飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1999年>

3月9日(火)

 株価や為替相場ではないが、小動きな1週間だった。何かあったといえば、体調の異変だろうか? インフルエンザはほぼ回復したのだか、何か体が変だ。これはいったい、何なんだ…?(汗)そのほか、情報としてはかなりビッグなことが舞い込んできたが…。(汗)

 3日、「犬夜叉」だが、期待したとおり奈落が倒されることはなかった。(笑) まあ、中間で倒されて、より強大な敵が出てくるのもいいのだが、まだちょっとこの程度のかごめの覚醒でやられてしまっては困る。琥珀も奈落に操られたまま生き続けることになった。ストーリー上、また解決しなければならない問題が残ることになったわけだが、そういうものが増えればそれだけ作品が長期化することになる。まだそう早く終わって欲しくない私などには、ありがたい展開と言えるだろう。

 前回想像したとおり、かごめの力の発動は怒りと関係があったようだ。が、その怒りの理由が犬夜叉(好きな男)のことをバカにされたからというところがかごめらしいというか、軽くて笑えるものとなっている。ちょっと照れる犬夜叉にごちそうさまと言わんばかりの対応を見せる弥勒…。このあたりのほのぼの感が何とも言えない。

 一見、これまでにないすごい力の発動が、実に他愛もない理由からであったという点をギャグとしているかのように見える。しかし、ここでキャラ・犬夜叉を作品「犬夜叉」と置き換えたらどうなるだろう。「犬夜叉」という作品をバカにする者に対する強烈な怒りの発動…。ほのぼのとしたギャグに見えたこの図式は、一転して非常に恐ろしい図式となってしまう…。(汗)

 もちろん、それが正しい解釈であるという証拠はどこにもない。あくまで、そういう読み方もできてしまうということにすぎない。ただ、高橋先生の作品にはそういう読み方ができてしまう部分が非常に多く見られるので怖いのだ。毒と瘴気をまき散らす奈落とそれを怒りのパワーで浄化するかごめ…。この図式の意味するものは…? 洒落にならなくなってくるので、これ以上はやめておこう。(汗)

 このシリーズは、冒頭でもチラっと予想したとおり、前回の弥勒に続いて珊瑚が犬夜叉たちを大切な仲間だと認め、一行の結束がより強固なものになっていく過程のエピソードとなった。変にやさしい言葉で諭すより、戦力として一緒にいた方が都合よいと言い放った犬夜叉の言葉は効果的であり、いかにも犬夜叉らしいやさしさが感じられたと言えよう。子供の七宝はどうかわからないが、他の面々はしっかりとそれを感じとったに違いない。

 一方、かごめの覚醒は奈落に生命の危険を感じさせるに至った。かごめを犬夜叉から引き離さねばと考える奈落…。これがちょっと臭うのだ。というのは、過去の経緯はともかく、利害的には桔梗と一致することになるからだ。奈落と桔梗が手を組んでかごめと犬夜叉を引き離そうとするという展開はありえないことではない。果たして今後どうなっていくのか…? 目が離せないところだ…。

 さて、そろそろまた一刻会の会報の原稿を書かねばならない時期だ。いつもながら、書きたいことはあるのだが、まとまらなくて苦しむ…。もう、何度も書いているから詳細を書くのはもうやめておこう。結局、ちょっと書き出しを考えただけで終わってしまった。そろそろ、この連載も潮時かもしれない…。(汗)

 4日、帰宅後は原稿の続きだが、進み具合は相変わらず悪い…。体調も妙だ…。インフルエンザはほとんど回復して、特に具合が悪いというのではないのだが、妙にその…体外への水分の放出要求が頻繁にくるのだ。(汗) 飲んでいる量に比べて明らかに出る方が多い。1時間に1回くらいのペースでやってくる。確かに、疲れている日の午前中はそのくらいのペースということもあるのだが、午後もずっとというのは記憶にない。それが、2日あたりから続いているのだ。

