飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1999年>

8月3日(火)

 これといって状況は変わらない。少し変わったことがあるとすれば、夏コミに参加できる可能性が0ではなくなったことぐらいだろうか? 依然として先行きは不透明なのだが…。

 7月28日、「犬夜叉」だが、やはり少女りんは狼に噛み殺され、殺生丸がその命を天生牙で救うことになった。しかし、さすがにそれを機に善人街道まっしぐらというわけにはいかなかった。(あたりまえか…。笑)

 切れぬ刀も使いようと悟った殺生丸だが、この先どのように使っていくつもりなのだろう? 犬夜叉が殺した妖怪を片っ端から生き返らせて、苦しめてやろうということだろうか? そうなると、桔梗の真の復活や逆髪の結羅の復活もありうるのだろうかと期待してしまったりする。

 しかし、今回見たところでは、天生牙であの世からの遣いを斬ることで命を救うかたちだったから、すでに肉体が滅びてから時間がかなり経過してしまった桔梗や結羅は生き返らせることができないと考えるべきだろう。復活してくれるとうれしい部分もあるのだが…。(笑)

 一方、犬夜叉たちは鋼牙と遭遇する。当然、闘いになるのだろうが、どう展開していくのだろう? 案外、鋼牙はあっさり殺されるが、殺生丸が生き返らせるということになるのか? しかし、簡単に死ぬような妖怪を生き返らせても、あまり殺生丸にメリットはないだろう。そうするとむしろ、生き返ったら嫌な存在として描かれる可能性が高いだろうか…? う〜む、とりあえず先の展開を見守ることにしよう。

 さて、この日はもともと入稿締め切りの予定日だったので、休暇をとってあった。空いた時間は「犬夜叉」の考察にあてたが、相変わらず進みが悪い。内容がかなり堅いから、余計先に詰まってしまうという感もある。まあ、ものにならなければそれはそれでいいのだが…。

 29日、何も状況は変わらない。考察も進まないし、だんだんすべてに渡って意欲が低下していくのがわかる。睡眠だけはしっかりとっているので体調そのものは悪くないはずなのだが、どうもすっきりしない。まあ、こういう状況下に置かれてすっきりしていたら問題と言えるが…。(苦笑)

 いままでなら、そろそろ一刻会会報の原稿を書かねばならない時期だが、今回はそれもない。一刻会MLに書いたものを掲載してもらうのと、前号のイチオシ原稿を挙げる程度だ。締め切りに追われるのもつらいが、何もすることがないというのも何か気が抜けて変なものだ。いずれは、慣れてしまうのかもしれないが…。

 30日、本当にこんなことでいいんだろうかと思うほど何もしていないし、何もする気にならない。ただ、やらなければならないことを淡々とこなしているだけだ。労力が小さいわりには、ドッと疲れる…。しかし、私なんかよりもっと大変な人がいるのだから、こんなことで音を上げては申し訳ない。いつまでこの状況が続くかわからないが、とにかくその時がくるまではがんばっていくしかなかろう。

 31日、梅雨明け以来、いかにも夏らしい暑さが続いている。休日は日中に出かけることになるのでつらい。1駅分じゃもったいないとわかっていながらも、つい歩きを嫌って地下鉄に乗ったりしてしまう。着いてしまえば室内はむしろ寒いくらいで、この温度差が疲労の一因になっているとも言えるだろう。夏バテなどしている余裕はないのだが…。

 このところ、ささやかな楽しみは少しずつ読んでいるコミケカタログのマンガレポートくらいのものだ。自分が今こうしていることは、次回のマンガレポートネタになるだろうななどと不埒なことを考えてしまったりもする。どんな状況になっても、同人魂は抜けないらしい…。(汗)

 8月1日、ついに8月に突入した。コミケまであと2週間。昨年の今頃は修羅場の真っただ中だったことを思うと、何とのんびりした生活を送っているんだろうという気になる。それでいながら、昨年よりずっとつらいというのは、何とも矛盾に満ちている。嘆いたところで、どうなるものでもないのだが…。

 そろそろ、本格的に夏コミ合わせの新刊断念についておわびのペーパーを作りはじめる必要があると思い、落とした理由と経緯について文章を書きはじめた。が、簡潔にまとめるのがむずかしい。つい長くなってしまう…。どうせ長くなってしまうなら、コピー本にしてしまおうか? 何やら、また鬼畜な考えが浮かんできてしまった。(笑)

 実際、7月17日の恐怖の大王降臨以降、状況はほとんど変わっていないのだ。このままコミケ当日を迎えられれば、参加することも可能と言える。もし、参加できたらという条件つきになるが、コピー本を持参するのも悪くなかろう。書きかけの考察も何とかまとめて加えれば、かたちになるかもしれない…。(なんちゃって。) まったく、これだから同人ってやつは…。(汗)

 2日、新刊断念の理由と考察を少しずつ進めた。考察の方は、文体をやわらかくして、雑感という位置づけに改めた。実際、考察と呼べるほどの検証はできていないし、その方が妥当だろうと思ったのだ。ページ数は表紙込みで12〜16ページになるだろうという目算も立った。12ページいけば、前の肉離れのときの言い訳本と同じになるから、まずまずだろう。

 なぜ、ただのペーパーだけでなく、コピー本にするかといえば、1つはコミケに来てくれた人たちとのコミュニケーションを保つために、かたちだけでも何か読めるものを提供したいからだ。こんなものならいらないという人はそれでいいが、何もないよりコピー本でもあったほうがいいと言ってくれる人の気持ちに応えたいのだ。

 もう1つは、かなり打算的な理由になるが、次回のコミケ申込みのために、コピー本でも新刊を出したという実績を作っておきたいというのがある。別に大手サークルの本を朝イチで買う趣味はないから、そのためにサークルチケットが欲しいとかいうことはないのだが、やはり自分の作った本は自分のブースで売りたいし、少しは期待してくれる人もいるらしいから飛鳥鳳凰堂として出続けたいのだ。

 抽選漏れを続けているサークルがいくつもあることを考えれば、とんでもない贅沢と言われてしまうかもしれないが…。(汗)

 3日、コピー本の制作を考えると、やはりここの更新をしている余裕はない。こうしてどんどん遅れて悪循環にはまり、気がついたときには更新不能状態になっているという状況に陥りかねないのだが…。(汗)

 まあ、とりあえず、夏コミが終わるまでは失礼させてもらうことにしよう。と、こんなことを書いても読まれるのは夏コミ後だし、わざとらしことこの上ないのだが…。(笑)

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