飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2000年>

3月14日(火)

 るみけっと開催まで1ヶ月あまり。15日にはいよいよ配置も決定する。ご協力いただいたプレゼント抽選会候補グッズ人気投票も15日をもって終了し、プレゼント品の最終決定と投票者プレゼントの抽選にかかる。さて、投票してくれたあなたにプレゼントは当たるかな?

 8日、「犬夜叉」だが、何とか邪見は殺生丸に生き返らせてもらえたようだ。ちょっと感動してるところが、妙にかわいい。(笑) 妖怪だから、生き返れば体が切られていても平気というわけなのだろう。まあ、このくらいはやってくると思っていたけど…。(笑)

 問題は剣に操られた灰刃坊だ。このパターンは四魂の玉に操られた紅達のパターンと同じ流れと言えよう。今度の場合は四魂の玉でなく悟心鬼の力だが、もともと悟心鬼は奈落が四魂の玉の力を得て生み出した妖怪だ。まったく無関係とは言えないだろう。

 いかにして妖刀・闘鬼神を灰刃坊から引き離すかがカギとなるわけだが、その過程で再び犬夜叉が妖怪化しなければならなくなるかというところが1つのポイントとなる。そうなれば、やはりこれから先の闘いを妖怪化せずに進めるのは難しいという実態が提示されることになるからだ。

 そのあたりは、藤田和日郎氏の「うしおととら」の設定と重なるものある。うしおが獣の槍を使いすぎると自らを妖怪化させてしまう部分だ。犬夜叉も妖怪化を繰り返していくと、いつかもとに戻れなくなる(人間的な心を取り戻せなくなる)可能性がある。大切なものを守るためにあえてその道を選ぶという可能性は大いにあるだろう。

 早い時点から犬夜叉とかごめの気持ちが接近したからこそ、余計に最後には別れる悲劇への道を連想してしまうのだ。高橋先生はハッピーエンドが好きで、これからもハッピーエンドの作品を描いていきたいとは言っていたが、果たして「犬夜叉」もハッピーエンドといくのかどうか? 興味深いものがある…。

 さて、この日も帰宅前にバンドの練習だ。まだまだ自分の演奏に納得がいかない。余裕がないのだ。きっちり音を切るべきところが切れていないから、ダラダラと音がつながってだらしなく聞こえてしまう。この音を切るべきところで切るための一瞬の間をつかむ能力というのは、動体視力を高めて高速で動いているものを見定める能力と似ている。演奏速度に対して自分が反応できる時間の最小単位をいかに短くできるかだ。

 もちろん天性のものもあるが、ある程度反復練習でそれを短くすることは可能だ。やはり、演るからにはいい演奏をしたい。下手なりにも納得のいく音を出したいものだ。自己満足すらできないものでは、他人を本当に満足させることはできないと思ってるし…。

 9日、帰宅後、頼まれていた裏表紙用イラストにいよいよ着色をはじめた。といっても、これが苦手の私はいきなり本番には入らない。ペン入れ段階で失敗した原稿でまず練習だ。手描きカラーに慣れていないので塗ってみないと色合いがわからないのである。(汗)

 とりあえずは、女性キャラの肌色から塗りはじめる。基本色は最初から決まっているが、影つけに使用する肌色の選択が慣れてないのですぐに決められない。一応、いらない紙に基本色と並べて塗ってみてコントラストを確かめるが、それでもなかなか決断は下せない。

 墨1色の原稿なら、ホワイト修正ができる。しかし、カラーはそれができないのだ。ホワイト修正した上から色を塗ったら、他の部分と色が違ってしまい、修正がバレバレのみっともない原稿になってしまう。失敗イコール全面描き直しなのだ。それが嫌だから、これまではCGで描いてきたのだが…。(うーむ、大変だ。汗)

 10日、久々にオークションが白熱しそうな気配でわくわくしていた。この日の深夜(正確には11日)は、「らんま」のレアなテレカが一気に終了を迎えるとあって、午前1時前の時間帯にはかなり激しい攻防が予想された。

 だが、出品数が多く、終わり時間が接近していたから掛け持ちを避けた入札者が多かったようで、前半は比較的値が高騰することなく進んだ。もちろん、全部落としにいけるほどの金持ちや向こう見ずもそんなにいないだろうから、当然といえば当然の結果だったのだろう。そこで4枚も落札してしまった私はもはや「天下御免の向こう見ず」だな…。(汗)

 11日、この日は出勤だ。前日にやり残した仕事や会議の議事録の作成などを行う。小さな職場で係員が私1人しかいないから、細かい仕事はほとんど私に降りかかる。もちろん上司も助けてくれるが、それでも残る仕事は出てくる。こういう休日出勤があるから、いくらかそれを埋めることはできるが…。(汗)

 帰宅後はカラーイラストの続きだ。しかし、予想どおり見事に失敗した。髪の塗り方がうまくいかなかった。どうも天使の輪がうまく描けない。それでもくじけずに、とりあえず最後まで塗り終えた。本番のための練習だ。もっとも、練習したからって本番でうまくいく保証はないのだが…。(汗)

