飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2000年>

3月7日(火)

 るみけっと開催が近づく中、劇団☆新幹線の春公演「犬夜叉」のチケットが全国一斉発売された。当然、飛鳥も買いに行ったのだが、結果に愕然…。るーみっくファンの根性を甘く見過ぎていたようだ。(汗)

 3月1日、「犬夜叉」だが、妖怪への変化を見せた犬夜叉は一転して人間の姿になっていた。新月の夜というわけだ。その辺の両極端をあえて描いてくるあたりが憎い。そこで、かごめの気持ちが示される。姿が怖くなったからということでなく、犬夜叉が自分のことを忘れてしまうのではないかということがかごめにとっては怖いのだ。

 そんなことあるわけないと強がってみせた犬夜叉だが、実際には変化していたときの犬夜叉の心にはかごめのことなど無かったに違いない。殺戮を楽しむ気持ちだけで…。それは犬夜叉自身にとっても大きな恐怖となっていくだろう。自分がどの道を進むのか、最終的なかたちを模索する上で重要な決断となるはずだ。

 かごめとのハッピーエンドなら人間になる方向だろう。が、かごめを守るために完全なる妖怪と化して自らを犠牲にする(結果として桔梗のもとへ行くことになる。)という悲劇的な結末もあり得るかもしれない。その辺に向けての布石となる部分と言えるだろう。

 さて、1週間飛んだが水曜日はバンドの練習だ。間があくと勘がなかなか戻らない。中には譜面がどこかに紛れて見つからないものもあって散々だ。記憶でそこそこ弾けてしまうけれど、やはり正確さに欠ける。早く感覚を取り戻さないと…。左腕にも不必要な力が入って筋肉痛になってしまうし…。(汗)

 2日、どうも出張疲れが尾を引いていて体調が悪い。翌日には劇団☆新感線の春公演「犬夜叉」のチケット先行予約がローソンチケットであると聞いていたのだが、疲労からついおっくうになりこの段階であきらめてしまった。まあ、5日でも充分買えるだろうとたかをくくっていたのである。

 というのも3年半前、池袋のサンシャイン劇場に「花の紅天狗」を観にいったとき、当日並んで前から5番目で観られたという記憶があったからだ。確かにそれから劇団自体の人気も上がってきているだろうが、チケットが全然取れないなどという事態は予測していなかったのである。その甘さが、後で痛い目を見る原因につながるのだが…。(汗)

 3日、月曜日が代休なので提出書類はなるべくこの日に仕上げておく必要があり、帰宅がちょっと遅くなってしまった。3連休になるからといって素直には喜べないのだ。休み明けの火曜日には月曜日の仕事がたまっているわけだし…。(汗)

 オークションの方は欲しいものが一段落し、しばらくは休息状態だ。少しするとまた固まってくるのだが、それまでは知り合いが最高値をつけているオークションを観戦する余裕もある。たまにそれほど欲しいわけでもないものにちょっかいを出してみることもあるのだが、さすがに知り合いだからそれはね…。(笑)

 出張のあとの1週間ということで疲れもかなりたまっていたし、久々に安心して早寝した。翌朝、休日なのに平日より早く目が覚めてしまったが…。(こんな日にかぎって…。汗)

 4日、るみけっとのプレゼント抽選会に使う投票箱の素材を探しに午後から外出することになった。心当たりがないから、とにかく東急ハンズに行ってみることにする。自宅からいちばん近いのは池袋だが、同じ東急ハンズなら渋谷でもいいだろうと考えた。なぜって、すぐ近くにまんだらけ渋谷店があるからだ。(笑)

 このところ、オークション中心のお宝補完計画を進めていたからまんだらけに行くのも久しぶりである。で、どうせ行くなら中野店も行こうという気持ちになる。(なぜだろう? 笑) 普通なら本来の目的地である東急ハンズに最初に行くべきなのだが、順番が逆になるあたりが実に私らしい…。(笑いごとじゃないんだけどね。笑)

