飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1999年>

11月2日(火)

 とりあえず、自分の中ではオヤジアレルギー問題は一段落…。しかし、スイッチが「リス」モードに切り替わってしまったシングルタスク人間・飛鳥は、なかなかるーみっくに戻れない。それでも、しっかりお宝探しには出かけたが…。(懲りねー奴…。笑)

 10月27日、「犬夜叉」だが、しっかりと大方の読者の予測(?)を裏切ってくれた。が、これは心地よい裏切りだ。謎の女が奈落でなくてよかった。これで、心置きなくハマれるというものだ。(おいおい…。笑) 謎の女の名は神楽…。手にした扇を使って(かどうかは、まだ不明だが)死者を操る屍舞いという技を持つ。自信に満ちた不敵な立ち居振る舞いが特徴的だ。雰囲気はかなり違うが、性格的には逆髪の結羅に近いものがあるかもしれない。

 しかし、意味的にはちょっと怖いものも感じる。死者を操る技を使うという点だ。「犬夜叉」では、死者を甦らせたり操ったりという行動が何かひとつのキーポイントになっているような気がするのだ。すぐに思いつくのは桔梗の例だが、殺生丸の持つ天生牙も死者を甦らせる刀であり、今後、その使い方が注目される。あくまで結果なのかもしれないが、死者が甦ったり操られたりすることはここまで犬夜叉を苦しめる(悩ませる)方向に働いてきている。必ずしも単発ではないこの流れというのが、何かを意味しているようで怖いのだ。(汗)

 それはそれとして、犬夜叉たちがやってきたのも奈落にとっては計算済み、むしろ目の前で化け熊を最猛勝に襲わせておびき出したというわけだ。そして、鋼牙と闘わせる…。自ら手を下せば、かごめと対峙しなければならないのだから、ある意味で当然の闘い方と言えるだろう。その過程でさらに神楽を利用している点にも用心深さを感じる。

 気になるのは、奈落がいかにして神楽を見つけ、利用できるようになったかだ。神楽はここまでの印象では、とにかく殺戮を思うがままにやらせてもらえればいいという感じに見える。もしそうなら、利用するのはたやすいことだが、そこまで単純だろうか? そして、鋼牙の右手に仕込まれた四魂のかけらに似た何かの正体もまた気になる…。とりあえず、次回を待つとしよう。

 さて、この日は職場の飲み会だ。そんなに遅くまで飲まなかったし、量も少なかったはずなのだが、妙に疲れていた。しばらくBGMを流しながらぼーっとしていると眠くなってきたので、昼間のうちに書いておいたメールを送信して寝てしまった。(汗)

 28日、先週末から引き続いての「リス」モードだ。完全にスイッチが入ってしまったらしい。こうなるとしばらく切り替えがきかないシングルタスク人間だから困ったものである。でも、自分の心の赴くままに生きるというのが自然だと思う。それを押し殺して優先しなければならないことが世の中にはいろいろあるわけだけれど、時にはわがままに生きてみたくなるときもある。それが通用する世の中でもないけど…。(汗)

 29日、もうこうなったら徹底して「リス」に徹してしまうしかない。持っているライブのテープを全部聴かなければおさまらないだろう。まあ、もののついで(って、何のついでだろうね。笑)ということもあるし、一気に燃えといた方がスイッチの切り替わりも早いかもしれない。19本もあるから、そう簡単には終わりそうにないのだが…。(汗)

 30日、一気に燃えたせいもあってか、この日の昼近くになるとさすがにちょっと疲れてきた。気分転換が必要だ。外の空気を吸いたくなった…。というわけで、ちょっと散歩に出かけることにした。土日に散歩とくれば、行くのはあそことあそことあそこだ…。(笑) 毎週、毎週、よく懲りないものだと我ながらあきれる。が、この気持ちがなくなったら、いよいよ本格的に隠居だろう。まだまだ成仏できそうにないけど…。(笑)

 しかし、こう毎週だとさすがに収穫は落ちてくる。それでも、ゼロに終わらないところがある意味で恐ろしい。それだけ、るーみっくグッズを手離している人がいるという証明だ。そういうものを見つけてしまう自分もまたある意味で恐ろしいと思うが…。(笑) この日も最後に訪れたまんだらけ中野店のDEEP館でお宝と遭遇した。

