Weekly Report


Last Week

2001/09/23)神戸新聞杯

エアエミネムの勝ち方には、やはり将来を見据えた馬体作りからくる余裕が感じられた。どんなにメンバーが揃っても、所詮はいろいろな路線のステップには違いない。こういう場合、往々にして結果が期待はずれになる場合が多いのだが。着差はわずかではあったが、この先につながる勝ち方だった。やはりこの馬にはジャパンCを目指してもらいたい。武がダービーの日に騎乗し、フランスから戻ってくるまで大事に育ててくださいねと伊藤師に伝えた気持ちもわかる気がする。菊花賞は今のエアエミネムにとって、さほど重要ではない。クロフネは久々で掛かってしまった。それでして直線だけで3着に追い込んだ能力は計り知れない。アメリカンボスがオールカマーで敗れたことで、天皇賞への道は開かれたが、この一叩きで変わってもらいたい。


This Week

2001/09/30)スプリンターズS

マイルも含めて短距離路線にスターが育っていない。初めての1200mのゼンノエルシドや、ダイタクヤマトが人気の中心になるようでは。レース体系に問題があるのか、それともたまたま速い馬がいないだけなのか。確かに高松宮記念とスプリンターズSの時期は、如何せん仕上げが難しいシーズンではある。開催コースの時期の問題もあるが、新潟の直線1000mを加えた高松宮記念からスプリンターズSまでのスプリント路線を、一つの大きな単位にしても面白いのではないか。何も春と秋にきちんと分ける必要はない。7月の中京から新潟・中山へと続くスプリント路線なら、3歳馬も目標とし易いのではないか。馬場コンディションも絶好であろう。ヨーロッパのスプリント路線がそうである。シリーズボーナスを与えるのも面白いだろう。ぜひ一考をというところである。

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