飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2000年>

4月11日(火)

 るみけっとの準備集会が9日、日本青年館で行われた。ある程度分担も決まったが、スタッフの絶対数が足りない。当日手伝ってもいいと表明している人たちが他に何人かいるが、当然その場で指示しなければならない。その辺がうまくいくかどうかがカギとなるだろう。最初から完璧は無理だと割り切ってはいるが…。

 5日、「犬夜叉」だが、やはり鉄砕牙には犬夜叉の変化を抑える力があるらしい。弥勒やかごめたちはそのことを知らされているが、犬夜叉にはまだ伝えていない。刀々斎は相変わらずすっとぼけているが、どうしてなかなか考えている。犬夜叉をうまく丸め込んだし…。(笑)

 一方、殺生丸のもとに神楽が姿を現す。ここで1つ意外な方向への伏線が張られる。神楽は奈落を殺してくれる者を探しているのだ。奈落に心臓を握られている神楽にとって、奈落は自由を束縛する憎い男でしかないようだ。奈落から生まれた分身でも、肉親的な感覚はないらしい。

 そうなってくると、今後の神楽の動きが楽しみになってくる。うまく奈落の手から心臓を奪い返した場合、どういう方向へと進んでいくのか? 風のように自由気ままに生きていくのだろうか? それとも結局、奈落や犬夜叉たちと関わってくるのだろうか?

 その頃、奈落は第4の妖怪を生み出していた。そいつは生まれるなり、いきなり奈落の首を落とした。まあ、こんな程度で奈落が死ぬわけはなかろう。かごめの矢でやられたときも首だけで生きていたのだし、こんな簡単に死んだら、いままでの展開は何だったんだという話になってしまうし…。(笑)

 ただ、だんだん力のある妖怪を生み出せるようになってきているという感じはする。これも四魂のかけらが奈落の妖力を高め続けているからなのだろうか? 鉄砕牙の重さに振り回されているようでは、犬夜叉に勝ち目はないかもしれない。まだまだ犬夜叉には強くなっていってもらわなければということだろう。

 そう考えると、そんなに近い将来に犬夜叉が完結することはなさそうだ。もっとも、妖怪に変化した犬夜叉と奈落を今の段階で闘わせてみたいという気持ちも結構あるけれど…。(笑)

 さて、この日は本番前最後のバンド練習だ。いままで来なかったキーボードとギターが参加する。どちらもできる人のようだから、そんなに心配はなさそうだ。それよりも、ときどきスカっと空振りする自分の右手の指がまずい…。(汗) まあ、失敗したらしたで開き直ってしまう方だけど…。(笑)

 6日、だんだんと本業の方が忙しさを増してきた。経理関係に関わって4ヶ月、初めての決算だし、どうしても慎重になって仕事が滞る。前年度の書き方を参考にして間違えないようにと思うのだが、中にはそこの数字がどこからはじかれたものなのかまったくわからないものもある。

 前任者が突然家庭の事情で退職することになっての異動だ。その前任者も決算未経験だったから、充分な引き継ぎができていないだけに苦しい…。誰が来たとしても、かわいそうな役回りである。係長はどうせあと1年で定年だからと言って、手伝ってくれないし…。(汗)

 7日、とろとろしてる間に4月も1週間が過ぎてしまう。るみけっとまであと2週間あまりだ。準備集会も目前だし、プレゼント抽選会の投票券を作成しておかなければならない。そのための用紙は買ってあるが、原文を打ってプリントアウトしなければ…。

 ところが、自宅のパソコンに入っているソフトではどうにも罫線が引きにくくてしかたがない。最近のワープロソフトやDTPソフトは機能的には確かに優れているのかもしれないが、複雑すぎて使いこなせない部分もかなりある。もっと単純なものも時には欲しいのだ。