 夜中はさすがにそこまで頻繁にはこないが、それでも1回は目が覚めて要求に応えねばならない状態だ。特に目立った悪い症状は出てこないのだが、何か気味が悪い。悪い病気にかかるようなまねをした覚えは、ここ何年もないはずだが…。(笑) まあ、これだけ出るのだから、いくらかなりとも体重が減ったんじゃないかと冗談半分に思いながら測ってみると、何と1週間前に比べて3kg以上も減っていた。(汗)

 もっとも、1週間前に測ったときには、ここしばらく安定していた体重から3kgほど増えていたのだ。先週はインフルエンザで寝ていることも多かったし、今年に入ってから金欠によるお宝探しの自粛や友菱SS100の選考作業などで土日に外出する機会が減り、運動不足になっていたから増えたのも当然だろうと思った。ちょっときついが、また時間をかけてしぼらねばと思ってたのだが、たった1週間で戻るとは…。(汗)

 1週間で太るのは簡単だが、やせるのはそう容易ではない。土日にボーリングとスキーがあったとはいえ、外食や飲酒もあったのだし、そんなに減るわけはないと思っていたのだが…。何かやっぱり変かも…。このままやせ続けるようなら、きっと異常だ。とりあえずは様子をみようと思うが…。

 5日、帰り際から極度の疲労に襲われる。帰宅後、何とかこの日のうちに一刻会の原稿の原文だけでも仕上げたかったのだが、とても体を起こしていられない。ベッドにひっくり返るとそのまま寝てしまった。途中、入浴時間に起こされたが、入浴後もつらくて、メールの未読をダウンするのでほとんど精一杯だった。

 なぜそんなに疲れてしまったのだろう? この日の午後、土日に工事があるため、受け持ちのシステム利用部門の端末機器を退避させる作業をした。配線をはずすために机の下にもぐり込んだりもしており、疲れる要素としてはそれくらいしか思い当たらない。しかし、ほんの30分程度の作業なのだ。ボーリングやスキーに比べたら、ずっと少ない運動量のはずなのに、本当にぐったりするほど疲れが出てしまった。これも何か異常の兆候なのだろうか…?(汗)

 そんな中、ダウンしたメールの中に見逃せないビッグな情報があった。どんなに疲れていても、それだけは見逃さなかった…。東京国際ブックフェアの最終日に高橋留美子先生のサインを先着100名にプレゼントするらしいという情報である。さすがに、裏を取りにいく元気はなかったので、とりあえず詳細を教えて欲しいというレスを書いて寝たのだが、それにしてもビッグな情報だ。結構興奮もしたのだが、その興奮もこの日の睡魔には勝てなかった…。(汗)

 6日、疲労は大分とれたが、あまりすっきりとはしなかった。前日の情報に対するフォローのメールを見て、東京国際ブックフェアのHPを見に行き、確かに4月25日(日)の最終日にサインのプレゼントがあることを確認した。ただ、高橋先生本人が来場するとの記述はなかった。「釣りキチ三平」の矢口高雄氏のところには「サインいたします。」と書いてあるが、高橋先生のところには「サインをプレゼント。」としか書いていない。

 この違いから察するに、少なくともその場でサインすることはないのだろう。下手をすれば、小学館の職員かコンパニオンのおねーさんがサインを配るだけに終わる可能性もある。せめて、高橋先生本人の手から手渡してもらって、握手のひとつもできることを望みたいところだが、果たして当日はどうなるのだろうか? まあ、もらえる機会自体きわめて少ないので、それでも貴重だが…。

 それはそれとして、こんな情報を公開してしまっていいのか? 自分が確実に手に入れるためには、極力内緒にしてライバルを増やさない方が得策ではないか…? もちろん、そういうせこい考えも頭をよぎった。普段は、すべての高橋留美子ファンのためになどと偉そうなことを言っていても、私欲がないわけではない。せこい考えを起こしてしまうことは、結構よくあるのだ。所詮、飛鳥杏華も1人のファンにすぎない…。

