前回のヤビツランではサークルのみんなと走ったので、個人ランとしては久々のツーリングだ。この頃のツーリングの特徴としては、「行ったことない峠を一つ以上越えて、さらに通ったことない道を走って、全部で100km前後」というのがパターンだった。このランではまだ行ったことのない三増峠を越えて、さらにツーリングマップルP.34、26辺りの未開の道を通る、むりやりなコースだった。他の人からしてみれば、「なぜにこんなコース?」と思うだろう。しかし開拓時代のわたしはこんな感じで様々な道を走っていったのである。

この日は寒くも暑くもなく、とても快適な気温だった。お馴染みの国道246を西に進み、相模川を渡って厚木へ。この道は何度も通ったことがあったが、国道412からは初めての道なのですごく新鮮だった。緩い上り道が続いたが、愛川町に入るとさすがにアップダウンがきつくなった。

愛川町に入ってすぐの中津川の風景は、中学のときに相模湖ピクニックランドに行く途中バスの窓から見た風景で、とても懐かしかった。グネグネ曲がる下り坂や河原でバーベキューをするファミリー、そしてどんどん上っていく道路。そのすべての風景に見覚えがあり、6年前に少しの間タイムスリップした。しかしそのダラダラきつい上り坂をまさかチャリで上るとは当時は想像もしなかった。そりゃそうだよな・・・。

この辺りはもうけっこう自然に囲まれていて、大和の自宅から1,2時間走っただけでこんなに自然があるところに来れるんだと、感心した。半原のセブンで昼食をとったが、じっとしていたので汗が冷えて少し寒くなった。津久井町との境あたりではダラダラ長い坂があり、けっこう疲れた。でもなんだかんだで国道413の交差点「三ヶ木」に着いた。

この道は夏休みにいなかランのときに通ったので、少し懐かしかった。長い坂を下っているとき、「あの時はここ上るのきつかったなぁ」とか思いながら下っていった。津久井湖の近くの「日赤前」という交差点で国道413から県道65に入った。すると下っては上る、という感じでかなり上下に動いた。

三増峠の手前の坂は傾斜が11%と看板に書いてあり、しかもけっこう長いのでかなりこたえた。だが、ヤビツに比べればたいしたことないな、とか苦しいいいわけを自分にしながら上った。三増峠は愛川町側から上るとたいしたことないのだが、このときはそんなこと知らないし、そこそこ距離も走っていたのでかなりきつかった。そして峠のトンネルにやっとたどり着いた。上りきってみると、ダラダラだるかったけどたいしたことないじゃんと思った。

トンネルを抜けるとひたすら下りで楽だった。県道65で愛川町をずーっと下ると、次は県道63に進んだ。この道は伊勢原の方へ続いているのだが、道幅が狭く、交通量も多くてアップダウンばっかなのでだるかった。伊勢原に出るとそこからは県道61でひたすら海を目指した。この道は平らな道なのでずっと飛ばしていた。でもそこまでの疲れが残っていて、100%の力は出なかった。

国道134に出ると2kmほど東に進んで、すぐ国道129に入った。ツーリングマップルにも「大型、普通車ともに交通量の多い道」とコメントが載っていたが、国道129はほんとに交通量がメチャメチャ多かった。バスやトラックもバンバン通るのでとても走りにくかった。グループで走るのだけはやめたほうがいいなと思った。というか用がなければ2度と走りたくないと思った。この辺までくると、足がだるくてなかなかスピードが出ない。アベ25km/hくらいだった。だけど平地ではなるべくスピードを出してアベ30km/hで走った。

県道40ではダラダラアップダウンが続いて疲れている足にとどめを刺されそうになったが、なんとか気合いで飛ばして帰った。終わってみるとなかなかよい1日だった。他のチャリダーもいっぱい見たし、天気も良かったし、距離的にもみどころもすごくよかったので、いいコースだった。
コース:
大和→国道246→座間→海老名→厚木→国道412→愛川町→津久井町→三ヶ木→日赤前→県道65→三増峠→愛川町→県道63→厚木→伊勢原→県道61→平塚→国道134→国道129→厚木→県道43→県道40→海老名→綾瀬→大和
走行距離 104.59 km
走行時間 4h 38m 32s
平均速度 22.5 km/h
最高速度 48.6 km/h

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