飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1999年>

11月30日(火)

 思ってもみなかった12月1日付けの転勤内示…。急に身辺があわただしくなって、引き受けた一刻会の原稿が進まない。しかも、今度の職場は土日が休日でない可能性も…。コミケは? るみけっとは? どうなってしまうのか、飛鳥杏華…?(汗)

 24日、「犬夜叉」だが、神楽の正体が明らかになった。残念ながら私の説は半分はずれだ。その前に考えた奈落が体を分けた可能性の方が正解だった。私の場合、奈落本体がそのまま分裂したものと考えたから、記憶もそのまま神楽に移るはずと思ったところに落とし穴があったようだ。余った(あるいは余した)肉塊から新たに生み出したから奈落の記憶は神楽には引き継がれていないというわけだ。

 しかし、そうなったことで結局、50年前の早変わりの謎(矛盾)はまた謎(矛盾)のままになってしまった。もっとも、奈落が狼野干をけしかけるのに変化の途中だから動けない(変化には時間がかかるという意味)と言ったのがウソだったと考えてしまえば解決してしまうことではあるのだが…。(汗)

 それはまあいいとして、奈落は神楽の前にもう1人分身を生み出していた。神楽に対して姉という言い方をしたのはそういう意味だろう。その姉、神無を犬夜叉たちのもとへ差し向けたと言う。見たところ、活発そうな神楽に対して、ちょっとおっとりした感じに見える。私の好みかもしれない。おっとりしたおねーさんというのは…。ちょっとボケが入っててくれるとなおいいかも…。(笑)

 一方、弥勒を中心に神楽の正体について分析を進める犬夜叉たち…。この奈落の能力は、最近になってできるようになったのだと分析したが、以前と変わったことといえば桔梗から渡された大きな四魂のかけらしかない。自分の体から分離した肉塊に四魂のかけらを使うことでこの能力を得たと見るのが、いまのところは順当だろう。

 とりあえず、次回はおっとりおねーさん(?)の神無がどんな活躍を見せてくれるかだ。もっとも、おとなしく見える悪役ほど、冷酷非情な性格だったりすることが多いのだが…。(汗) また、奈落の分身がともに女で名前に「神」の字が使われているところも意味深い。他にも姉妹がいるかもしれないし…。不器用な三女とか…。(おいおい。笑)

 さて、この日だが12月1日付け転勤の内示が出てしまった。特に事前にそれらしい打診もない寝耳にミミズ…じゃなくて、寝耳に水の話だった。(寝耳にミミズもかなりビックリすると思うけど…。笑) これで6年余り勤めたシステム開発関係の仕事を離れることになる。それはまあいいとして、新しい職場は土日が休日かどうかわからないところだ。都内は都内だが、引き継ぎに行ってみないとわからない。

 土日が休日でなくなると、えらいことになってしまう。(汗) 一刻会の編集会や集会に参加できなくなるし、コミケやるみけっと、その他の即売会への参加もできなくなる。人数が少ない上にいちばん下っぱになってしまったから、休みもそうはとれなくなるだろう。これはかなり困ったことになるかも…。(汗)

 ということで、21日に引き受けた一刻会「そると」の穴埋め原稿に急いで取りかかった。しかし、精神的に不安定になっているし、異動前に何とかしなければというあせりがひどく、思うように筆が進まない。結局、この日は冒頭の1/3ページほどしか書けなかった。

 25日、前日に引き続き「そると」の原稿に向かう。しかし、やっぱり進まない。書いても書いても気に入らなくて書き直しになってしまう。あせればあせるほどダメだ。「あ〜っ、もうっ!」とイライラしてしまって、頭をかきむしるばかり…。まだもう1週間あるが、土日が休みでなかった場合には原稿の受け渡しにも困る。そもそも、12月4日が休日だという前提で引き受けたのだからたまらない。(汗)

 とにかく翌日までの状況を見て、会長に相談することにした。それまでは根性で書くしかない。その根性も、あせりでかなり空回りしてしまってるのだが…。(これは好調時でもきついぞ。汗)

 26日、「そると」の原稿にかかりきりだが、全然進んでいない。まだ半ページにしかならない。引用のカットを加えても1ページに足りないだろう。埋めなければならないのは8ページだ。うち1ページは扉だから、文章で埋めるのは7ページだが、それでもかなり無理がある…。土曜日の状況次第で好転することもあるので、とりあえず状況説明だけして具体的な対策については日曜日に話し合いたいというメールを会長に出した。

 27日、いくらか状況は好転して少し筆が進んだ。しかし、まる1日かけたにしては低調だ。文章だけでまる2ページ分。引用カットを含めれば3ページにはなるだろう。それでも、依然として苦しい状況だ。これでは自分のコピー本どころではないな。まあそれはいいとして、引き受けたことを果たせないのはつらい。予期せぬ事態なだけに、しかたないと言えばしかたないのだが…。(汗)

 28日、「そると」の編集のために日野へ出向く。まずは今後の対策だ。とりあえず、30日に引き継ぎに行ってみないことには何も詳しいことがわからない。ということで、30日の引き継ぎを受けて改めて対策を考えることにし、そのまま執筆を継続することになった。そうすることが決まったところで、自分の原稿が左右どっちページから始まるかを確定するためにページ割り作業を会長と二人で進めた。

 そうしているうちに編集要員も1人、2人とやってきて、漫画のネーム貼りなどの作業は彼らに任せることができた。結局、ページ繰りの関係から私が文章で埋めるページは6ページに減った。いくらかは助かる。扉のデザインも含めて7ページ、残る1週間でできるかどうか…。やるしかないが…。(汗)

 29日、この日は送別会だ。一度来ると専門分野だけに長くいる職場だから、6年余りで送別会の主賓になるとは思ってもみなかった。帰宅後は「そると」の原稿かここの原文を少しでも書いておきたかったのだが、電話がかかってきてつい長電話してしまった。自分から電話をかけることはほとんどないのだが、かかってくるとどうも長電話になってしまう。私が話を横道にそらしてしまうのが悪いんだろうが…。(汗)

 30日、朝から新しい職場に出向いて業務の引継ぎを受けた。結構、細かい伝票がたくさんあってややこしい。覚えるまでがかなり大変そうだ。そして、問題の休日だが、ローテーションを組んでやはり土日に出勤するらしい。とりあえず、案として作成されていたローテーションを見せてもらったが、12月分は自分にとって非常に都合のいいかたちになっていた。

 これなら、5日の一刻会の編集会に原稿を持参できるし、12日の福間未紗のインストアライブにも行ける。コミケも参加当日は休める。ただ、コミケ参加日の前後が出勤なので、一刻会の宿泊会への参加が難しくなる。荷物が重いから、できるだけ前日から泊まって荷物を行き帰りとも会長の車で運んでもらいたいのだが、そのためには25日の夜も泊まりたい。こうなったら、26日の朝は宿から出勤するしかないか…。(その方が近いし…。笑)

 休日が何とかなりそうな目安が立ったことで、やや明るい気持ちで帰宅してここの更新だ。ただ、これからは平日の残業がまた少しきつくなりそうだ。いかに休日に効率よく原稿を描くかにかかってくるだろう。年内に「めぞん一刻・原作初出掲載時資料室」を1回更新したいと思っていたのだが、仕事に慣れるまではちょっと厳しそうだ。とにかく、すべては慣れること…。とりあえず、希望がつながったことでよしとしよう。

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