飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2000年>

1月4日(火)

 大きなY2K問題も起こらず、まずまずの年始…。しかし、個人的には「るみけっと」という大きな問題が待っている。また今年は、高橋先生キャラデザインのゲーム「萌えよ剣」の発売や劇団☆新感線による「犬夜叉」の演劇化など、例年とは違った方面にも興味の持てる年となる。本家「犬夜叉」の連載もどうなっていくか期待したいところだ。

 12月29日、年末進行でこの日もサンデーがないので、「犬夜叉」の感想はお休みだ。仕事も年末休みなので、1年分たまったサンデーの整理を含めて部屋の片づけをした。毎年毎年、収納場所に困る。大分収納できる場所は増やしたのだが、それ以上に物が増えている。特に、ここ1、2年分の同人誌は自分の本の在庫と一緒に箱の中に入ったままだ。(汗)

 とはいえ、箱から出しても収納できるあてがない。このままではいずれ箱も満杯になるし、どうしたものやら…? そろそろ思い切って処分すべきものは処分していくしかないのかもしれない。どれも捨てがたいのだが…。(汗)

 30日、前日に続いてサンデーの整理をする。「犬夜叉」とるーみっくに関係のある記事を切り抜いていくわけだが、つい他の漫画も読み返してしまってなかなか進まない。これも毎年のお約束だ。(笑) もっと普段からまめに整理しておけば、年末に苦労しなくても済むのだが、これがまた執筆と同じでそうはいかないものなのだ。(単にズボラなだけだろ? 笑)

 それに、整理をはじめると一時的に逆に部屋が散らかる。これがまた困ったものだ。一休みしようと思っても寝っころがるスペースがない。コミケのときから続いている腰痛はますます悪化するし、人を雇いたいくらいだ。もっとも、知らぬ間にお宝を失敬されては困るが…。(笑)

 お宝といえばこの1年、随分とまた買い込んだ。特に春先が好調で、タペストリーや書店用のぼりの類がかなり手に入った。世の中が卒業シーズンだから、引っ越しなどの際に処分する人が多かったのだろうか? まあ、集める身としてはありがたいのだが、手放した人(ファンをやめた人)がそれだけいることを思うと複雑でもある。2000年はどんなお宝が手に入ることだろう?

 31日、出勤だ。職場地下の変電設備工事のための立ち会いだから、本来の仕事はない。ヒマだったら、絵コンテでも切ろうかなどと不埒な考えを起こしてノートと筆記用具を持参したのだが、着いてみると年明けを楽にするためにやっておきたい仕事がいくつもあって、結局、絵コンテなど切っている余裕はなかった。(ホントだぞ。笑)

 工事も3日目で最終日だから、17時には終わって帰宅できた。帰るとサンデーの整理の続きだ。それだけでは収納スペースが空かないので、いよいよコミケカタログもバラすことにした。表紙とマンガレポートとるーみっくサークルの載っているページだけを残してあとはバッサリと切り捨てた。

 私がコミケに参加したのは、1992年夏のコミックマーケット42からだが、この頃はまだるーみっくサークルも多かった。今はなき晴海国際見本市会場の新館1階に80ほどのサークルが並んでいた。館ごとの配置図に「高橋留美子系」と独立した名前で記述されていたこともあったのに、次回のコミックマーケット58のサークル参加申込書のジャンルコード表からはとうとう高橋留美子の名前が消えてしまった。(汗)

 これはどういう基準で消したのだろう? 何とも納得がいかない。当選サークル数は1996年頃よりずっと増えているし、前回4サークルしか当選してない高田裕三が残っているのだからわけがわからない。当選サークル数は応募サークル数に比例しているはずなのだから、新しい作家が増えて書くスペースがなくなったのなら、少ないところから落としていくのが筋というものだろうに…。

 さて、部屋の整理はとうとう年内には終わらなかった。寝る場所を確保するために未整理のものをとにかく空箱に詰め込んで新年を迎えることにした。Y2K問題についてはかなり楽観視していたから、カウントダウンが始まる頃にわざわざネットに接続した。きっと誰かチャットしてるだろうと思って…。(笑)

 1月1日、何の問題もなく年が明けた。各地で携帯電話がかかりにくくなったようだが、単にそれは通話が集中して回線がパンク状態になっただけだろう。そのまましばらく何箇所かでチャットをして午前2時半過ぎに一旦寝た。朝は、9時半頃に起きて例年どおりお雑煮とおせち料理を食べる。

 喪中だし、それを知らない人からわずかに年賀状が来た程度だ。昼前から残っていた部屋の片づけを再開して、何とか夜までには整理がついた。積もっていたサンデーがなくなると、とたんに部屋が広くなる。いつもこのくらい広いといいのだが、飛鳥杏華はそんなにまめな人間ではないのだ。まめなら、とっくに嫁の1人や2人いるだろう。(2人いたら犯罪か…。笑)

 2日、午前中から昼にかけてはのんびりと箱根駅伝をTV観戦した。今年の箱根駅伝(往路)は、なかなか波乱の繰り返しでおもしろかった。13時半過ぎに時計坂通信社の新年会に顔を出すべく中野に向かった。中野といったらあのお店しかない。当然、それを視野に入れた新年会であることは言われなくともわかってした。

