飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1999年>

7月27日(火)

 新刊、夏コミ参加断念で、残務整理の1週間。充分とれる睡眠時間とゴロゴロしていられる休日…。こんな生活があったのかとゆとりを感じる一方で、何か落ち着かない違和感を感じる飛鳥…。本当にこのままでいいのだろうか?

 21日、「犬夜叉」はだいたい予想どおりの展開となった。殺生丸の世話をしようとしている少女の名はりん。野盗(サンデーでは「野党」になっていたが…。笑)に目の前で親兄弟を殺され、声を失ったという。

 そのりんが、なぜ殺生丸の世話をしようとしているのかはわからない。人間に親兄弟を殺され、村の人間たちに殴る蹴るの暴行を受けている様から察すると、極度の人間不信に陥って、妖怪である殺生丸に親愛の情を示しているとも考えられなくはないが、どうも根拠には乏しいように思える。

 それはともかくとして、予想どおりりんが命の危険にさらされる展開となった。一度は死んでしまうのかもしれない。そこで殺生丸がりんを救うために天生牙を使うのだろう。今回は殺生丸がそういう気を起こすに至るための伏線敷きだ。その辺は容易に読める。

 問題は、その能力を使えるようになった殺生丸がこれからどうなるのかだ。まさか、一気に善人になって世の中の人間たちを救って回るなんてことはあるまい。それではあまりにも安っぽい。(笑)

 それと、新たに登場した四魂の玉を集める狼男の鋼牙の動向だ。いずれ犬夜叉たちと闘うことになるのだろうが、鋼牙と四魂の玉がどういう関わり方をしてくるか見物だ。しかし、このネーミングを見ると、巻末のインタビューでキャラの名前を決めるので精一杯というのがよくわかる。ネタ切れが近いのかも…。(汗)

 さて、この日はとにかく一休みだ。ただ、夏コミの売り子の手配だけはしておかねばならない。とりあえず心当たりに電話してみたが、先約が入ってしまっていた。しかし、他に頼れるあてもない。自分が動けない状況になってしまっただけに、何とか人の手配をお願いするしかなかった。申し訳ないと思いつつも…。

 22日、休暇をとって休んだ。午前中に一刻会MLに事情を説明し、売り子の手伝いをお願いするメールを出した。本来ならば、あまり他人に話すべきことではないのだが、ただ、行けなくなったからブースお願いねでは、気持ちが伝わらない。どうしても行けなくなった理由をちゃんと説明して、お願いするのが筋だろうと思ったのだ。

 しかし、新刊の入稿をあきらめたことで、休暇の日中はまったくのヒマになってしまった。前夜に続いて徹夜の勤めが控えているので睡眠をとるものの、ずっとは寝ていられない。何もすることがないというのは、かえって不安だ。

 結局、描きかけの漫画に少しペンを入れてみた。もはや入稿に間に合わせるためではない。自分自身が不安から逃れるために、何か集中できるものが欲しかった。余計なことを考えずに、夜の勤めまでの時間をつぶしたかったのだ。

 23日、この日も休暇をとって休んだ。徹夜明けだから、日中は睡眠時間だが、その合間を利用して夏の新刊のために原稿を描いてくれたゲスト作家たちに正式に入稿断念を伝え、謝罪するメールを出した。いろいろと事情もあって、徹夜の勤めは前夜をもって終了となったが、そうなると昼間にその時間がまわってくることになる。決して楽になることはないのだ。

 それでもやはり、仕事を休むと余る時間が出てくる。いままで休む間がなかったから、こういうときこそゆっくり休むべきなのだろうが、何かしていないと落ち着かない。結局、この日はコミケカタログのマンガレポートなどを読んで過ごしたが…。

 24日、2日ばかり昼夜逆転の生活をしていたので、時差ボケのような状態で頭がすっきりしない。前日、徹夜明けで昼間寝たにもかかわらず、夜も普通に寝てしまった。それなのに、この日の日中も眠い…。要するに1日中眠いのだ。(汗)

 睡眠が充分とれているのはいいのだが、その割に疲れがとれていないという感じがする。あと半月ぐらいはこんな生活が続くのだろうか? 何とも中途半端で気分がすぐれないのだが…。(汗)

 そこでとりあえず散髪に行き、気分転換を図ることにした。帰宅後はたまっていたここの更新作業にとりかかった。とりあえず、「気まぐれモノローグ」は7月20日分までを仕上げた。この先の更新はまたいつできるかわからないが…。

 25日、ようやく時差ボケ感覚もおさまってきたが、時間的に中途半端で何もできない状態が続いている。その気になれば漫画を描くことも可能なのだが、一般的常識からいって、漫画など描いている場合ではないという状況に置かれているだけに、どうしても精神的ブレーキがかかってしまうのだ。

 自分としても、そこのけじめはしっかりつけたいと思っている。だが、だからといてダラダラと時間を過ごすのは、決していいことではない。かたちになるかどうかわからないが、「犬夜叉」についての考察を少し書いてみることにした。この日は、ほんの書き出しだけに止まったが…。

 26日、この日から出勤した。とりあえず恐怖の大王の状況は安定しているので、しばらく通常の生活に戻して様子をみることにしたのだ。しかし、やはり精神的には安定しない。いつもなら月曜日の昼休みはこの「気まぐれモノローグ」の原文を書くのだが、そういう気が起こらない。もっとも、るーみっくな話題は皆無に等しいから、書いたとしてもあまり意味はないと思うのだが…。

 帰宅後は、考察の続きを書いてみた。なかなか進まない。自分でもまだ焦点が絞れてないので、とにかく何か書いてみて、それからまとめていくかたちにするしかない。しかし、書いているうちにどんどん本当に書きたいことからズレていってしまい、そのたびに軌道修正の繰り返しだ。気分転換のつもりが、かえってストレスがたまるかも…。(汗)

 27日、状況は特に変わらない。この前の更新が25日だったし、あまりネタもなかったので、この日の更新は見送った。何かどんどん更新が遅れていってしまうが、状況が状況なのでしかたがないと割り切るしかない。更新を期待して見に来てくださってる方には大変申し訳ないのだが、一通り落ち着くまではいかんともしがたいものがあって…。いずれ、事情は説明するが…。

 さて、この1週間はほとんどるーみっくとは無縁だった。かろうじて「犬夜叉」とコミケカタログのるーみっくサークルのところだけには目を通したが、今回はちょっと参加サークル一覧をるーみっくイベント・情報館に掲載する余裕はなさそうだ。本当に申し訳ないのだが、復活まで最低半月くらいはかかるだろう。う〜む、もっとかかるかもしれないが…。(汗)

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