朝、ねもっちゃんも到着!11月21日、この日は松戸ラン当日である。夜中に何度も目が覚めてしまい、全然寝れなかった。朝7時頃、ねもっちゃんからの電話で起きた。彼はこのランにすごく参加したがっていたが、風邪をひいてしまって昨日は来れなかった。(昨日の段階で)話を聞くとかなり症状が重そうだったので、残念ながらこのランに参加することはできないだろうと誰もが思っていた。しかし彼は風邪を気合いで治して、ランに参加することを決心したのだ。

寝ぼけて携帯電話に出ると、「おれも参加するよ!今輪行して電車の中さ」というねもっちゃんの声。正直ビックリした。彼の参加したいという気持ちが風邪を吹き飛ばしたのだろう。とにかくねもっちゃんの参加が決まってすごく嬉しかった。

小橋さんの家の前にて、いざ出発! 小橋さんの家を後にする際、郵便局のバイトの面接に行く南さん、松井さんと別れた。松戸ラン参加メンバーは小橋さん、山田さん、荒井さん、杉野さん、ねもっちゃん、フルヤン、井田君におれを加えた8人。ランとしては少し多めの人数であったが、人が多い分だけ楽しさもたくさんあった。近くのコンビニでちょっとした買い出しをしたりして、ワイワイ話しながらみんなで江戸川に向かった。


江戸川サイクリングロードはほとんど平らで、景色もよく、心地いい風が吹いていて、とっても快適に走れた。天気も晴れていて文句なし!さわやかサイクリングとはまさにこういうのを言うのかなって思った。8台のマウンテンバイクは爽快に江戸川のほとりを駆け抜けていった。

いつもは街中を走ったり、自然の中を走ったりと、走っているうちにどんどん景色が変わっていくのだが、この川下りはずーっと江戸川が続いているので基本的な景色は変わらない。でもそれがすごく新鮮だった。近くの風景はあまり変わらず、遠くの景色がゆっくり後ろに流れていくあの感じ、なんかのんびりしていてよかった。こういう川沿いを走るのもいいなぁ、またやりたいなと思った。


江戸川サイクリングロードにてサイクリングロードなのでもちろん車はこない。今までずーっと車道を走ってきたので、すごく快適でよかった。道幅もけっこうあるので、みんなで2,3人ずつくらいで併走しながらおしゃべりしたり、ふざけあったりした。こんなことができるのも、サイクリングロードならでは。かなり気に入った。

川沿いには野球場などの緑のフィールドがずっと続いていて、スポーツをする人や、その試合を観戦する人たちなどがたくさんいた。休日にさわやかにスポーツをやっている風景がなんかほのぼのとしていてよかった。


フーテンの寅さん?始めは川の東側を走っていて、川の西側に移って少ししたところで「フーテンの寅さん」に関係のある寺に寄った。露店がたくさんあって、祭りのような雰囲気だった。休日なのでけっこう人がいた。おじさん、おばさん(おじいさん、おばあさん)がほとんどだったが、中には家族連れや外人さんなんかもいた。さい銭を入れたりして、またサイクリングロードに戻った。

サイクリングロードをずーっと走っていると、おれらの他にもけっこうたくさんチャリダーを見た。おじさんのチャリダーがほとんどだったが、中にはロードレーサーなんかもいた。そしてお約束のバトルも少しあった。おれらが時速25kmくらいで走っていると、いきなり後ろから外人のねーちゃんがマウンテンで超スピードで抜かしていった。たしかフルヤンと小橋さんあたりが追いかけていったが、誰も追いつけなかった。おそるべし外人パワー・・・。


葛西臨海公園にて。ディズニーランドをバックに色々なことがあったが、なんだかんだでゴールの葛西臨海公園の近くまでやってきた。走っていると前に東京ディズニーランドのシンデレラ城がだんだん見えてきて、すごく感動した。ディズニーランドといえば、おれにとっては電車で何時間もかけて行くところなので、今、自分の足でほんとにディズニーランドまできたんだ、というとても新鮮で達成感のある感じが頭の中に広がっていった。

