飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2000年>

1月25日(火)

 るみけっとへ向けての準備は進む。なのに、禁断の扉を開いてしまった飛鳥杏華…。ネットオークションにハマって、散財を繰り返す日々…。しかし、それでもやることはやってる。ほとんどもののついでにだが…。(笑)

 19日、「犬夜叉」だが、かごめの矢が直接神無の鏡を砕いたりということにはならなかったものの、神無の方も矢をはね返すことができなかった。矢は鏡に吸い込まれ、魂を放出しないと鏡が割れるという事態を招くことになる。結果としてこれで局面が打開されたわけだ。

 そして桔梗に対する疑心暗鬼が犬夜叉とかごめに広がってくる。これは奈落の思惑どおりだし、私が予測したとおりでもある。ただし奈落自身、桔梗の真の思惑がつかめない。ある意味で犬夜叉たち以上に気味が悪い存在に違いない。だからこそ、探りを入れにきたのだろう。

 奈落は犬夜叉が桔梗を恨んでいると吹き込む。もちろん、そんなことは見てきたわけではないので口からでまかせだが、そうやって挑発することで桔梗がどういう反応を見せるか観察したかったのだろう。これに対して桔梗がどう反応するかは次回以降のお楽しみだ。

 あまりうろたえたりすることはあるまい。むしろ、桔梗が奈落と刺し違えるつもりなら最後までそれを表には出さないだろうし、犬夜叉には恨んでもらってかまわないに違いない。自分が消えるつもりなら、犬夜叉の心に未練が残らない方がいいからだ。

 しかし、犬夜叉が桔梗を恨むというのは現段階では考えにくい。犬夜叉がともに死なないかぎり、やりきれない思いが残ることになるだろう。この物語の結末は本当に予測が難しい…。(汗)

 さて、この日はサンデーを出勤時に買い忘れて帰宅途中のコンビニで買ったので、帰宅してからはサンデーを読むことに時間を費やした。そのあと、先日のるみけっとスタッフミーティングで懸案となっていたプレゼント抽選会の進行方法について構想を練る。

 想定していたよりも時間が短くなりそうなので、いかに効率よく進行できるようにするかがカギだ。そのためには、多少準備する物品が多くなってもしかたなかろう。あまり費用はかけたくないが…。

 20日、帰りにまた上司に誘われて飲んで帰った。当然、帰宅は遅くなる。酒が入っているから、あまり頭を使う仕事はできない。前日、少し手がけたプレゼント抽選会の進行企画も手がつけられず、メールのチェックもそこそこに床につくしかなかった。(汗)

 21日、朝方メールをチェックすると、ネットオークションで「めぞん一刻」のレアグッズが売りに出されているというのが目に飛び込んできた。ちょっと興味を持ったのですぐにのぞいてみたのだが、結構いろいろなものが出ている。正直言って、こんなに出ているとは思わなかった。

 出勤後、昼休みにもちょっと職場のパソコンからのぞかせてもらう。他にも「高橋留美子」「うる星」「らんま」といったキーワード検索をかけると出てくる出てくる…。ほとんどがすでに持っているものや私が対象外にしているアニメ絵のものだが、何と私が長年探し求めていたものが何点か出ているではないか!

 オークションだから競争だ。どこまで値がつり上がるかわからない。非常にハマると怖い部分があるから、これまで噂には聞いていたがのぞく気にならなかった。しかし、長年探しても見つからなかったものがあるとなると、私のオタク魂が黙ってはいない。帰宅したら早速登録して、入札に参加することにした。

 ところが、帰宅すると見慣れない黄色い封筒の郵便物が届いていた。まんだらけからだ。年明け早々にまんだらけの目録「まんだらけZENBU」掲載の抽選販売に何点か応募していたのだが、何か当たったらしい。早速開封してみると、当たったのは「らんま」のセル画のうちの1枚だった。

 こ、これは私の希望商品ではない…。(汗) といって、番号を間違えたわけでもない。自分はそれほど興味がないが、知り合いに欲しがっている人がいたから当選確率を上げるために協力したものだったのだ。自分の希望商品はすべてハズレて他人のために応募したものが当たるとは何とも皮肉な結果だが、私らしいといえば私らしいかもしれない。(笑)

 もともと翌日、まんだらけには行く予定にしていたので、その際に受け取ってくることにした。その方が送料がかからなくていいし…。(笑) というわけで、オークションへの登録は後回しにして、報告のメールなどを書いた。もちろん、寝る前にはちゃんと登録して入札も済ませたが…。(笑)

 22日、午前中は他にもいいものがないかオークションをのぞきっぱなしだ。これこれ…。この状態が怖いのだ。すでにハマりかかっている。(汗) このところ、まんだらけに行っても収穫が少ないだけに期待してしまうのだ。実際、次から次へと探してたものやプレゼント用に押さえておきたいものが出てきた。これはもうきりがない…。

