飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1999年>

12月14日(火)

 毎晩、遅くなりながら少しずつ仕事をこなしていく日々…。余計なことを考えてるヒマがない分、精神的な低迷も逆に回復してきて何だか少し上昇ムード。でも、ちょっと回復が遅すぎたかな? もう少し早ければコピー本も間に合ったろうに…。(汗)

 8日、「犬夜叉」だが、やはり小春は神無に魂を吸い取られて操られていた。小春だけでなく、村人たちの多くも操られていたが、村人たちは明らかに操られているのがわかるように操り、小春はそうと気づかないように操ってみせたところが実に巧妙だ。神楽が死体を操るのに対して、神無は生きた人間を操るということのようだ。性格的にも対をなす2人がどんな連携をみせるのか見物だ。

 一方、犬夜叉と弥勒からかごめと小春を守るように言われた珊瑚は、自分が女扱いされてないんじゃないかと思いはじめる。それは犬夜叉たちがそれだけ珊瑚の戦闘能力を認め、頼りにしているという証なのだが、弥勒がこれまで「子を産んでくれ。」と言わなかったこととも重なって、ちょっとショックだったようだ。ここでおそるおそるフォローを入れる七宝がいい。七宝の役回りはこういうところにまだ残されている。もっとも、見え見えなところが難点だが…。(笑)

 その珊瑚は、神無の鏡に飛来骨をいとも簡単にはね返され、倒れる。操られた小春にはがい締めにされたかごめは、神無の鏡に魂を吸い取られる…。同じ頃、外では犬夜叉と弥勒の前に神楽が現れる。神楽が「今頃、かごめとかいう女も、魂吸い取られててる頃だろうよ。」と言ったことで、犬夜叉の心は乱れる…。

 自信をのぞかせる神楽…。前回の闘いではかごめの矢があったから風の傷を見極めることができた犬夜叉だ。かごめなしで鉄砕牙を使いこなせるかどうか…。操られた村人や最猛勝が周囲にいては、弥勒も風穴を開けまい。この局面をどう切り抜けるのだろう?

 ここでカギとなるのが、吸い取られかけたかごめの魂ではないだろうか? 吸い取られかけたけど、かごめの中に眠っている未知の力が神無の技を破る可能性もある。また、珊瑚があっさり倒され傷ついたことで、今後、「やっぱり珊瑚も女なんだ、いたわってやらなければいけないんだ。」と弥勒が感じる可能性がある。今回のエピソードは、そのための布石なのかもしれない。

 さて、転勤して1週間…。まだまだ毎日の通常の仕事も覚えきれない。そのたびに過去のやり方を参照しておそるおそる帳簿をつけていく。お金の出し入れを直接やるのだから、慎重にもなる。自分の金なら多少なくなってもかまわないが、額も大きいし…。(こんなことを書くと、襲われるかもしれないな…。汗)

 水曜日は比較的早く帰れるのだが、それでもこれまでより遅い。帰宅後は昼間読み切れなかったサンデーを読み、長いこと放ったらかしになっていた高橋留美子漫画作品一覧の「with CAT」の解説文を書きはじめた。随分、ルーズになってしまったものだと反省もする。るーみっくイベント・情報館も全然更新していない。ちょっと手を広げすぎたのかもしれないな。(汗)

 9日、新しい職場で歓迎会を開いてもらった。二次会までやったが、それでもいつもより帰りが早いというのにはちょっと疑問を感じてしまう。(汗) 仕事に慣れて早く終えることができるようになっても、上が帰らないと自分からは「お先に…。」とは言いにくい。やっぱり、かなり苦しい活動になりそうだ。そういう方が追いつめられて集中できるかもしれないが…。(苦笑)

 10日、仕事の最初の山場だったが、何とかこなした。しかし、夕方になって急に別の仕事で帰りが遅くなってしまった。博物館展示室の改装計画が遅れているので、早急に案を上げるようにと言われたのだ。私が赴任する前からの話だから遅れたのは私の責任ではないのだが、来てしまった以上、それを背負っていかねばならない。

 もっとも、物は考えようである。博物館の展示室改装と展示物の選択、配置レイアウトなどに関われるのは勉強になる。将来、仮に高橋留美子記念館なんてものができたときには、その経験を活かせるかもしれない。あくまで、もしできたらという架空の話でしかないが…。(少なくとも、現在のところはね…。ニヤリ)

 帰宅後、「with CAT」の解説文を書き上げて更新用ファイルとして保存した。そのほかにも「時計坂写真集〜番外編〜」の笹屋に関する記述を改めたり、写真画像にシャープネスをかけてより見やすくする作業をした。当然深夜までかかったが、やればできるもんなんだなと思う。そのやる気がなかなか起こらないところがダメなところなのだが…。(汗)

 11日、久々に何も考えずに寝坊できるので、朝はゆっくり寝た。前夜遅かったこともあるし…。起きてメールを確認すると、週刊ファミ通にアスキーから総監督・広井王子、キャラクターデザイン・高橋留美子というゲームが来年発売されるらしいという記事が載っていたとの情報が届いていた。

