飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1999年>

5月4日(火)

 所属しているFCサークル・一刻会のイベントのために泊まり込みで出かけていて、更新が遅れてしまったが、あくまで5月4日号の気まぐれモノローグだ。このところ、るーみっく関係では本当についている飛鳥杏華…。いったいなぜなのだろう?(笑)

 4月28日、「犬夜叉」だが、またしても予想がはずれた。前回、死魂を奪われて気を失った時点では、桔梗がまさか意識を取り戻すとは思わなかった。したがって、奈落の呪術を解くことができるのはかごめの矢しかないと思ったのだが、その逆を行かれてしまった。(汗) もっとも、前々回までの予想に戻っただけとも言えるが…。(笑)

 結果として、桔梗が放った矢が奈落の呪術を解き、新たな体を手に入れようとしていた奈落のもくろみは打ち砕かれたかたちになった。となると、まだ自ら闘えない奈落は、誰かを利用しなければならない。そこで気になるのが、以前から何度も言っているように桔梗の存在だ。

 前回は、桔梗が死魂を奪われて動けなくなったことで、奈落にとってはより桔梗を利用しやすい状況になったと思ったのだが、桔梗が意識を取り戻したことで、桔梗をさらって利用するという線は薄くなった。もっとも、再び意識を失う可能性もあるから、何とも言えない部分はあるのだが…。(汗)

 ただ、まだ桔梗は蔭刀の正体が奈落だとはわかっていないから、利用できる可能性は大いに残されている。そういう方向に持ってくるのかどうか? 持っていかないとなると、今回のここまでの流れの意図がわからなくなってしまうのだが、実際はどうなるのだろう? 次回が待ち遠しい…。

 さて、この日は帰宅途中に携帯電話を購入しようと新宿に出た。が、人気の機種だったので、どこの店も軒並み売り切れで入荷待ち状態だった。こういう面では、なかなか妥協できない性格なので、あっちこっち歩き回って疲れてしまった。結局、この日は見つからなかったが、翌日なら入っているという店があったので、翌日もう1度来ることにした。

 また、新宿に出たついでに世界堂に寄り、色紙用のちょっといい額縁を買ってきた。サインをもらって3日になるが、もう少し反りはじめてきている。早いとこ、額縁に入れてきちんと保管せねばと思ったのだ。桐の箱にしまうというのも考えたのだが、それでは見ることができないから、結局、毎日箱を開けてしまって意味がないだろうと…。(笑)

 29日、祝日だが、午前中はちょっと頼まれ仕事があって、出かけることができなかった。昼食後、14時過ぎに新宿へ向かい、ようやく目的の携帯電話機を購入した。が、このときもすでに残りは3つだった。その中で、いちばん番号が覚えやすいものを選んだ。

 帰宅後は、取り扱い説明書とにらめっこだ。携帯電話やPHSの類を持つのはこれが初めてである。もともと、自分から電話するのは面倒だし、苦手なので、必要としていなかったのだ。ところが、即売会に多く参加するようになったり、いろいろと状況が変わってきたこともあって持つ必要が出てきたたため、とうとう踏み切ったのだ。

 それにしても、何でこんなにいろいろな機能があるのだろう? とても覚えきれない…。目の玉グルグル状態である。とりあえず、自分用の着メロを打ち込んでみたが…。

 30日、前日に続いて携帯の着メロをいろいろといじってみる。3つまでメロディを登録できるので、3つ打ち込んでみた。一刻会やるーみっくファンの若い仲間と会っているときのメロディ、もう少し年齢の高いファン仲間と会っているときのメロディ、一般人に聴かれても恥ずかしくないメロディの3つだ。(笑)

 ところが、着メロの打ち込みに夢中になって、肝心の通話のしかたを覚えていなかった。(おいおい。汗) それにようやく気づいて、必死に基本的な操作だけは何とか覚えた。こういう大ボケって、私だけだろうか?(汗)

 5月1日、午前中に高橋先生のサイン会レポートのページを作った。しかし、残念ながらこのページは、高橋先生の写真画像を使用しているので、フリーに見せるわけにはいかない。著作権の場合は引用という概念が通用するが、肖像権に関しては通用しないからだ。そこで、一刻会ML、時計坂通信社MLなど、自分が所属しているML(メーリングリスト)の会員のみにURLを知らせ、展示期間後は「裏・高橋留美子*ぷち資料館」に移すことにした。