 もちろん、集合時間の14時半より早く着いてお宝を先にあさってしまうことも可能だったが、そこは一応礼儀として出し抜くようなことはするまいと時間どおりに出かけたのだが、私が甘かった…。すでに他の連中は買い物を済ませたあとだった。(汗)

 といっても、全部をあさられてしまったわけではなかった。結構、まあまあのものも残っていたので、それを私が押さえることになった。ただ、さすがの私も手を出せないものがあった。殺生丸のセル画だ…。少年サンデーCM劇場犬夜叉編で使われたものだから希少価値は確かに高いのだが、6万円という値段は法外だ。

 背景つきのベストショットならそれなりに納得してもいいが、背景もないし、ほとんど横向きだし、目も半開きだ。これで6万は高すぎる。TVアニメ化されたらとたんに暴落するだろう。あのレベルなら通常2000円から6000円がいいところだろう。日曜日の抽選販売にかけたのだが、高すぎて買い手がつかず、一般売りに回されたらしいが…。

 さて、中野でそれなりの収穫を得た一行は、当然のように渋谷へ繰り出す。しかし、渋谷ではほとんど収穫はなかった。そして、17時半過ぎからいよいよ新年会に突入だ。1500円でしゃぶしゃぶ食べ放題のコースである。野郎ばかりだし、当然の結果ではあったが、ペースが異常に早い。あっという間に肉がなくなる。いったい何皿おかわりしただろう?(20皿ではきかないな。笑)

 食事のあとはカラオケ…。いきなり「めぞん」の主題歌歌い尽くしだ。うーむ、時計坂通信社のメンバーでのカラオケに参加するのは初めてだったので、こんなに「めぞん」の曲ばかりになるとは思わなかった。そのほか、ボイスチェンジをかけて「ラムのラブソング」を歌ったり、なかなか妖しいノリだった。(笑)

 3日、もう休みはこの1日だけなので、のんびり過ごそうと思った。箱根駅伝(復路)をTV観戦したあと、前日の収穫をあらためて確認する。まあ、あくまでコピーなのでそれほど貴重とは言えないが、「らんま1/2熱闘編」の絵コンテが4話分ほど手に入った。それでも、あまり出回らないから珍しいといえばめずらしいのだろう。

 表紙の絵はかなりいいのだが、絵コンテの中味の絵はハッキリ言って目が点になりそうなものだった。うーむ、セリフのところを読まないと誰だかわからない絵も多いぞ。その中で唯一いい出来だったのは古橋一浩氏の絵コンテだ。このレベルなら大満足と言える。ここで見せられないのだ残念だ。

 それはともかく、話の内容と表紙イラストは必ずしも一致していない。「リンリン・ランランの逆襲」の回の表紙絵は、なぜか女らんまの裸だ。うーむ、ほとんど脈絡がないな…。この絵はこの絵でなかなかいいけれど…。(笑)

 そうして絵コンテをながめてるうちに「らんま」気分が盛り上がってきてしまい、裏・高橋留美子*ぷち資料館用に「らんま1/2週刊少年サンデー表紙展示室」を作りはじめてしまった。これはすでに「うる星」でやっているものの「らんま」版だ。「らんま」についてはこれまで控えてきたのだが、表紙イラストを多く掲載した「らんま1/2メモリアルブック」も一般書店の店頭から姿を消したと言えるし、そろそろよかろうと思ったのである。

 しかし、初期の切り抜きは2穴パンチで穴をあけてファイルにとじてしまったから、この穴の修復が大変だ。穴によって落ちた文字や絵は完全には修復できない。そこをごまかしつつ、少しずつ修正していく。これはちょっと時間がかかりそうだ。結局、8つまで並べたところでこの日の作業は終わりにした。いずれ、「犬夜叉」もやりたいと思ってるが…。

 4日、仕事はじめで出勤だ。昼休みにサンデーを買い、「萌えよ剣」の情報を確かめた。この号に情報が載ることはすでにコミケの頃から聞いていたのだが、実物を見たのは年が明けてからだ。一見したときは土方がなかなかいいぞと思ったが、改めて見ると近藤も捨てがたい。沖田はちょっと私のタイプではないかも…。まして、坂本は…。(笑)

 猫丸はどうしても「らんま」の猫魔鈴のイメージだ。やはり中国の化け猫のようだし…。それはまあいいとして、問題はこの絵がゲームになるとどうアレンジされるかだ。無理に3Dにはしないと思うが…。(笑)

 さて、当然「犬夜叉」も読んだわけだが、すぐに書いてはネタばらしになってしまうし、次回まで待つとしよう。実際、ここを書いている時点で更新予定時刻になってしまっているし…。正月のせいで曜日感覚がなくなって、帰宅してから更新日だったことに気づいたもんで、原文を全然書いてなかったのだ。(汗)

 そんなわけけで、他の更新はほとんどできなかった。まあ、正月ぐらいは少し休ませてもらってもバチは当たるまい。その分、これからがんばらないといけないわけだが…。(笑)

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