飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2000年>

1月11日(火)

 「機動新撰組 萌えよ剣」の情報、劇団☆新感線による「犬夜叉」の演劇化の話もいよいよ本格化してきた。のんびりと正月を過ごしている間もない。るみけっとの第1回スタッフミーティングの日程も決まっていよいよすべてが動き出す。腰痛が一向によくならないのが気がかりだが…。(汗)

 5日、本当は4日に読んだ「犬夜叉」だが、一言で言えば風の傷を斬った鉄砕牙の威力が神無の鏡にはね返されて犬夜叉が致命傷(?)を負ってしまったという展開だ。珊瑚の飛来骨をはね返した時点でよく考えれば予想できたことではあるのだが、神楽と神無が連携しての2面作戦というかたちについ目が行ってしまって、その可能性を見落としてしまった。

 もちろん、これで犬夜叉が死んでしまえば終わりだから死んではいないのだろうが、並大抵のことでは回復できないくらいのダメージと言える。キーポイントとなるのはやはりかごめだろう。雲母に犬夜叉のところへ連れてってと言ったかごめが何らかの力を発揮することになるとしか今のところは考えにくい。

 殺生丸が出てきて犬夜叉を生き返らせるなんてことはないだろうし、このまま犬夜叉が死んで次回から弥勒が主役になるなんてこともなかろう。(笑) 神無の鏡にかごめの魂がおさまり切らなかったというのは、やはり何かの伏線に違いない。とりあえずは次回を楽しみに待とう。

 さて、1ヶ月たってようやく仕事のペースがつかめてきたこともあってか、比較的早めに帰れた。といっても20時頃の帰宅で、漫画を描いたりするほどまとまった時間がとれる時刻ではない。とりあえず、はじめたばかりの「らんま1/2 週刊少年サンデー表紙展示室」に1画像を追加した。なかなかパンチ穴とホッチキス部分の修正は時間がかかる。平日だと2日で1画像がやっとだ。

 まあ、どうせ一般公開してない裏資料館だから気長にやるつもりだが、縮小する際にかなりごまかせる部分なのに妙に気合いを入れて修復してしまう自分が恐ろしい。(笑) こういう端から見るとつまらないようなことに根性発揮するんだよな。まったく、因果な性格だこと…。(汗)

 6日、この日も比較的早く帰れた。前日と同じように少年サンデーの表紙を取り込んでは修復にかかる。もっと他にもやるべきことはあるのだが、時間が半端だとやる気が起こらなくなってしまう性分なのだ。何かきっかけがあればスイッチが入るのだが、なかなかうまくいかないものだ。(汗)

 7日、突発の仕事がたくさん入って、帰宅が遅くなってしまった。ここ2日分のツケがまわって来たというわけではないのに、まさに悲劇…。(汗) 何とか「らんま1/2 週刊少年サンデー表紙展示室」に1画像を追加するに止まった。あとはもう寝るだけだ。疲れがたまっている…。腰痛も一向によくならないし…。(汗)

 8日、朝ダウンロードしたメールの中に一刻会会報の投稿状況を知らせるものがあった。最後に「表紙はどうなる!?」と書いてある。どうやら、表紙に使えるイラストがないらしい。うーむ、記念すべき2000年1月号だというのにみんな遠慮深いな。(単に、コミケと正月で原稿描いてるヒマがないだけか…。笑)

 冗談はさておき、今からとなると地方在住の会員には無理だ。編集会に出向ける人間でないと、これから描いて間に合わせるというのは…。すでに誰かが送っていて、編集会までに届く可能性もないわけではないが、最悪の事態を考えて手を打っておこうと思った。間に合うかどうか自信はなかったが…。

 まずはノートを広げて描くキャラと構図を考える。すぐに浮かんだのが「機動新撰組 萌えよ剣」の女性隊士3人だ。しかし、これは初めて描くキャラだし、資料も少年サンデーのあの1カットしかない。かなりの冒険だ…。が、描きたいと思ったものがやはりいちばんいいに違いないのだ。ノートにキャラの配置とおおまかなポーズだけとり、すぐに下描きにかかった。