 また、このレポートには一部、時計坂通信社からもらった情報を使用していたため、一応、許可を求める都合もあって、この日は時計坂通信社MLのみへの先行公開というかたちをとった。

 2日、10時前に同人誌即売会、Super Comic Cityに一般参加するため、東京ビッグサイトに向かった。今回は一刻会としての東京での即売会参加ではあるが、名古屋の面々が担当していたので、私は一般参加だったのだ。

 11時頃に到着しようと思ったのだが、コミックライブ系の同人誌即売会同様にゆりかもめでのんびり座って行こうと思ったのが誤りだった。GWだというのを、すっかり忘れていたのも大きなミスだった。新橋駅はお台場近辺の遊園地へ向かう親子連れで長蛇の列…。入場規制すらかかっていたのである。(汗)

 「こりゃあいかん!」と、すぐに有楽町に引き返し、地下鉄と臨海副都心線に切り替えたのだが、ちょっと時間的にロスしてしまった。また、Super Comic Cityの人出もちょっと見誤った感があった。一般入場列を駅から遠い入口の方へ迂回させるようなことをしているとは…。おかげで、一刻会のブースに到着したのは12時近くになってしまった。

 さて、肝心の即売会の方だが、人出の割りには売れなかった。(汗) 規模がこれまでより大きいし、犬夜叉を中心にるーみっく系サークルも10サークル近く出てはいたのだが、その周囲だけなぜか人が閑散としていた。(汗)

 もっともこれには理由もある。この日はどちらかというと女性向け中心の日で、少年サンデー系の一部としての参加だった。男性向けの高橋留美子系というジャンルは、ちゃんと翌日に用意されていたのだ。が、一刻会としては翌日から全国集会の一刻CONもあるし、この日しか選択肢がなかったのである。それでも何人か知っている人が来て、声をかけてくれた。ありがたいことだと思う。

 即売会は15時に撤収…。名古屋の面々の宿泊先の関係もあって渋谷へ出て打ち上げの宴会をすることになったのだが、宴会にはまだ早すぎるということでまんだらけに寄ることになった。名古屋の面々は、渋谷店が現在の場所に移る前しか知らなかったので、その案内も兼ねていた。(というのは、やっぱ建前かな…? 笑)

 このところ、お宝探しでは異様に当たりが多く、3週連続で散財してしまっているのだが、仏の顔も3度までと言うし、そうは続かないだろうとたかをくくっていた。が、何でなんだろう? また、当たってしまった…。(汗) 店内に入ってまもなく、歩を進める直線上に黄色い「らんま」の書店用のぼりが飛び込んできたのだ。

 こうなったら、押さえないわけにはいかない。案内役の立場をすっかり忘れて、すたたたたっとのぼりのところまで一直線だ。(おいおい。汗) 書店用のぼりは、「うる星」のものなどたまに見かけるのだが、棒までついているものは珍しかった。たいていは旗の部分だけなのだ。その脇には「らんま」のタペストリーが2枚…。うーむ、4週連続の散財で、とうとう1ヶ月10万円以上使ってしまった…。(汗)

 しかも、そうして手に入れたお宝の一部は、無償でイベントの賞品などに提供してしまうのだから、金の使い方を間違えてると周囲からは指摘されっぱなした。(汗) 確かにそうかもしれない…。しかし、欲しいものは欲しいのだ。そこにモノがあり、お金があれば、買うのがごく自然だろう。ただし、すでに持ってるものまで買ってしまうのは自分でもアホだと思うが…。(汗)

 3日、一刻会の全国集会、一刻CON初日だ。まずは、出かける前に高橋留美子サイン会レポートのページを時計坂通信社以外のMLに公開することを告知するメールを出した。今やっておかないと6日以降になってしまうので、少し急いだのだ。

 それが終わって、10時頃に自宅を出発…。代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターに向かった。が、集合時間より30分近く早く着いてしまって、随分と待つことになってしまった。もともと、少し早目には着こうと思っていたのだが、予想外に電車の乗り継ぎがうまくいってしまったのだ。決して、集合時間を30分間違えたわけでは…。(ごにょごにょ…。笑)

