飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2000年>

3月28日(火)

 るみけっとカタログの編集前後に、思わぬ災難に見舞われる。飛鳥の右手が危ない!? これは何かの前兆だろうか? るみけっと本番前に死んだりしなければよいけれど…。(汗)

 22日、「犬夜叉」だが、鉄砕牙の異変とは単にものすごく重くなったことだった。これを克服するには、体を鍛えるしかない。単純なギャグで落としたかたちだが、そこにはしっかりと鉄砕牙の威力抑制の意味が盛り込まれている。重くて以前のように勢いよく振り切れないとなれば、風の傷を斬ったときの威力も当然落ちるわけである。

 刀々斎は、重くなったのはつなぎに使った犬夜叉の牙のせいだとかとぼけた回答をしてみせてるが、実は冥加を通じて犬夜叉の妖怪化の話を聞き、強度を高めるためという理由と併せて鉄砕牙を意識的にかなり重くしたのではないだろうか? 

 だが、重くなったことで剣圧が増したような印象も受ける。灰刃坊も一応は妖怪の刀鍛冶なのだろうが、あっさり剣圧で体が切り刻まれてしまった。もしそうだとすると前の考えは矛盾してしまうわけで、なかなか判断が難しいところではあるが…。(汗)

 問題はそのあとに闘鬼神を取り戻すべくやってきた殺生丸だ。やはり他の妖怪とは格が違うらしい。並の妖怪なら灰刃坊と同じように悟心鬼の邪気に操られてしまうところだが、殺生丸はその邪気を消し去ってしまうほど強いというわけだ。これだから嫌いだと言う刀々斎…。自分の刀はやたらな殺生に使って欲しくないのだろう。

 その辺は犬夜叉たちの父との約束だったのかもしれない。犬夜叉たちの父と刀々斎がどのようなつながりを持っていたのかはまだ不明だが、いずれそのあたりも含めた謎解きが展開されることになるだろう。そう考えると、まだまだ終わりまでには踏まねばならないステップがある。しばらくは安心していいのかもしれない。(笑)

 さて、この日はバンドの練習だ。先週はるみけっとの関係で出られなかったのでブランクができてしまったが、演奏自体は前より音に余裕ができてきた。余裕がありすぎて変な遊びを入れようとして何度かミスったが…。(おいおい。笑)

 これで残る練習はあと2回だ。他のメンバーの音も大分安定してきたし、相変わらずうまくはないが、まったくコケてしまうことはないだろう。まだ、油断はできないところだが…。

 23日、就寝間際まで特にこれといったこともなかったのだが、最後に落としたメールの中に(株)アスキーからの依頼メールがあった。何事かと思ったら、私のCGを掲載させて欲しいということだった。謝礼も出ると言う。(ラッキー! これでオークションの資金が増える。笑)

 何でまたそんな話になったかというと、「HYPER PC」という雑誌でWindowsの起動音などに使うWAVEファイルを「音無響子風のセリフ」に差し替えてPC環境をよくしようという企画があり、声を島本須美さんに依頼したのだそうだ。

 付録CD−ROMに入った音声ファイルがメインなのだが、本誌中にも1ページ記事があり、島本さんの写真だけでは寂しいので、後ろに響子さんのCGをコラージュして敷き詰めたいのだそうで、あっちこっちのサイトを物色していたらしい。

 その中に私のCGが2枚選ばれたようだ。まあ、相手は出版社だし、著作権関係の問題はあちらでクリアしてくれるのだろうし、どうせ小さく載る程度だろうが悪い話ではないからOKしようと思った。今は資金的に苦しいので、余計にそういう気持ちになったのかもしれない。(笑)

 24日、朝の出勤時、家を出てすぐの路地でバイクとぶつかってしまった。もちろん、走っているバイクにである…。路地を左折した直後だったので、自分は道の左側にいたのだが、何と前から新聞配達のバイクが道の右側(つまり私の側)を走ってくるのだ。(汗)

 路地ではあるが、道の中央は空いていた。当然、バイクは中央に進路をとるだろうと思って左の壁ぎわに寄ったのだが、何を考えたのかバイクは私の寄った方向に進路をとってきたのである。もうその段階で道の中央に逃げる余裕はなかった。そんなことをすれば正面からはねられてしまう…。(汗)

 とっさに体を横にして左の壁に張りついたが間に合わず、残っていた右太股に前輪が、右手首にハンドルがぶつかった! バイクはそのまま転倒し、新聞配達員は道に投げ出されたが、すぐに起き上がるとあわてて私の安否を尋ねた。

 新聞配達のため、そんなにスピードが出ていなかったのが幸いだった。前輪の当たった太股で全然問題がなかった。ハンドルが当たった右手首には痛みがあったが、その段階では特に傷もなく、骨折などが心配になるほどの痛みではなかったので、心配して何度も尋ねる新聞配達員に笑顔で応えてそのまま出勤した。むしろ、転倒した新聞配達員の方が心配なくらいだった。

 午前中は、手首の痛みもほとんど気にならずに仕事ができた。が、夕方になってくると少しずつ痛みが出てくる。Yシャツの袖をめくると、ほんのりと赤くなっている。やっぱり、しっかりぶつかってはいるのだ。が、その段階では所詮その程度の感覚でしかなかった。むしろ気になっていたのはCG掲載の件だったのだ。

 というわけで帰宅後、前夜のメールに早速OKの返事を出そうとした。ところが、やっぱりCG掲載はなしにするというメールが届いていた。(ああっ、せっかくのおいしい資金が…。涙) 小学館HPのネット上の著作権に対するコンセプトを読んでびびったらしい。(おいおい、著作権問題クリアしてなかったのかよ…。汗)