葛西臨海公園の近くのほっかほっか停でみんなで弁当を買って、公園の海際にみんなで座ってお昼にした。目の前は東京湾、左にはディズニーランドのシンデレラ城やスペースマウンテンが見え、右にはお台場のビルが見え、景色は最高だった。自然の景色とはまた一味違った、都会ならではのいい景色だった。おれらが昼ご飯を食べたりして休んだ場所は、小橋さんが知っていた穴場の場所だった。他にあまり人がいなかったので、すごくゆったりできた。

しばらくして、解散地の新橋駅まで走ることになった。おれは葛西臨海公園に来たのは初めてで、どんなところかしらなかったので、今まで休憩していた場所のような静かな所かと思っていた。しかし、公園の中心地の辺りに来ると、どんなところかわかってきた。カップルばかりである。休日にデートにきたカップルや遊びにきた家族連れなどがたくさんいた。そしてなんとか人の間をよけて走って公園を後にした。

ツーリングマップルなどでこの辺りをみたら、なんかもろ都会で走りにくそうだったが、実際走ってみるとかなり快適だった。しっかりとした車道があって、その両脇にちゃんとした歩道があった。歩道はけっこう広くて快適だった。

都会の夕日をバックに。ほんとはもっときれいだった
その夕焼け

新橋に行く途中、日が暮れ始めた。夕焼けがきれいだったので、みんなで写真をとった。都会ならではの夕焼けの良さがあってよかった。


レインボーブリッジにて新橋で輪行して帰る人たちと別れた。そう、おれは輪行が嫌い・・・いや、走って帰りたかったので、帰りも自走で帰ったのだ。自走組はおれと山田さんだけだった。小橋さんがレインボーブリッジまで来てくれて、3人で写真を撮ったりした。そして小橋さんと別れると、自宅のある大和の方向へ向かって出発した。

実は前日小橋さんの家まで行くときの疲れがこの日とれていなくて、みんなと走っているときもちょっときつかった。だから帰りはあまりスピードがでなかった。がんばっても30km/hくらい。でも一緒に走るのが山田さんということもあってかなり無理して飛ばしていたら、おれがオーバーペースで走っていると見抜いた山田さんが「ゆっくり行こうぜ」と言ってくれた。あのセリフはとても印象にのこっている。あの言葉がなかったらおれは無理して事故っていたかもしれない。

帰りは国道15号を走って帰ったが、この道は平らで路面もきれいでけっこう走りやすかった。これがアップダウンばかりの道のりだったら途中で根を上げていただろう。完全にナイトランになったが、特にあぶない場面もなく、なんとか走りきった。多摩川を渡る橋の上に上ると、その辺りの夜景がすごくきれいだった。

帰りは思っていたよりも短く感じた。いつの間にか横浜まで来ていて、少し迷ったけどなんとか国道16号に出て、そこからは知っている道なのでかなり安心感が出てきた。いつも大学に行くときに走っている道を夜になった今逆に走っていると、なんだか「地元に帰ってきたんだ」という感じがした。そして鶴ヶ峰で山田さんと別れて県道40で家まで帰った。

場所が場所なので、もう同じコースのランは実施されないと思うが、たまにはこんなランがあってもいいと思った。家に着いたときはほんとにクタクタになっていた。でも疲れたけどとても楽しく、充実した2日間だった。
コース:
小橋邸→江戸川サイクリングロード→市川市→葛飾区→江戸川区→葛西臨海公園→国道357→江東区→都道304→中央区→都道50→港区→都道481→都道316→品川区→都道317→国道15→大田区→川崎区→鶴見区→神奈川区→県道83→西区→国道16→保土ヶ谷区→旭区→県道40→瀬谷区→大和
走行距離 96.81 km
走行時間 5h 1m 52s
平均速度 19.2 km/h
最高速度 37.9 km/h

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