 その点、OASYSの罫線は単純でいい。罫線でテキスト1行分食ってしまうという難点もあるが、安定した位置に罫線を引ける。しかも、キー操作で引けるところがいい。何でも細かくできるようになればいいというものではない。あまり大ざっぱすぎても困るけど…。(笑)

 8日、出勤だ。職場に行けばOASYSが使えるので、昼休みにちょっと使わせてもらう。とりあえず、10枚分の原紙を作成すればいい。あとは帰宅後に近所のコンビニでこっそり用紙をカラーOA紙に入れ替えてコピーをとればOKだ。(こらこら。笑)

 るみけっと直前の日曜日(16日)が出勤予定なので、何とか9日の準備集会に投票券を持参して、16日に切り離しと10枚1組に綴じる作業をしておいてもらわねばならない。こういうものは、人海戦術に限る。

 まあ、そんなには来ないだろうとは思うのだが、一応カタログが300部あって、カタログ購入者に1セット投票券を渡すことになっているから、300×10枚の投票券が必要だ。1枚の紙に12枚ずつ印刷してあるから、全部で250枚のコピーである。

 コンビニのコピーはいまいち速度が遅いし、こっそり紙を入れ替えてるという負い目があるから、かなりハラハラドキドキものである。下手に紙詰まりを起こしたらやばい…。まあ、なんとか何事もなく終えることができたが…。(普段の心がけがいいから…。笑)

 9日、るみけっと準備集会の日だ。準備も万全に整って、念の為に出かける直前にメールを確認した。と、私が裏表紙のイラストを描いた本の主宰者から、執筆者後記を準備集会の会場で受け取りたいとのメールが届いていた。ちょっと待て! そういうメールはもっと早くよこしてくれ!(汗)

 とにかく描くしかない。おかげで出発が30分遅れてしまった。当然、到着も遅れて20分の遅刻だ。うーむ、メインスタッフが遅刻では、しめしがつかんなぁ…。(汗) 

 この日集まったのは11名…。その他にもあてにできるスタッフが数人いるから、15名以上は確保できそうだ。交替要員を考えるとそれでも少ないが、実績のない現状ではぜいたくも言えまい。今回、そこそこの成功をおさめれば、スタッフ希望者も増えてくれると思うし…。

 スタッフ以外のサークル参加者がいなかったので、最初からスタッフミーティングに入った。それぞれの担当を割り振り、作業の説明をする。ミーティングは2時間に及んだ。だが、このミーティングだけでは覚えられまい。ちゃんとしたマニュアルが必要だと思う。

 最初から完璧にやり遂げるのは難しいが、どうせ完璧なんて無理なんだからといい加減な姿勢で臨むのは正しくない。考えつくかぎりのことをしても至らない点が出てくるのはやむをえないとして、不慣れを口実にしてはいけない。

 最大の問題は、そのマニュアルを誰が作るかだ。うーむ、やっぱり私になってしまうのか…?(汗) それには体がもう数体欲しいところだが…。(いつもそんなこと言ってるなぁ。笑)

 10日、本業はどんどん忙しくなるばかり。帰宅は遅くなるし、疲れもひどく、飯食って、風呂入って、寝るだけで終わりだ。当日までにまだまだ準備したいことはあるのだが、まだ2週間あるせいか、ちょっと気持ちが負けている。(汗)

 ここの原文も全然書けない。翌日の更新は難しい状況だ。本当に切羽詰まれば、やるしかないと最後の力をふ振り絞れるのだが、まだ緩みがあるからそこで力が抜けてしまう。そこのところが、自分のいちばんよくないところだとわかってはいるのだが…。(汗)

 11日、演奏本番の日だ。本当なら仕事はまる1日休んでしまいたいところだが、そうもいかない。とりあえず、15時まで仕事をこなしてから新宿へ向かう。若干時間に余裕があったので西口のカメラ店などをのぞいてみたが、カメラ店も随分と様変わりしたものだ。(って言うより、私が何年も来てなかったからか…。汗)