 時間もないことだし、あまり凝った構図は考えなかった。中心に土方歳絵を1歩前に出して描き、左に沖田薫、右に近藤勇子という配置だ。ポーズもほとんど少年サンデーの資料と同じだ。そのままではバランスが悪いので、近藤勇子は左右逆向きにした。また、人物だけでは淋しいし芸がないので、後ろに新撰組の「誠」の旗を斜めに描くことにした。

 まずは土方歳絵から下描きに入ったが、初めてのキャラだし、なかなかうまく描けない。どうも髪が納得いかない。これまでのるーみっくキャラとは違った描き方なのだ。目のかたちや顔立ちは殺生丸と同系だ。が、それだけではうまく似た雰囲気が出せない。何度も資料を見ているうちに、全体的にはシャンプーの雰囲気が必要だなと感じ、それを取り入れたところ、何とかそれらしい絵になった。

 続いて近藤勇子だ。左右逆だから似ないのは覚悟していたが、やはり似ない。基本的には天道なびき、逆髪の結羅系だ。本来は得意な方なのだが、どうもダメだ。やはり髪型がちょっとこれまでとは異質で、妙に厚みがある…。土方にはかなりこだわったのだが、近藤へのこだわりは少し弱かった。ある程度のところで妥協してしまった。やはり、私は土方派のようだ。(笑)

 最後に沖田薫だ。描く順番がそのまま愛の深さになっている。まあ、そういうもんだろうと思う。(笑) 沖田はモロに女らんま系だ。思ったほど似なかったが、描き直しはしなかった。うーむ、愛の深さが明らかに違うなー。(笑) こうして下描きを終えたのは、土方にてこずったこともあって、19時過ぎだった。(汗)

 このペースでは間に合わないかもしれないという気もしたが、とにかくやれるとこまでやってみることにしてペン入れにかかった。ペン入れは比較的スムーズに進み、21時頃にはベタとホワイトに入る。ベタは塗るところが少なかったので助かったが、何しろ突貫作業なのでミスも多く、ホワイトにはちょっと時間がかかった。トーンに入れたのは午前0時半頃である。

 しかし、トーンまでくればしめたものだ。もう、翌日に持参できるという計算が立った。トーンの選択もあまり凝らずに素直に進めたことで、午前3時過ぎには原稿が仕上がった。これで無駄にもなったらちょっと悲しいものがあるが、まあ翌月回しでもいいだろう。少年サンデーを読んでない会員には、何のキャラかさっぱりわからんだろうし…。(笑)

 9日、一刻会会報の編集に向かう前にちょっと「らんま1/2 週刊少年サンデー表紙展示室」の方をできるところまでやろうと思ったのが間違いだった。結局、画像1枚の修復を終えるまでやめられなくなり、出発が2時間も遅れてしまった。遅れれば他の原稿が表紙に採用されてしまう可能性が高くなるというのに、何ともおバカな行動だ。(笑)

 しかし、結局は前日の苦労は無駄にならずに済んだ。最悪の事態に備えておいた甲斐があったわけだが、裏を返せば危なかったということだ。(汗) まあ、間に合ったのだからよしとしよう。おかげで、2000年最初の会報の表紙を飾らせてもらったし…。恐らく、「萌えよ剣」のキャラも1番乗りだろう。何しろ、4日に発表されて8日に描いてるのだから…。(笑)

 さて、編集会場に着くと他の会員が週刊ファミ通の最新号(1月21日号)を持ってきていた。そこには「萌えよ剣」の開発中のゲーム画面を含め、主要キャラの紹介がフルカラーで載っていた。当然といえば当然なのだろうが、週刊ファミ通のことはすっかり失念していた。こいつを買い損なうわけにはいかない。

 少年サンデーの方には載ってなかったキャラや詳細なプロフィールも載ってる。3人の女性隊士の身長では土方が一番高いというのは予想どおりだったが、胸の大きさでは近藤の方が若干大きい。これはちょっと意外だった。(やっぱ、そういうとこに目が行くのは男の性だなー。笑) 土方の髪がヅラだというのも意外な設定だ。うーむ、本来のショートカット姿も見てみたいぞ。

