Weekly Report


Last Week

2001/09/16)セントライト記念、ローズS

戦ってきた相手の違いというのが、これほどまでの差となって出てくるのか。皐月賞・ダービーに出走したシンコウカリドが夏の上がり馬達を一蹴した。エアエミネムくらいの能力がなければ、春の勢力を打破できないのだろう。3000mの菊花賞からJCという路線の是非はともあれ、古馬との対決を睨んだローテーションが組める馬が出てきて欲しい。菊の後が有馬とはなってもらいたくないのだ。

牝馬路線はかなり層が厚くなってきた。オークス馬のレディパステルも中山のトライアルを完勝し、テイエムオーシャンもぶっつけだが秋華賞に向かって虎視眈々。そして、春からの上がり馬であるダイヤモンドビコーがローズSを勝った。ローズバドも脚を余して負けた感じだし、ムーンライトタンゴも今度は思い切ったレースをするだろう。しかし毎年のように言っているが、秋華賞は淀の内回りコースということで、どうしてもコーナーがきつく、GTを行うには相応しくないと判断する。外回りの1800mというすばらしいコースがあるのだから。ローズバドやムーンライトタンゴが大外を振り回されて敗れるシーンだけは見たくない。


This Week

2001/09/23)神戸新聞杯

菊花賞トライアルと言うにはあまりにも豪華なメンバーが揃った。外国産馬にとって、勝つことが菊への条件ということもあり、調整が非常に難しいのではなかろうか。菊花賞にはなんとしてでも出たいという雰囲気ではないが、エアエミネムにとっては勝ってジャングルポケットと再戦してもらいたい。クロフネの場合は最初から天皇賞が目標ということらしいが、アメリカンボスがトライアルを勝ってしまえば権利は失われる。それでもテイエムオペラオーやメイショウドトウと戦う為には負けられない。アグネスタキオンが倒れた3歳勢であるが、これでもかと言うように強豪が現れてくる。そんな世代なのだろうか。エアエミネムには夏を使った強みがあるが、クロフネとて無様なレースは見せられない。そして、アグネスゴールドが間に合った。急仕上げの為、今回は無理をしてこないであろうが、この馬も天皇賞が目標だと聞く。こうしてみると、何が何でも菊花賞という陣営もなくなりつつあるということだ。ジャパンCを頂点とした最強路線を組むのであれば、やはりこの時期の3歳限定GTの位置付けを考えなければならない。アグネスタキオンが無敗でここまでくれば、まずは菊を目指すであろう。その反動でJCを回避ということもあり得る。そして有馬記念に出走では私は納得しない。ジャングルポケットもそういうローテーションを組むらしいが、最初からJCを狙うという考えはなかったのだろうか。ダービー馬がJCに出ないなんて。

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