 ところが、さすがの飛鳥のたじろいだ。どーんと大物が…。「らんま」のすだれである。当時、あまりグッズには興味がなかったから、こんなものまで出ていたとは知らなかった。絵柄は、第3話が掲載された少年サンデー1987年38号の表紙イラストからの流用だ。基本的に原作絵のもので持ってないものは押さえるという方針だったが、これはさすがに迷った。値段は並のタペストリーと同等だから買ってもいいが、どうやって持って帰るかだ…。

 もちろん丸めるのは当然だが、それでも長い。まんだらけのいちばん大きな袋でも入らないだろう。箱なしと書かれているので、ほとんど裸で持ち帰らねばならなくなる。これはつらい…。(汗) それでも迷うところがオタクの性かもしれない。何度も何度もぐるぐると店内を回って検討を重ねる。しかし、これがちょっとした命取りになってしまった。(汗)

 別にそのすだれを誰かに買われてしまったとしても、それほど後悔はしなかったろう。経済的問題以外の理由で即決できなかったのだから、所詮その程度の欲しさでしかない。「迷ったら買いだ。」という言葉をある程度実践してきてはいるが、それにもレベル差ある。帰りの苦労を考えてしまうようでは、迷いのレベルは低いに違いないのだ。ところが、その間に丸めたポスター類が無造作に放り込まれているところにさり気なく置いてあった「めぞん」のタペストリーを他の客に取られてしまったのである。

 すだれに気をとられるあまり、いつもの草の根発掘を怠ってしまったのだ。そのタペストリーの存在に気づいたときには、すでに先客がその場を物色していた。20代とおぼしき女性だったので最初は安心していたのだが、「めぞん」のタペストリーを発見するとそのまま小脇にかかえてしまった。やられた! 不覚じゃ…。「リス」に浮気していた報いだろうか?(汗)

 だが、そこでがっくりと膝をついてあきらめてしまうのはまだ早い。そのあとで残りものを物色してみると、何ともう1本「めぞん」のタペストリーがあったのだ。大きさや巻いた状態の色合いは同じだったから、同じものかもしれない。ただし、残っていた方はちょっと汚れがきつい…。(汗) まあそれは自業自得だし、ないよりはマシなので、その1986年夏の小学館コミックフェア販促品のタペストリーを押さえた。あとはすでに目をつけておいた吊り広告ポスター2枚を手に入れた。

 吊り広告ポスターもやはり「めぞん」だ。1枚はビッグコミック・スピリッツ1982年10月30日号のもの。もう1枚はJR東日本バスの3種のうちの1つだ。ともに出回る頻度が低い。特に前者には響子さんの絵の脇に大きな赤鉛筆をかかえた高橋先生自身が写っている。高橋先生自身が写ったポスターというのは、もしかしたら他にないのではないだろうか? このポスターの存在自体は、以前、知り合いから見せてもらって知っていたのだが、なかなか手に入らなかった。これは収穫だった。

 それはよかったのだが、先週の書店用のぼりといい、どうも値段がこれまでの相場と比べて高くなっている。DEEP館だけの現象なのだろうか? それとも、一時下がった相場が再び高騰しはじめているのだろうか? アニメの再放送などで若いファンが増えてきていることを考えると、後者ということも考えられなくはない。しかし、あまり高騰するとプレゼントのための買い押さえというのがだんだん難しくなってくる。

 実は「めぞん」のタペストリーのあった場所には「らんま」の初代タペストリーもあったのだ。しかし、飾り用のヒモがなく、結構汚れも目立つ状態で、それまでの相場の2倍の値段がつけられていた。完品でも未使用品でもないのにこの値段はきつい。いつもなら、すでに持っていても押さえる品物だが、今回はパスしてしまった。私の持っている未使用品がそれの半分近い値段だったことを考えると、どうしても押さえる気になれなかったのだ。これでは、ますます若いファンは手が届かなくなるな…。(汗)

 帰宅後は収穫物を早速デジカメで撮影し、裏・高橋留美子*ぷち資料館に加える準備作業をした。この裏資料館のありかのことをよくチャットなどでも聞かれるのだが、そう簡単に教えてしまっては「裏」と呼ぶ意味がなくなってしまう。いずれまた、何かの記念の際にはミラーを作って期限付き公開をするつもりだ。さしあたっては、5万アクセス突破あたりかと思うが…。

