飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2000年>

1月18日(火)

 いよいよるみけっとのスタッフミーティングがスタートした。が、人手不足は深刻だ。理想人員はのべ32人ほど…。兼任でつぶしてどこまで絞れるか? 最初からやりたいこと全部を盛り込むのは、やはりぜいたくなのだろうか? 理想は高く、夢は大きく持ちたいところだが…。(汗)

 12日、「犬夜叉」だが、やはりポイントとなるのはかごめの力のようだ。神無がかごめの魂を吸いきれなかったことで、かごめがかろうじて動けるだけの余力を残していたことが局面打開のカギとなる。放たれたかごめの矢は神楽の風刃を無力化するくらいだから、攻撃をはね返す神無の鏡の力を受けない可能性が高いだろう。

 犬夜叉も何とか生きていた。まあ、そうでないと話が続かないのだが、桔梗の名を聞いたとたんに反応するとは…。(笑) もちろん、ここで桔梗がかごめから奪った四魂のかけらを奈落に渡したという事実が明らかにされることは意味がある。それによって犬夜叉やかごめの桔梗に対する疑惑が深まるわけだ。

 私は以前、桔梗はかごめを殺そうとしたわけではなく、「この世に在るのは1人だけでいい…」という言葉はむしろ自分の方が奈落と刺し違えて消えるつもりだという意味ではないかと書いた。ただしそれは恐らく、最後の大逆転として展開されることであって、それまではいかにも桔梗が奈落に加担したかのように犬夜叉たちの目には映っていくことになるだろう。

 今回の流れもその一環と受け取れる。それにしても、奈落が独自に集めたものと一緒になってもうほとんどかけらが集まっているのには驚いた。あと、弥勒が3つほどかけらを持っているし、鋼牙が2つ、かごめが1つ持っているはずだ。それが合わされば完全になるのではないだろうか? となると、大きな展開は意外と早いかもしれない。

 今回のかごめの矢の威力が奈落たちに対してどう働くかというのが、そういう意味でも興味深い。細かいことを言えば、歴史的事実として肉づきの面に残された1つが現代まで残るはずなのだから、完全体には戻らないはずという理屈になるわけだが、その辺はどうだろう? 再び玉が砕かれたりしたら、怒るファンもいるだろうな。(笑)

 さて、この日は帰り際に上司に誘われて飲むことになったので、思っていたよりは帰りが遅くなり、新春特別付録のプリントアウトは15枚が限界だった。プリンタが古いせいもあるのだが、毎年この遅さに悩まされる。それでももう最終ページに入っているし、あと30枚ほどだから充分に終わるだろう。それだけ、ページ数が少ないという証拠でもあるのだが…。(汗)

 13日、帰宅後一刻会の新春特別付録のプリントアウトを上げた。結構ギリギリまでかかってしまったが、これでひと安心だ。製本作業は残り2日で充分にできるだろう。土曜日が出勤なので、楽々というわけにはいかないかもしれないが…。

 一方、10日あたりから閑古鳥が鳴いていたるみけっと専用掲示板に書き込みが入りはじめた。いままでは何を書いていいのかわからないという部分もあったと思う。だが、これからは申し込みでわからないところについての質問など、いくつか出てくるだろう。いろんな人の姿が見えてくるとうれしくなる。いずれは苦情も来るかもしれないが…。(笑)

 ここまでの要望と質問はコスプレ用更衣室を設けて欲しいということと、知り合いのサークル同士並べてもらえるかというものだった。更衣室については、昨年末に男女各1室ずつ取ることを決めたが、実際に取れたかどうかはまだ確認できてなかった。コミケで言うサークルの合体申し込みについても申込書に明示がなかったので即答はできず、スタッフミーティングの際に確認してくることを約束した。

 14日、帰宅するとるみけっと専用掲示板にまた新たな書き込みが入っている。失敗して改行を忘れたため、横にビロ〜ンと長くなって入力部分が右にズレてしまっていた。まあ、こういうのはよくあることだから、すぐに直してやればいい。手間がかかることへの苛立ちよりも、書いてくれるうれしさの方がずっとデカいし、失敗したと思ってる本人のためにもちゃんと直してあげたいのだ。

 今でこそアクセス数が増えて1日に何十人も見に来てくれるようになったが、開設当時はアクセス数が日に日に増えていくのがうれしかった。るみけっと専用掲示板がいまその状態なのだ。だからつい、口が軽くなって流しちゃいけない情報まで流してしまいそうで怖い。(笑)

 15日、出勤前にるみけっと専用掲示板をのぞいてみるとまた質問が届いていた。るーみっく以外のジャンルのものを置いてもかまわないかというものだった。これは実は知らんぷりしていたかった問題である。積極的にどんどん持ってきてくださいとは言えないが、ダメとも言いたくない話なのだ。

 そのあたりがさりげなく「高橋留美子作品オンリー」でなく「高橋留美子作品中心」となっている理由なのである。それは18禁とかやおいについても同じだ。基本方針は「積極的には歓迎しない。」である。質問が無ければそれさえも言わずに済ませたいところだったが、まあいずれは直面する問題だろうと思い、そのまま回答しておいた。

 帰宅後は、一刻会の新春特別付録の製本作業をする。とりあえず、予定どおり間に合った。そのあと、同人誌即売会の情報を掲載しているサイトを探し、すぐに情報を登録できるところにはるみけっとの情報を登録した。まあ、どれほど効果があるかわからないが、何もしないよりはいいだろう。(笑)