 12日、いよいよカラーイラスト本番のペイントだ。練習と同じく女性キャラの肌色から入り、まずまずの出足だった。練習で使用した影つけの色がコントラスト的に弱かったので、ちょっと濃い色を本番では使用することにしていた。

 女性キャラの方はそれでまずまずの効果が出せたのだが、男性キャラの影つけで痛恨の色選択ミスをしてしまった。思っていたよりも赤い…。(汗) ああああっ、全部描き直しだぁあああああっ!(泣、泣、泣、泣…、以下14万8千光年の彼方までつづく)

 こうなったら、これもまた練習だ。前回の課題だった髪の天使の輪も思い切った描き方ができる。そう割り切って作業を続けた。が、結果として失敗したのは男性キャラの肌のコントラストだけだった。うーむ、何としても悔やまれる…。でも、少しは自信がついてきたかもしれない。それが収穫ということで無理やり納得しよう。(笑)

 13日、翌日にホワイトデーを控え、職場の女性へのお返しを買うために代表で買い物に行った。そのために早めに仕事を抜けさせてもらえたのはありがたいが、結構これって大変な役目だ。義理チョコのお返しとはいえ、そうそうせこいものは返せない。悩むところである。ただでさえ、優柔不断なのに…。(汗)

 とりあえず、手っ取り早く済ませたいと思ったので、新宿のデパートのホワイトデーコーナーに狙いを定めた。職場の男性6名から500円ずつ集めたので予算は3000円だ。が、3000円もあるとかなり大袈裟なセットが買えてしまう。これではまるでお歳暮サイズである。持って帰るのも大変だ。(汗)

 お菓子をやめて別のものにしようかとも考えたが、迷うと際限なく時間を食いそうだったので、お菓子の中で高級ブランドものに走ることにした。とはいえ、こういう方面には疎いので、耳をダンボにして周囲の女性客(結構来ていた)の声に耳を傾けた結果、デメルがよさそうだと判断した。消費税分の足が出たが…。(汗)

 14日、会議が長引いて帰宅が思いっきり遅くなってしまった。いつもならそれでもがんばって更新するのだが、この日は完全に気力を使い果たしていた。もうとても睡魔に勝てず、更新をあきらめて寝てしまった。(更新を待っていたみなさん、ごめんよ〜っ。汗)

 もっとも、更新を遅らせたのは「るみけっと」のプレゼント抽選会出品候補グッズ人気投票の終了と合わせたいという意図もあってのことだった。やはり、15日の方が区切りとしてはいい。もっとも、15日に更新できるという確証はないのだが…。(汗)

 というのは、「るみけっと」のサークル配置決定会議が15日にあるからだ。ここからの帰宅が遅くなれば、やはり更新は難しくなる。あまり引き延ばしたくはないが、体力的に持つかどうか…? 翌日になってみないとわからないけれど…。

 さて、1月下旬からネットオークションにハマって自らも参加してきたが、かなり高値落札が続いてこれでは手が出ないという苦情やぼやきがかなり出てきているようだ。しかし、私も結構高値で落札したものがあるから言うのだが、高値になるのは1人の責任ではない。競りかけてくる相手がいるから高値になるのだ。

 都合のいい自己弁護になってしまうかもしれないが、多分誰だってできることなら安値で落札したいに違いない。しかし、どうしても落としたいものにはやはり保険をかけざるをえない部分がある。私の場合、最初の頃、まんだらけなどの相場感覚で入札していてそれが通用しないことを嫌というほど思い知らされただけに、高めに張る安全策をとっている。

 その結果が、競りかけられて高値落札となっていることがほとんどだ。中にはいくらまで張っているかじわじわと値を上げて、最高額を確認したところで降りる奴もいる。私も先に張られた場合は、相手に勝てるかどうかを確かめるためにやることがあるから一様に非難はできないが、それで高値落札を強いられたケースもあるのだ。(汗)

 私の場合、何度も書いているが、そうして手に入れたものをネット資料館に展示したり、イベントで見せたり、遥かな夢として高橋留美子記念館なんてものも描いているから、お金のあるうちに多少無理をしても貴重なものを押えておきたいという気持ちがあって高値を張ることがある。特にネット上で画像展示をするには、自分の所有物にした上でなければ反則だし…。

 しかし、そんな事情は外側には伝わらないから、傍からは非難の対象となってしまうこともあるだろう。しかし、高値で落札したらそれだけ出費を強いられるのだ。充分に痛い目に遭っているという見方もできよう。同じ物があとで出品されて、ずっと安値で落札されることもある。それだけのリスクを背負っているわけだ…。(苦笑)

 自己弁護もいくらか入っているが、私はオークションは基本的に弱肉強食の世界だと思うし、自分より金持ちに落札されてしまった場合、次にこの品が出たときにはこいつは来ないはずだからと割り切るようにしている。予算ギリギリで負けて悔しい思いをしたときは特にだ…。(笑) もしまた来たら、そのときは非難の対象になってしかるべきだと思うが…。

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