 そんなわけで私にとっては残念なことになったが、島本須美さんの声はちゃんと収録されるそうだ。ただし、いつ発売の号かは書いてなかった。ファンの人はしばらくの間、要チェックだぞ! うーむ、私はどうしようかなー。(笑)

 さて、26日のるみけっとカタログ編集のために受け持ちの原稿を完成させなければならない。私の受け持ちは「損保会館周辺お食事マップ」と「プレゼント抽選会 応募方法&抽選手順」の計3ページだ。それに加えて頼まれていた本の裏表紙用カラーイラストがある。結構大変だが、並行作業で何とか間に合うだろう。

 ということで、まずマップとイラストを並行してスタートした。イラストの方は問題ないが、マップをどうするかは問題だった。何も参考にせずに1から描くのは大変だと思ったので、Yahooのマップを参考にさせてもらった。簡略化できるところはどんどん簡略化したが…。(笑)

 25日、マップとイラストの作成が続く。参考にできるものがあったとはいえ、手描きは手描きだからマップも時間がかかる。何でそんなものをカタログに載せることになったかというと、損保会館の近辺にはあまり食事のできる場所がないからだ。一応、何件かそば屋などはあるのだが、日曜日はみんなお休みなのである。(汗)

 最初は若いもんに取材とマップ作成を依頼する予定になっていたのだが、結局誰も手をつけられず、言い出しっぺの私にオハチが回ってきてしまったのだ。うーむ、できれば来年からは若いもんにお願いしたいな…。若いスタッフが欲しい…。

 そんなことをぼやきながらも、マップは夕方に完成。プレゼント抽選会の説明原稿も22時までには原文を打ち終えた。イラストも順調に進んでいて、この分なら若干遅くなっても午前2時までには仕上がるだろうと踏んでいた。

 ところがである。ここで予期せぬことが起こってしまった。使っていたコピックマーカーから多量のインクがぼたりと完成直前の原稿にたれてしまったのである。しかも、キャラの顔の上に濃い色が…。一瞬、言葉もなくそのまま固まってしまった。これはもう修復不能だ。全部描き直すしかない。(涙)

 まさか、コピックマーカーがそんなインクだれを起こすなんて…。まあ、器具をつけてエアブラシにもできるのだから、多量のインクが染み込ませてあるのは確かなのだが、こんなたれ方をするとはまったくの予想外だったのだ。しかし、嘆いてもどうしようもない。腹をくくって徹夜で描き直すしかない。

 26日、そんなわけで、結局修羅場になってしまった。しかも、ここへきてまた右手首が痛み出したのだ。見ると、前夜はまだほんのりと赤い程度だったのが、くっきりとアザになっている。大きさは米粒より1回り大きい程度なのだが、精神的ショックで張っていた気が緩んだせいもあるのだろう。これが結構痛い…。(汗)

 そんな状況の中で睡魔とも闘いながら黙々と描き続け、若干不本意なミスもありながら、何とか11時過ぎにはイラストが仕上がった。そこからプレゼント抽選会の説明をレイアウトしてプリントし、予定より1時間半遅れで編集会へと向かうことになった。

 到着すると、編集会場には結構スタッフが来ていたくれたので、私は自分の原稿に手を入れた。プレゼント抽選会の方が殺風景で淋しかったので、絵を2箇所ほど入れたのである。徹夜明けできつかったが、仲間と会話しながら作業をしてると不思議と持つから不思議である。

 編集は19時過ぎには終わったが、そこで大事なことを忘れていたことに気づく。投票者プレゼントの抽選を忘れてしまったのだ。うーむ、あそこでイラストを描き直すことになったときから完全に頭から消えてしまっていた。1人で抽選する手もあるが、ここは発表を延期した方がいいだろう。とにかく公平にやりたいし…。

 27日、起き抜けに階段を降りる際、足を踏み外して転落してしまった。腰と両ひじを強打してしばらく起き上がれない。特に右ひじの状態が悪い。骨折はしてないと思うが、かなり痛い。バイクとの接触よりもこっちの方がよっぽど重傷だった。

 前夜はしっかり眠ったとはいえ、疲れがたまっていたのかもしれない。また、起き抜けは間接がまだ固くて足首がすわらない。その上、両足肉離れをやってからというもの、起き抜けは特に再発の危険性が高いから、なるべくつま先立ちにならないようにかかとをつけて階段を降りるようにしていたのだ。

 そのかかとがすべってしまったので、尻とひじで階段を滑り落ちたわけである。それにしても、何でこう災難が続くのだろう…? 何かの前兆だろうか? るみけっと本番前に死んだりしないだろうな…?(汗)

 朝はそのまま出勤したが、仕事中もかなり痛かった。腰はまだ何とか大丈夫だったが、右ひじがつらかった。帰宅すると、左ひじも痛くなってくる。両方ともかなり熱を持っていたので、ここで初めて湿布をした。楽にはなったが、体温が奪われてちょっと寒かった…。(汗)

 28日、前夜の湿布で大分痛みがやわらいだ。それはよかったのだが、仕事で昼休みがつぶれてしまったので、ここの原文がまったく書けなかった。おかげで帰宅後に一気書きだ。疲れている。睡魔もかなり厳しい…。途中で30分ほどベッドに横にならずにはいられなかった。やはり投票者プレゼントの抽選と発表は無理だ。(とにかく、早く寝たい。汗)

 そんなわけで、投票者プレゼントの抽選は4月2日の一刻会の会報編集会の会場で行い、発表は4月4日に変更になった。4が合わさって「しあわせ」とかね。(笑) ほんとは、みんなが幸せになれるといいのだけれど…。(汗)

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