 その他のサイトもプリントアウトしておき、翌日のスタッフミーティングで登録すべきかどうかを検討することにした。と、その過程でうまいことるみけっとの会場となる損保会館のホームページに行きあたった。地図画像もある。これまで会場までの地図をどうしようかと悩んでいたのだが、少なくとも公式ホームページではここにリンクを張れば済みそうだ。

 ついでに損保会館の料金表も見られる。るみけっとが会場費にいくらかけているのかがもろバレになってしまう。(笑) その一方で、損保会館ではいちばん人数が収容できる部屋を取ったこともわかってもらえるだろう。しかし、こんなに準備会の内部情報がオープンな即売会も珍しいな…。(笑)

 16日、日野へ出向く。一刻会会報の発送準備作業に続いてるみけっとのスタッフミーティングだ。まだまだ一刻会以外のスタッフが少ないからこういうことになるのだが、便利である反面ちょっと淋しい。とりあえず第1回を無事成功させられれば、次はスタッフをやってみたいと言ってくれる人が出てくるかもしれない。そこに淡い期待を寄せたりする。

 まずは、掲示板で約束してきた事柄について確認する。コスプレ用会議室は505、506の2室が確保できた。続いて合体申し込みの件だが、これは代表も失念していたらしい。でも、補足説明欄に希望を書いてもらえれば、何サークルでもいいということだった。作品ジャンルを統一する必要も特にないと…。これは結構おいして情報かもしれない。ただし、お互いのサークルが合意していないとダメだ。

 続いてカタログに盛り込む内容を大まかに検討した。そこから派生して当日のタイムテーブルの話になり、即売会の終了からお茶会、撤収の時刻が焦点となった。何分にもすべてが初めてのことだから撤収にかかる時間が読めない。ある程度安全を見なければまずい…。かといって、お茶会や即売会の時間を短くするのも考えものだ。結局、この辺は結論を先送りすることになった。

 さらに、当日スタッフが何人いるのが理想かを割り出していった。と、のべ32人という結果が出てくる。交替要員なしなら半分の16人だ。さらに兼任で対応するとしても10人は最低でも必要だろう。が、その10人さえも確保できていないのが実態だ。(汗) 当日スタッフといっても、本当に当日だけというわけにはいかない。事前に作業を覚えてもらうための準備集会に最低1回は参加してもらう必要がある。

 なかなか立候補してくれる人がいないから、こちらで何人か打診して口頭ではOKをもらっているのだが、そのすべてが準備集会に参加できるか正確には読めないのだ。というわけで、引き続きスタッフは募集中である。スタッフになれば、打ち上げに参加できるぞ…。(笑)

 その他にもいろいろと検討すべきことについて意見を交わしたが、いずれも結論までは至らなかった。カタログ編集の日程、その前のサークル配置決定の日程など、大まかな目安はつけたがまだまだ発表できる段階ではない。こそこそやる気はないので、いずれ決まれば発表したいと思うが…。

 スタッフミーティングから帰宅すると、また掲示板に新たな書き込みがあった。が、前日の朝の「18禁ややおいを積極的には歓迎しない。」という記述を懸念するものだった。まあ、確かにその表現は解釈が難しい。「あまり来て欲しくないけど、来たらしかたない。」というレベルから「来てもらってかまわないんだけど、積極的に呼び込むような姿勢は示せない。」というレベルまで範囲がある。

 やはり、知らんぷりしてればよかったとちょっぴり後悔する。その辺をどう伝えようかと考えながら床についたのだが、文面が頭の中をグルグルまわってなかなか寝つけない。結局、ほとんど眠れないまま朝になってしまった…。(汗)

 17日、昼休みと帰宅後の時間を使って回答を書く。代表と私の考えは多分ちょっと違ってると思うが、自分なりの考えをとりあえず書いた。続いてスタッフミーティングで聞いてきた質問への回答を書く。いまはここまでが精一杯の対応だ。この苦しい胸のうちが伝わるだろうか?(笑)

 18日昼頃、職場である博物館を観覧に来た団体のバスが玄関のひさしに見事に尻をぶつけてくれた。ひさしはへこみ、パスはリアウィンドウを破損した。もう1台のバスと停止位置を合わせることに気をとられて、隣りよりもひさしが出っ張っていることに気づかなかったのだ。最近の観光バスはやたら背が高いから、30年前に建てたときには想定していなかった事故が起きてしまったわけだ。

 仕事では久々にけんか腰の交渉をした。自分でも通らない要求であることはわかっているのだ。しかし、自分が言ってもなかなか考えを変えてくれない上司を納得させるためには、それをあえてぶつけて相手部門からダメ出しをしてもらうしかない。しかもあっさり引き下がったらダメだ。とことんしつこく粘ってみせて、それでもダメだという回答をもらうしかない。ああ、これだから大人のかけひきは嫌だ…。(汗)

 帰宅すると現金書留が届いていた。通販の申し込みだ。飛鳥鳳凰堂の通販は全額切手にしてもらっていて、最近もそうお願いするメールを出したはずなのだが現金書留で来てしまった。現金書留だと送るのに高くつくし、同人誌の購入経験がない人に為替はなじみが薄く、自分が郵便局に換金に行ってるヒマもないから切手にしていたのだが、まあこれでも悪くはない。

 職場が変わって、平日に代休をとることが多くなってきたのだから、為替でもかまわなくなったわけだ。これからは、好きな方法を選んでもらうとしようか…。いちばん楽なのは本の代金が現金で送料が切手というパターンだけど…。(笑)

 さて、るみけっとが動き出してやたらと忙しくなってきた。ここの更新もつらい状態が続いていくだろう。るみけっとの情報は火曜日にこだわらず、随時更新していこうと思う。原稿描きも進めていかないといけないのだが…。(ちょっと大変過ぎかも…。汗)

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