと、もう1つの目玉のための準備である。こちらはオークションで落としたレコードである。市販品だから厳密にはレアとは言い難いが、実際に中古品として出回る確率は非常に低いものだ。

 これを紹介するにあたって、その中の1曲をテープに録音しておく必要があった。ところが、私のところにはMDデッキがない。カセットデッキは壊れているし、録音できてもウォークマンを持ってないから現場での再生が困難だ。あるのはDATウォークマンだけなので、DATに録音するしかなかったのだ。

 普段は接続していないDATウォークマンをステレオに接続するのがまたひと苦労だった。(汗) 裏の配線を外して、ターンテーブル(いまだに持ってるところがすごいだろ? 笑)の音がアンプを介してDATに入るようになるまでに時間がかかった。ちゃんと機材を引き出さずに、面倒くさがって手探りでやったのがかえってまずかった。(汗)

 そんなわけで、録音を終えたときにはもう完全に夜が明けていた。もう一刻CON当日である。これから朝食をとって、最後の梱包にかからねばならない。うーむ、集合時間に間に合うだろうか? ちょっとやばくなってきてしまったぞ…。(汗)

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