 しかし、すべてに入札するのもどうかと思う。私の場合、結構いい歳だからそれなりに金に余裕はある。その気になって落としにいけば、たいていのものは落とせるだろう。自分が持っていなくて本当に欲しいものならそれもいいだろうが、プレゼント用にそれをやったら他の人たちがたまらない。ただのオークション荒らしになってしまう。(汗)

 それに、他の人たちはほとんどが自分が欲しくて入札している人たちだから、かなりがんばって入札してくる。必然的に値が1000円くらいまではすぐに上がってしまい、プレゼント用には高くついてしまうのだ。最初は、来年以降のプレゼント品確保のための一手段にしようかと思ったのだが、本当に自分が欲しいものだけに限定することにした。それでも出費がつらいほどだし…。(汗)

 午後、まんだらけへと出かける。当選したセル画の受け取りは後回しにして、自分のお宝やプレゼント品の物色を優先した。しかし、この日はほとんど収穫がなく、市販の「らんま」のタペストリー1点だけだった。それでも持ってなかったものなので、何もないよりはマシだったが…。

 23日、出勤だが昼休みなどの休み時間を利用してオークションをのぞかせてもらった。休日出勤で上司の目がないといっても、そこはけじめをつけなければいけない。オークションをのぞいてる時点ですでにけじめをつけてるとは言い難い部分もあるが…。(汗)

 結構、高値更新合戦の激しい商品もあれば、全然買い手がつかない商品もある。たいていは売り値が高すぎるのが原因だ。私のようにまんだらけ価格などをよく知っている人間から見たらバカじゃないかと思うほどふっかけてるものがときどきある。そういうのはさすがに売れない。

 私はるーみっくグッズについてはあまり売りたくない。売るとしてもチャリティーなど自分が売り上げを受け取らないタイプのオークションに出品するのが常だ。東京マニアックスでは売り手と買い手のコミュニケーションが直接図れるから売り上げを受け取っていたが、それでも私の売り物はバカみたいに安い値段だ。

 しかしその一方で、私が出品したものにどれだけの値がつくのか見てみたいという気持ちもある。それに、買う一方だと懐が持たないので、少しは資金稼ぎをしておきたいという思惑もある。さしあたっては、書店やレコード店などでおまけにもらったるーみっく以外のグッズの処分あたりからはじめてみようか。その方が、それらのグッズにとっても幸せだろう。

 24日、前日の代休だ。やっぱりオークションが気になって、午前中はチラチラのぞいたりした。午後からは久しぶりに神保町方面にお宝探しに出かける。昨年後半から、神保町はあまり収穫がなかったので長いこと行っていなかった。本当の目的は他にあったから、あくまでついでであまり期待はしていなかったのだが、こういうときにかぎって当たりが出る。(笑)

 まずは、いままで持っていなかった「うる星やつら」が表紙の少年サンデーが見つかった。かなり集めたから、残りのものに出会える確率はかなり低い。これは幸先がいいと思ったら、「1ポンドの福音」と「めぞん一刻」の吊り広告ポスターに遭遇だ。

 「めぞん」の方はアニメ化決定のときのもので、横2倍のサイズ。左端には主題歌の斉藤由貴がいる。保存状態はあまりよくないが、ポスターとしてはいいデザインだと思う。他にもそこそこの収穫があって、本来の目的地に向かう前に荷物が重くなってしまった。(汗) そのままではつらいので、一旦コインロッカーに荷物を預けてから真の目的地である東京グローブ座へと向かった。

 東京グローブ座というのは新宿百人町にある劇場で、劇団☆新感線の「犬夜叉」が上演される場所だ。「犬夜叉」の芝居については、チケットの販売情報が全然入ってこない。もうすでに発売されているのか? 少なくともチケットぴあなどにその情報はない。劇団☆新感線ファンのHPにも発売日に触れているものはないから、とんとわからない。

 みんなで互いに「わからない、わからない。」と言っていてもしかたないので、これはもう劇場に行ってみるのがいちばんだと思ったのだ。というわけで、山手線の新大久保駅から少し歩いたところにある劇場まで足を運んで上演予定表を見てみた。と、4月8日までしか載っていない。「犬夜叉」は、4月21日からなのに…。(汗)

 しかし、それは同時にチケット発売がまだであることを意味している。3月中旬頃からの芝居のチケットが1月26日発売となっていた。ということは、早くとも2月に入ってからだ。単純に計算すると2月下旬ということになる。そのとおりになるかどうかは未知数だが…。(大阪公演はもっと未知数だ。汗)

 25日、帰宅後はここの更新作業だ。前日の収穫を裏・高橋留美子*ぷち資料館に追加する。そろそろ5万アクセスだし、それを記念してまた期間限定一般公開をすることにしよう。ここを充実させるためにもオークションとお宝探しに力が入る。ただ展示の性格上、単純に一般公開できないのが残念だ。これが裏や期間限定でなく、堂々と公開できる日が来るといいのだけれど…。

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