 タイトルは「機動新撰組 萌えよ剣」というらしい。うーむ、後半部はどっかで聞いたような響きだな。字は違うが、この響きならギャラデザインは島本和彦氏にやらせた方がよかったのではないかと思わず笑ってしまった。(島本和彦氏の有名な作品に「燃えよペン」というのがあるもんでね。笑)

 ただ、「萌えよ…」となってるところが妖しい。新撰組というと硬派な男たちのイメージだが、このタイトルからすると女性の新撰組なのかもしれない。総監督が広井王子氏だから、「サクラ大戦」のようなゲームになるのかも…。結構、露出度が高かったりして…。「犬夜叉」より先にアニメ化される可能性も…。(汗)

 午後から散髪に出たついでに週刊ファミ通を買って自分で記述を確かめた。まだ、絵も何も載っていない編集部からの小さな伝聞情報に過ぎないから、あまりぬか喜びしてはいけないだろう。実際、あんまり喜べない。これでずっと先延ばしにしてきたプレステ購入をマジで考えなければならなくなったからだ。(笑) しかも、時期が微妙だぞ。プレステ2まで待つべきかどうか…?(汗)

 夜から何となく絵コンテを切ってみる気になる。コピー本はもうほとんどあきらめたはずなのだが、ここへきて描いてみたくなったのだ。実際、物理的な時間がないから冬コミ合わせは無理だろうけど、そのあとの「るみけっと」合わせのためでもいいと思って切ってみたのだ。

 しかし、どうもコマがうまく割れなかった。1ページには長すぎて、2ページには短すぎる。ほんとに他愛もない作品なので、こんなのに2ページを割きたくはないのだが、う〜む…。(だったら、描くのやめたらって言われそうだな…。汗)

 12日、この日もゆっくり寝た。福間未紗のインストアライブのために新宿へ行く日だが、朝方はまず前日の絵コンテを切り直そうとあがいてみた。しかし、やっぱりダメだ…。気分転換に(というのは口実だったりするけど)少し早めに出発して中野と渋谷を回った。当然、行ったのはあのお店だ。(笑)

 ここで紹介しずぎてしまったせいか最近はあまり収穫がないが、それでも3点ばかり買い込んだ。以前は1万5千円もしていた「らんま」のテレカが半額以下で出ていたのでつい…。(まだまだそれでも高いのに…。汗) これは、帰宅してから裏・高橋留美子*ぷち資料館に加えることにした。

 さて、目的の福間未紗のインストアライブだが、新宿のタワーレコード7階で15時過ぎから始まった。14時半ぐらいに着いておいて正解だった。前回にも増して見物客が多く、ステージ前も狭かったからだ。結構女性が多いのは、実弟の福間創(P-MODEL)やたまに帯同しているキーボード奏者・斉藤哲也目当ての女の子もいるからだろう。

 選曲は前回の吉祥寺と同じだった。まあ、打ち込みデータを用意する都合もあるので、しかたのないところだろう。ライブ後のサイン会、前回の吉祥寺ではその店で買ってなくてもCDを持っていけばサインしてもらえたのだが、タワーレコードはあくまでここで買わないとダメという姿勢を貫いた。

 サイン会やインストアライブというのは、その店の販売促進目的もあるのだから当然といえば当然なのだが、追っかけファンのことも少しは考えて欲しかった。そのたびにCDを買っていては経済的に苦しくなる。私は別に苦しくなかったが、それでも3枚目となるとちょっとためらってしまい、結局サインはもらわなかった。(その辺がまだ高橋先生と愛の差があるところかも…。笑)

 13日、18日の土曜日が出勤になる関係でその代休だ。3連休あるとかなり楽だ。今週末が逆につらいからあまり喜べないのだが、ここの更新作業ができるのはありがたい。早速、午前中はここの原文書きをした。午後は絵コンテでもと思ったのだが、どうもノリが悪いので、るみけっとのプレゼント抽選会出品候補グッズをまとめたページを作ってみることにした。

 以前にもここにチラっと書いたのだが、実際に抽選会にかけられるのは時間の関係もあって10点がいいところだと思う。となったとき、どれを持っていったらいいか迷うので人気投票をして参考にさせてもらいたいのだ。なるべくそれぞれの性別や年齢層に対してバランスよく配分できるようにしたい。こっちの思い込みで持っていってウケなかったら困るし…。

 ということで、デジカメとスキャナーで画像を作りまくった。すでに裏・高橋留美子*ぷち資料館に画像のあるものはそれを流用したが、それだけで夕方までかかってしまった。夜からは画像を並べてページを作ってみたのだが、あまりにも候補グッズの数が多過ぎて1ページにおさめるのが苦しい。とはいえ、CGIでアンケート送信してもらうには同じページに画像を置かないと不便だし…。そんなわけで、結局ページ作成はできなかった。

 14日、帰宅がまた遅くなった。ここの更新作業も当然遅れてしまう。せっかく前日に原文を書いておいてもこの日の分はこの日にしか書けないわけで、結局時間的に苦しくなってしまう。睡眠時間を考えると、体力的にもきつい…。

 もう、コミケまではこのまま突入することになるだろう。一応、10月に買わなかった人には「FREE AS A BIRD」が新刊になるので、かろうじて面目を保つかたちにはなったが、不本意であることは間違いない。来春のるみけっとと夏コミもこのままの状態では非常に怖い。何とかしたいのだが…。(汗)

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