 高校生の頃はよくヨドバシカメラに足を運んだものだった。文化祭では決まって自主制作の8ミリ映画を作ったので、8ミリフィルムや編集用具、映写機の部品などをよく買いにきたのだ。

 あの当時は今ほど大きなカメラ店がなかったから、ヨドバシカメラが頼りだった。逆に、ヨドバシカメラに行けば何でもあるという感じだった。ところが、時代の流れなのだろう。どこを探しても映画関連の品物は扱っていなかった。なんとなく淋しさを感じる…。

 中高生の自主制作作品も当然フィルムからビデオに移行してしまっている。よほどのマニアでもなければ、いまどき個人で映画関連の機材を購入する人はいないだろう。しかたないことなのだろうが…。

 さて、京王プラザホテル南館5階のホールでいよいよ本番だ。16時過ぎに数曲リハーサルをして、あとは控室で出番待ちだ。うまくないことは伝えてあったのだが、どういうわけか出番はトリである。その前に劇団四季の現役ミュージカル女優たちが歌と踊りを披露するというのだから、たまったものではない。(汗)

 どうせなるようにしかならないし、今回はかなり練習回数もこなしてきて、ガタガタと総崩れになる心配はなかったから、緊張感はなかった。緊張感よりも、前のステージが時間オーバーしてなかなか終わらないことへの苛立ちの方が大きかった。そして、この状況に至ってなるほどと納得した。

 要するに、前のステージの進行が遅れた場合、我々の演奏する曲数を減らして時間調整しようというわけだ。まったくもっていいように利用されてしまった。もっともプロじゃないし、大した腕前でもないのだからその辺は立場が弱い。おいしい話には落とし穴がつきものだ。が、いいところで演奏できるだけでもよしとすべきか…。

 結局、途中3曲をカットしなければならなかったが、演奏としては(ノーミスというわけにはさすがにいかないが)まずまずのいい出来だったと思う。ちょっとテンポの早い曲で指が遅れ気味になってあせったが、緊張感は全然なく、他のメンバーの音を確認しながら演奏ができた。

 途中からは、ステージ脇に設けられたダンススペースで社交ダンスを踊る人たちも出てきた。私の職場のバンドは本来、いまどき珍しい社交ダンスのバックバンドだから、これは非常に望ましい状況だ。それだけに、曲数がカットされてチャチャチャ、マンボ、スローが演奏できなかったのが残念だった。

 演奏後は、即座に楽器を撤収して車に積み込む。いつもながら、こいつが大変だ。一部のメンバーがその車で職場に戻り、楽器を置いてこなければならないので、打ち上げはまた後日ということになった。予定より早く帰宅できたので、ここの更新をしようと思ったのだが、思っていた以上に疲れていた。(汗)

 上半身は結構リラックスしていたのだが、どうも下半身が緊張していたようだ。リズムとテンポをキープすることに気を遣っていたから、結構踏ん張っていたようだ。自分の演奏自体よりも全体のまとまりに気を配っていたから、予想以上に精神的にも疲れていたみたいだ。

 それが、帰宅すると一気に出てきてしまった。ここの原文がほとんど書き上がっていない状況では、とても更新できる状態ではない。若いときなら根性で遅くまでかかって更新したのだが、年をとったものだ。(汗) せめて体が複数あれば…。

 でも、そうなると本業をこなす飛鳥杏華、HPの更新をする飛鳥杏華、飛鳥鳳凰堂の執筆をする飛鳥杏華、一刻会の作業をする飛鳥杏華、るみけっと準備会スタッフとしての飛鳥杏華、オークションやお宝探しで貴重なるーみっくグッズを収集する飛鳥杏華…。少なくとも、これくらいは必要だな。

 奈落みたいに部下をどんどん作れたらいいのに…。もっとも、人を使うのはあんまりうまくないからなー。何でも自分でやらないと気がすまない奴だから…。(要するに欲張りなんだよね。笑)

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