 31日、ベッドがかなり傷んで買い替えることになったので、ごちゃごちゃになっていたベッドのまわりを片づけねばならなくなった。「リス」のライブを聴きながら荷物を隣の部屋に移動する。いろいろなお宝が出てくる。ベッドの下にも結構入れていたので、隣の部屋が満杯になってしまった。よくこんなにおさまっていたものだと思う。その一方で、るみけっとではどのくらい放出しようかと思索にける。ちょっとオールドファン向きのものが多いかなと感じた。

 「犬夜叉」はまだグッズがほとんど出ていないからしかたないとして、実際に数えてみると「らんま」もそこそこプレゼント用に押さえている。自分の中での貴重度の評価が低いせいか、実際の数ほどあるという印象が薄かったのかもしれない。タペストリーや書店用のぼり、のれんくらいは充分出せる。とはいえ、1回目であまり出しすぎてしまってはあとが続かないし、抽選会の時間にも限りがある。

 いっそのこと、ここで放出できるものを公開して人気投票でもしてみようか?(笑) そうすれば、裏・高橋留美子*ぷち資料館の画像の一部を表で公開することもできる。あまり物で参加者を釣るのは好きではないが、私がただの欲張りに終わらないためにもいいかもしれない。(笑) ちょっと本気で考えてみようか…。

 11月1日、いつもの年なら創立記念日で午後は休みなのだが、今年からはまる1日勤務だ。だんだん世の中住みにくくなってくる。時短とか言ってたのはどこへ行ったのだろう? 当然、気分も乗らない…。帰宅後はまた「リス」を聴きながらのんびりする。ちょっと、一刻会会報の原稿も作成した。この前の「らんま」の珍しいポスターの報告記事だ…。もう1つ、オヤジアレルギーのことを書こうと思っていたのだが、自分の中で一段落してしまったせいか、あまり意欲が湧かなかった。もともと意欲の湧くようなネタではないが…。(汗)

 一方、「リス」のライブテープも中盤にさしかかってくる。こうして通して聴いてみると、試行錯誤を繰り返しながら、だんだんとかたちが整ってくる過程がわかる。「たま」もそうだが、「リス(福間未紗)」の曲には独特の世界がある。その世界が好きだ。漫画でも私はどちらかというと世界志向のようだ。あまり特定のキャラに深くはハマらない。かすみおねーさんは好きだが、結構冷静に観察してたりする。むしろ、そのキャラの住む作品世界全体が好きなのだ。

 だから、私の漫画もオリジナルストーリーの長いものは作品世界を大きく逸脱させることはない。原作の世界そのものが好きだから、自分もその作品世界の中でキャラを動かしたいのだろう。その反動が鬼畜でベタなパロとなって表れてるのかもしれないが…。(笑)

 2日、帰宅後はまず、食事をしながらバレーボールのTV観戦だ。日本が男女とも世界で勝てなくなって放送機会もめっきり減ってしまったから、かなり久しぶりという感じだ。若い頃はよく女子の試合を見に行ったものだった。大林素子と並んだこともあった。さすがにでかくて参ったが…。(汗)

 しかし、ルールがあの頃とはまったく変わってしまった。私としてはちょっと興ざめだ。どうせラリーポイントにするなら、いっそ9人制にしてしまえばいい。その方が、常にアタッカーの頭数が揃ってて攻撃が多彩になる。9人制というとママさんバレーを連想して、ついレベルが低いように思うかもしれないが、レベルの高い9人制はなかなかおもしろいんだぞ。レシーバーの生きる道も開けるし…。

 さて、そのあとはここの更新だ。前回設置したるみけっと専用掲示板には閑古鳥が鳴いてる。まあ、最初はこっちからどんどん情報を流していかないといけないのかもしれない。ちょっと様子見で待ってみたのだが、宣伝もぜんぜんしてないし、当然といえば当然の結果だろうか…。でも、ここのアクセス数は着実に増えているのだから、ちょっと淋しい気がする。顔だけでも出してくれるとうれしいのだが…。

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