飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1997年>

5月20日(火)

ホームページ開設から3ヶ月が経過して、アクセス数も1500を突破。新たなリンクの申し込みもあって、一応、ここ自体はそこそこ順調なのだが、どうも個人的には安定しない。精神的にも浮き沈みの激しい1週間だった。

14日、「犬夜叉」が面白い展開になってきた。かごめの学校での平和的な部分と肉づきの面によるホラー的部分のコントラストもまたいい。先が楽しみなものがあるというのはいいものだ。

帰宅後、絵コンテにかかるが、思うように進まない。3ページ行きたかったのだが2ページちょっとに留まってしまった。前回の「REAL LOVE」Vol.1では、ショートギャグばかりだったので、今回は長いものを入れようとして描いているのが、現在、絵コンテをやっている作品なのだが、ちょっと難しいのだ。

なぜなら、試みとして、教科書などにもよく載っている有名な小説家の有名な短編小説をベースにして作品を構築しようと挑戦しているからだ。これが完成すれば、文部省推薦…(になるわけがない。笑)。まあ、何事もチャレンジだ。

15日、帰りに神田神保町に寄り、久々に中野書店さんを訪れる。前の週に神保町に来たときはそれどころではなかったから、中野書店には行けなかったのだ。まんだらけさんは、中野、渋谷とも1回ずつしか行っていない。どうしても地理的条件と、学生時代から10数年つきあってきているということもあって、中野書店さんを利用することが多いのだ。

ここしばらくはあまり収穫はなかったのだが、この日は販促用の絵葉書とコミックス用紙袋数点を買い込んだ。ほとんど全部持っているものだが、一刻会のイベント賞品などには値段的にも手頃でよいのだ。まあ、ことあるごとに見つけたら買っておいて、タダであげてしまうんだから、飛鳥は本当にお人よしだ。飛鳥をおだてりゃ物くれる…。うーむ、新しいことわざかも…。(笑)

この日はどうも絵コンテをやる気力が起こらず、一刻会のホームページの更新作業をした。一刻会の会員数が3月の81から5月は61に減っているが、例年、継続の申し込みが遅れたり、純粋に退会する人もいるので新年度では必ず減るのだ。年度末には、またある程度回復する。もっとも、かつては150名を超えていたこともあるのだから、淋しくなってきたものだ。

16日、未明のうちにアクセス数が1500を突破した。約3ヶ月で1500アクセス突破だ。新たにリンクの依頼も舞い込んだ。幸先のよいスタートだったのだが、予定外の残業で帰宅が深夜になってしまった。帰宅後は疲れて何もできなかった。(汗)

17日、とりあえず最初の作品の絵コンテが終わった。全部で16ページになった。前回の本で私が描いた漫画、イラストが23ページだったから、この1作で2/3埋まったことになる。今度のページ数は、前回ほどゲストから期待できないかもしれないから、少しでも多く描きたいし、ネタもいっぱいあるのだが、時間があまりない。

いつもながら、始動がどうしてもGW明けになってしまって苦しい思いをするのだ。今年こそは2月くらいからと思ったのだが、やっぱりダメだ。締め切りが見えてこないと動けない。原稿描きの性かもしれない。(笑)

18日、残りのショートギャグの絵コンテにかかる。全部で14ページ(5作品分)ができた。まあ、ショートギャグの方が、全体の構成がすぐにつかめるので、絵コンテも早い。ネタとしては「犬夜叉」が中心だ。

さて、この日の朝、英文のメールが届いた。初めての外国人からのメールだ。インターネットにホームページを持てば、いずれはこういうこともあるだろうとは思っていたが、いざ、来ると戸惑ってしまう。

メールの内容はすぐに読み取れたが、さて返事に困ってしまった。私のサイトを気に入って大変ほめてくれて、できるならwebサイトのデザインのしかたを教えてくれというのだ。

別に本格的にデザインの勉強をしたわけでもないし、思いつくままに感性に任せて作っているので、特別なテクニックも何もない。どう答えたらいいものなのだろう?(汗)

19日帰宅後、例の英文メールへの返事を書き始める。ところが、そこへ悲しい知らせが届いた。るーみっくを通じてパソコン通信で知り合った友人が、バイクの事故で亡くなったというのだ。

彼とは48時間連続「めぞん一刻」LD24耐久鑑賞会なんてバカな企画もやったし、私が初めて漫画を描いたときも、真っ先に感想をくれたのは彼だった。最近は、ジャンル的に住む世界が違ってしまったので、会う機会もほとんどなくなってしまっていたのだが、とても平常心ではいられない。メールの返事どころではなくなってしまった。

そのままでは、とても眠れそうになかったので、PC-VANのSIGアニメ・カンパニーのOLT(オンライントーク)に行った。多分、私と同じ気持ちの人たちが来ているだろうと…。30分ほどの短い時間だったが、故人を偲ぶ会話を交わすことで、なんとか少し落ち着けて、眠りにつくことができた。

20日、やっぱりどうしても引きずってしまう。私は人一倍涙もろいから、ちょっと思い出しただけでも、涙が出てきてしまう。しかし、泣いてばかりもいられない。やらなければならないことは山ほどあるのだ。

とりあえず、英文メールの返事を少し進めた。昼休みに、何気なくラクガキしていたら、ちょっとしたイラスト企画を思いついた。間に合うかどうかわからないが、作品の候補に加えることにした。

帰宅後、ここの更新作業にかかる。これを終えたら、友人の通夜OLTに参加する予定だ。来週は、もっと明るい話題で行きたいものだと心底思う。今週は暗い終わり方になってしまって申し訳ない。

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