 しかし、ここで私がせこい考えを起こしたところで、事態は大して変わらないだろう。すでに、私以外の者にも情報は伝わっているわけだし、HPで公開しているのだから、これから当日までの間に知り得る人はまだまだ増える。もしかすると、週刊少年サンデー誌上にも情報が載るかもしれない。100名程度では、もうすでにかなり獲得は厳しいのだ…。(汗) 徹夜をしても果たしてどうだが…? 内部の出展者にコネがあって、開場と同時に並んでもらうとかすれば確実かもしれないが、一般の入場券を買って入場するのでは厳しかろう。少なくとも、前売りの入手は必要だ。

 実は、飛鳥の勤め先も出展しているので、最もせこい手を使うことができないわけでもない。しかし、そこまでしたくはない。もし、狙うとしても前売り入手の前日徹夜がギリギリのところだろう。ただ、そこまでやってダメだったらダメージが大きいから、かなり迷っている。その場まで行ってくやしい思いをするなら、最初からあきらめた方が気は楽である。当日になってみないと、自分でもわからないが…。(当日、トップ切って走ってたら、大笑いだな。笑)

 さて、前日できなかった一刻会の原稿だが、原文書きに苦しんだ末、ようやく夜になって完成した。そのほかに、先日手に入れた同人誌「桃源郷」に掲載されていた高橋先生のイラストを紹介するページなどを仕上げ、午前1時には何とか床につくことができた。

 7日、一刻会会報の編集のために日野へ出向く。が、朝方急に思い立って半ページほどの突発漫画を描いたので、2時間弱の遅刻となってしまった。まあ、いつものコテコテのパロディものだが、今の自分の心境を見事に表わしている。描きたいときに描いておきたかったのだ。結局、今月号への掲載は無理だったが…。(汗)

 編集会場でも東京国際ブックフェアのサインプレゼントの話が出た。FCサークルである一刻会は、当然、会員にその情報を伝える義務がある。しかし、3月号のページ割りはすでに決まっていて、残念ながら入れられなかった。まあ、4月25日の情報だから4月号でも間に合うので、大した問題ではなかろう。問題は、このチャンスにサインを確実にもらえるのかどうかだ…。これには、一刻会会長も渋い顔だった。魅力は大いに感じるが、リスクが大きい。どうも、踏み切れないという様子だった。そりゃあ、やっぱりそうだろう…。(汗)

 編集は、来月号向けの原稿を誤って使用してしまったのに気づき、ページの組み直しという思わぬトラブルに見舞われたが、何とか時間内に終了できた。食事のあと、帰宅したのは23時半頃だったが…。

 8日、帰宅後、何をしようか迷う。自分の本の原稿描きもあるが、めぞん一刻・原作初出掲載時資料室の方もいい加減、次を出さねばと思う。迷った末に、後者を選択した。先日、「桃源郷」ショックで中断していた下調べの続きからはじめ、とりあえず「草野球スタンドクロス」の見開き扉絵を取り込んだ。見開きは、別々に取り込んでつなぎ合わせなければならないから面倒だ。結局、つなぎ合わせたところまでしかできなかった。(最近は、夜更かしができないのだ。汗)

 9日、帰宅後はここの更新作業だ。仕事で少し帰りが遅くなったので、結構つらかった。一応、手をつけはじめためぞん一刻・原作初出掲載時資料室だが、残念ながらそうすぐにはできないと思う。だんだん書くべき記事も多くなってきているし、土日に即売会などで外出が多いからまとまった時間がとれないのだ。場合によっては、できたところから小出しに更新していくかもしれない。何週間も待つより、1週間に1話分でも出た方がいいにちがいなかろう…。

 さて、今度の日曜日はサンシャインクリエイション3だ。今度もかなりの苦戦が予想される。売れないのはある程度覚悟ができた。あまり客が来ないから、のんびり話をする暇もあるだろう。誰か、るーみっく談義につきあってくれる人が来てくれないだろうか? そういう場として、るーみっくファンが集まってくれるようになるだけでも、既存即売会に頻繁に出る価値があるのだが…。うーむ、先日のスキーの際に長野で買った「ルーミック」というミートソースでもお守りに持っていこうか…。(笑)

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