 さてイベントだが、まずは1人3分で自己紹介と近況報告、みんなから寄せられた質問事項への回答をこなすというものだ。質問内容もまじめなものからふざけたものまでいろいろある。中には、「珊瑚ちゃんの笑顔は世界一だと思いますか?」などというものもあった。私の場合、答はノーだ。やはり、かすみおねーさんが…、いや、今では高橋先生が世界一だろう。もっとも、銀河一だの、宇宙一なんてことを言い出す者も出てきて、きりがなかったりするのだが…。(笑)

 続いて、3チームに分かれて指定されたテーマについて話し合い、結果を発表するということをした。テーマは、「四谷さんの生態(正体)」「るーみっく作品のサブキャラたちのその後」「るーみっく作品と阪神タイガースの関係」といったものだった。まじめに考えてもいいが、もちろんウケ狙いでもかまわない。私のチームはウケ狙いに徹した。(笑)

 例えば、将来、高橋先生が阪神タイガースのオーナーになり、サイン欲しさにドラフトの逆指名が集中して徹夜組が出てしまうとか、阪神のユニフォームの袖の虎のマークがラムちゃんに変わり、チーム名も阪神ラムちゃんズになるとか、ファン感謝デーには選手や球団関係者がるーみっくキャラのコスプレをするようになるとか…、でも、サッチーのラムちゃんだけは勘弁してくれとか…。(笑)

 夕食後、夜の企画はオークション、格闘歌かるた大会、お絵描き教室といったものだった。オークションでは、私が持ち込んだタペストリー類が高値を呼んだ。私は事前に同じ絵柄だとさり気なく言ったのだから、だますつもりなどさらさらなかったのだが、最初の1枚に張り込んだ人が次に同じものが出てきてブッ飛んだりした。しかも、2枚目の方が安値で落ちたりして…。(笑) この収益は、来年の開催費用のたしとなるので、ある程度高く売れるに越したことはないのだが…。

 夜の部終了後、いつもなら宿泊施設のラウンジで遅くまで談笑にふけるのだが、この日にかぎってはよその団体の宿泊者が同じユニット内に宿泊していたので、自粛モードとなってしまった。前年は、2晩がかりで空けるはずのウイスキーのボトルを1晩で空けてしまったりしたのだが…。(汗)

 4日、午前の部は一刻会の会誌や会報についての反省や意見交換会だ。こういうのはお堅い話題でとっつきにくいのだが、始めてしまうといろいろと出てくる。結局は時間がなくなるのがオチだ。午後の部はクイズ・ゲーム形式で得点を争うイベントだ。クイズはともかく、私が提案したゲームにみんなハマってしまった。そこまでみんな喜ぶとは思わなかった。(笑)

 るーみっくグルメガイドという風美犬さん主宰のHPを訪れたことがある人なら、「りゅうげんびれあ」と言えばわかるだろう。それぞれが勝手に「誰が」「どこで」「何をした」というのを書き、混ぜたものをくじ引きの要領で引いて並べてみて、その内容の面白さでポイントを競うというものだ。脈絡なく書かれた内容がうまくつながると思いっきり爆笑ネタになってしまう。もちろん、はずれも多数できてしまうのだが、面白い組合せを期待してみんななかなかやめたがらない。ほとんど「うる星」のまつたけ鍋状態だった。(笑)

 これは昔からよくある言葉の遊びで、クイズやジェスチャーゲームなどでは、どうしても不得意な人が責任を感じたりしてしまうから、こういう偶然性に頼ったものをやってみたいと常々思っていたのだ。しかし、これほどみんなハマるとは…。(汗)

 夜の部は、一刻会やるーみっくファンの過去の状況などについて語り合うトークものの企画と、過去の一刻会自主制作ビデオの再上映会だった。そしてこの日は、企画終了後の夜の宴会が実現した。前夜、ほとんど何もできなかったので、どうなることかと思ったが、比較的おとなしく、思ったりも早めにお開きとなった。みんな、疲れていたのかもしれない。

 さて、次週10日には「マンガ夜話」VOL.4が発売される。本としてどこまでいいものに仕上がっているのか楽しみだ。やはり、自分の書いたものが載っているから、できれば多くのるーみっくファンに読んでもらいたいが、値段が1500円の予定で、「めぞん」はその1/3ほどだと思うとかなり割高に感じてしまうかもしれない。(汗) 買う価値があるかどうかは、とりあえず内容を読んでもらうしかなかろう。読んだら、余計いらなくなったとか言われたりして…。(汗)

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