牡蠣専用工具

言っておきますが当店では販売しておりません!

伊勢志摩漁協オリジナル牡蠣専用工具¥100−らしい。

とある知り合いより当店へ貢物として新鮮な牡蠣と一緒に送られてきたのである。

取り扱い説明書が無く、始めは謎であったが、どうやら殻付きの牡蠣を開く際に

使用するらしい、牡蠣養殖が盛んな地域ならではの道具なのである。

大阪に一家に1台、嫁入道具の中に入るタコ焼き器ぐらいに伊勢では当たり前らしい。

まあ確かに牡蠣を開くには中々難しいのは確かであるが、まさか専用工具があるとは。

早速インプレッションを・・・

我が家に牡蠣が送られて来たのは朝早く。

早く店を開かないとならない私は、殻付き牡蠣と専用工具などの内容を確認し、

そのまま出社・・・

まさか其の時には次ぎのような事になるとは・・・

早く帰って専用工具で牡蠣を開き、調理して食べたい・・・など考えながら仕事する。

(この時点ですでに間違っているが・・・)

カニなんかもそうであるが、自分で苦労しながら剥いて食べる。

剥いてあるカニなんて余り美味しそうに感じ無い。

その作業がより美味しくさせるのだろう。

きっと牡蠣も自分で苦労して開いたらさぞかし・・・

しかも専用工具ときている、しかもグリップデザインに見覚えがある。なんだろう?

バルブを擦る時に使う通称タコ棒とソックリではないか!あれがタコ棒なら、

この道具は「カキ棒」だな。

そんな道具も試してみたいではないか!

なんてワクワクしながら帰宅する。

「さーて作業に取り掛かるか・・・」どうやら仕事より気合が入ってる模様。

「おや?」

開こうと思った牡蠣達は殻から脱皮した模様・・・

んな訳無いじゃん!

身は何処よ!なんで殻だけ残っているの?

ハッと思い、冷蔵庫をのぞいて見たらやはり容器に牡蠣の身が・・・

うちの暇なオヤジが剥いたらしい。

しかも通称カキ棒を使って・・・事件じゃぁ!

俺の役目は?せっかく送ってくれた専用工具のインプレッションは?

あぁああああぁっぁああ・・・・

そんなこんなで「カキ棒」の使用感は私には判らないのである。

ハッキリいって使っていないのである。

いや詳しくは正しく使用していないというか・・・

牡蠣の名産地でないので、使いたくても使えない。

そして何故か今はデスクのペン立ての中にある。

俺流「カキ棒」の使い方はこうだ!

悪いか?