 オークションにあれだけの品が流れてきて高値で売れている現状を考えると、それより安値でしか買い取ってもらえないまんだらけに出る品は減ってくるだろうという読みがあったから、ほとんど出物は期待していなかった。むしろ、オークションでは高値になってしまって補充できないプレゼント用の小物を収集してくるつもりだった。

 しかし、そういうときにかぎって大物が引っかかったりするものなのだ。しかも、いちばん期待していなかった店であんなものを見つけてしまうとは…。これはちょっと一刻会のイベントの企画に使いたいので、その報告までは何物なのか内緒にしておくが、恐らくこれそのものは各々この世に1つずつしか無いものに違いない…。

 もしそれをオークションに出したら、1つあたり低く見積もっても5万近くまでは値が上がるのではないかと思える品だった。それが4つで比較的安く思える値段で手に入った。ただし、鑑賞するのが非常に難しい品物だ。それの外形を見たところで、面白くもなんともない。だから思ったより安かったのかな?(笑)

 それから渋谷店を回ったが収穫は特になかった。思ったより安かったとはいえ、それなりの出費になっていたからちょうどよかった。そして本来の目的地である東急ハンズに足を運んだ。収納用品の売り場で具合のよさそうな箱を探すが、どれも高い…。投票箱はできれば品物ごとに1個ずつ、合計10個欲しいからあまり高いとつらいのだ。

 投票箱なんて大きいの1個でいいじゃないかという考えもある。だが、それだとあとで品物ごとに投票を分けなくてはならない。この時間と手間がバカにならないのだ。ただでさえ、スタッフが足りなくて人手不足なのだから、そこは手際よく進めるための工夫をしなくてはならない。その結果、行き着いたのが投票箱10個作戦だ。

 これなら投票を分ける手間がなく、すぐに抽選に移れるが、10倍の出費になるという難点がある。強度を考えるとプラスチック製のものがいいのだが、どうも高くてダメだ。一方、紙製で組立て式の書類フォルダーボックスなら1個240円ほどで済む。これに紙を貼って投票箱っぽくすればいいだろう。これで目安がついたので、買わないまま帰宅した。(だって、その前の出費がさぁ…。汗)

 帰宅するとすぐに手に入れたお宝をチェックする。とはいっても、慎重にやらねばならない。中味を確認するためには一旦バラさなければならないのだが、下手にバラすともとに戻せなくなる危険性がある。戻せてもかなり時間がかかるだろう。まったく、難儀なものを買ってしまった。(汗)

 開封して確認したのは4つのうち1つだけだったが、どうやら本物のようだ。もっとも、この「本物」という意味にはいろいろと含みがあって、まず間違いなく本当の本物ではないが、決してニセモノではない代物である。何かややこしいが、5月のGWが過ぎたら一刻会の集会の記述の中で正体を明らかにするとしよう。(それまでお楽しみに…。)

 5日、一刻会会報の編集のために日野へ出向く日だが、その前に劇団☆新幹線の春公演「犬夜叉」のチケットを取りにいかねばならない。もちろん電話予約もできるが、過去の経験から電話はなかなかつながらないのを熟知していた。こういうのは窓口に1番に並んだ方が絶対確実なのだ。

 地元のチケットぴあならば、朝7時に行けば楽勝で1番に並べる。かつて、たまのライブチケットを取っていたときも、窓口と電話が一斉のときはそうしたものだった。ところが今回はかなり甘く見ていたから、だんだんと根性がなえて起きるのが遅くなり、窓口に着いたのは9時45分頃だった。

 すでに前に10人ほどいたが、それでも30分あれば間違いなく回ってくる。それからでも充分だろうと思ったのだ。というのも、この日発売のチケットは何も「犬夜叉」だけではないからだ。音楽関係もあるし、そうそう「犬夜叉」に集中することはないはずだと考えたのである。

 ところがフタを開けてみてビックリだ。私の前にいた10人中8人までが「犬夜叉」目当てだった。しかも、1番の人でも東京公演の初日(4月21日)のチケットは手に入らなかったのである。それでも最初の3人くらいまではS席を確保できていたが、4人目からはもうA席しか取れなくなった。