 それはいいのだが、ページ繰りの関係でその辺の情報を記事にして1ページ原稿を起こさなければならなくなった。編集会場で原稿を起こすのは大変だが、これはある意味で好都合だ。それがないと少年サンデーや週刊ファミ通を読んでない人には表紙のキャラが何者かわからない。そうした突発の原稿作成などもあって、編集が終わったのは20時半頃だった。

 編集後はいつものファミレスで食事をする。るみけっとの第1回スタッフミーティングは16日(日)と決まった。帰宅途中に閉店間際の地元書店で週刊ファミ通を買って帰る。うーむ、よくよく見るとやっぱり表紙イラストの絵は似てないなと悔やむ。まあ、早い分許してもらうとしよう。(笑)

 10日、星人の日…じゃない、成人の日だ。連休はいいのだが、どうも調子が狂う。そのせいというわけではないのだろうが、すっかり寝坊してしまった。起きたのは11時半近くだ。まあ、突貫の原稿描きで疲れてもいたのだろう。それはしかたないとして、毎年恒例の大仕事、一刻会会報の新春特別付録(年賀状本)の作成をしなければならない。

 その点で、この寝坊は大きなロスだ。朝食を済まして作業にかかったのは12時過ぎ…。まずは載せる葉書をセレクトしてページ割りを決める。続いて一気に葉書の取り込みだ。ここまではすんなりいくのだが、いつもそのあとが大変だ。個人の住所や本名はきれいに消さなければならない。

 会員同士なのだからそこまでしなくてもと思うかもしれないが、個人の住所が載るといろいろと問題が起こることもあるのだ。以前、会報にある女性会員が「文通しませんか?」と自分の住所と本名を載せたことがあった。その会報を退会した会員が古本屋に売ったらしく、それを買った全然見知らぬ男性から「文通してください。」という手紙が届いたということがあったのだ。

 これはMLやHPでも同じだ。むやみに住所を公開すると何が届くかわからない。エロビデオのチラシ程度ならまだいいが、どんな奴に利用されるかわからないので注意しよう。私のところの通販等は大丈夫だけど…。(笑)

 さて、それが終わってプリントに取りかかれたのが17時半だ。そこから各ページを会員数分+αプリントしていく。まさに力技だ。(汗) 毎度のことながら物理的時間との競争となる。しかし、今年で5年目になるカラープリンタはこんなハードな使用にもよく耐えてくれる。だから、なかなか買い替えられないのだが…。(汗)

 11日、15日が出勤なので、この日はその代休だ。というわけで4連休だったのだが、やることはてんこ盛りだ。新春特別付録のプリントを続けながらここの原文を書いたり、劇団☆新感線の春公演「犬夜叉」の情報を集めたりする。1月7日の朝日新聞夕刊にチケット販売の記事らしきものが載っていたとの話もあり、必死に探したが見つからなかった。(汗)

 しかし、本決まりであることは間違いなさそうだ。劇団☆新感線ファンのHPには日程表なども出ている。それによると、大阪公演が4月10日(日)から16日(金)で劇場がシアタードラマシティ、東京公演は4月21日(金)から5月5日(金)で劇場は東京グローブ座とのことだ。その他、4月には滋賀、5月には福岡、愛知、石川、広島での地方公演もあるらしい。

 だが、S席は大阪、東京とも7000円だ。こいつはちょっときつい。グローブ座の場合、3階席からでも劇場の作り上、そんなに遠くは感じないのだが、角度がきついのでつらいかもしれない。(以前、たまのライブを観にいった経験からすると…。汗)

 S席がこの値段だと、他の席も4000以上はするに違いない。若いファンにはつらい金額と言えるだろう。1996年秋の「花の紅天狗」のときは当日券(4500円)で入ったが、前から5番目で観られた。今回はその辺、どうなのだろう? 今回は「犬夜叉」ファンの注目度も高いし…。東京公演がるみけっとや一刻会の全国集会とぶつかってるのも個人的には大いに問題なのだが…。(汗)

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