 恐らく、純粋な劇団(あるいは演劇)ファンなのだろう。4、5番目に並んでA席しか取れなかったおばちゃんが、「あそこ、そんなに人気あるのかねぇ?」とぼやいていた。しかし、席が取れただけでもマシだ。だんだんと不安になってくる中、ようやく私の順番が回ってきた。

 最初に申込用紙に書いて出したのは東京公演の初日で、これは最初の人ですでに取れないのがわかっていたから、すぐに別の日を次々とあたったてもらったが、すでにS席とA席は全日完売状態だった。発売開始から15分足らずでである。残るは4月24日と5月3日のペアシートが各1枚だけ…。

 もう迷っている余裕はなかった。迷えばその間にそれも売り切れる。即決で24日のペアシートを買った。デートしてくれる相手はあとで探すとして…。(汗)

 一旦帰宅する途中に電話予約でチケットを取りにいった一刻会の会員に携帯電話で状況を聞いてみた。やはり全然つながらないらしい。窓口に行ったのはやはり正解だった。が、もう少し根性を出していれば…。いや、それ以前に読みの甘さが悔やまれる。今はもう、見に行けるだけでもよしとしなければなるまい。

 最低限の成果にかなり落ち込みながら帰宅したが、間もなくはたと気づいたことがあった。これだけチケットが早く完売したのであれば、早々にオークションに売りに出している奴もいるに違いないと…。予想どおりだった。S席、A席とも出ていた。が、当然プレミアがついている。

 日程を考えるとS席の方は無理だ。プレミアも高いし…。一方、A席の方は2日分(各2枚ずつ)出ていて、いずれも上限が2000円に設定されていた。つまり、いますぐ2000円で入札すれば即時落札が可能なのである。2000円のプレミアなら、1人あたりの負担はチケット代+1000円で済む。これは落とすしかないと決断した。

 本来、こういうのは最初から転売による利ざや目的の購入だからあまり好意的にはなれないのだが、この状況では理屈などこねてはいられなかった。こうして、28日と29日の夜の部のA席(合計4枚分)を押えることに成功した。これで電話で取れなかった一刻会の会員仲間にもチケットを回してやれる。ひとまずホッとした。

 それを土産に一刻会会報の編集に出向くと、編集会は初めてという女性会員が来ていた。まあ、女性でなくとも新しい人がきてくれるのはうれしい。人数も多くて、私が編集作業をしなくて済んだのはもっとうれしかった。(こらこら…。笑)

 6日、次の土曜日の代休で休みだ。久々にのんびり寝て午前中はたまっていた雑事を片づけた。午後に入って頼まれていた原稿に着手する。まずは文章原稿を作成し、メールで送った。続いて、以前下描きまで進めながらペン入れが失敗続きでそのままになっていたカラー原稿のペン入れを進めた。

 それと並行してめぞん一刻・原作初出掲載時資料室のための扉絵取り込みも少し進めた。見開きがあるとどうしても時間がかかってしまうので5話分がやっとだったが、それでも最近になく意欲的にクリエイティブな活動をこなした1日となった。本来こうでなくてはいけないのだが…。(汗)

 7日、帰宅後はここの更新作業だ。やはり原文書きが昼までにあまりできないから、更新範囲がどうしても狭くなってしまう。いずれ落ち着いたら休日中にでも少しずつ作業をしておきたいが、なかなか落ち着く間がないのも実情だ。とりあえずはるみけっとが終わらなければダメだろう。

 あと、これ以上続けるのが無理なところ、例えばるーみっくイベント・情報館などの整理も必要だろう。もうこれだけ間があいてしまうと続ける意味がない。中途半端なままではみっともないから、削除してもっと別のものを提供すべきだろうと思う。

 裏資料館も本格的に表への移行へと動き出したのだから、一旦は閉鎖した方がいいかもしれない。最近、オークションで結構グッズ類も増やしたし、その辺を表への移行とともに反映していきたいと思っている。

 さしあたって急がねばならないのは、るみけっとのプレゼント抽選会出品候補の選定なのだが…。うーむ、迷うなー。(汗)

メニューに戻る