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(2001/08/19)札幌記念、アイビスサマーダッシュ |
やはりジャングルポケットは追い不足だったらしい。ダービー馬といえども、やはり体調が整わなければ勝てないということである。当たり前のことなのだが。しかし、あくまでも調整なのはわかってはいるが、ダービー馬である。使う側に配慮が足りなかったか。高をくくったのか。あるいは、成長がないのか。いずれにしても、ダービー馬の負け方としてはふさわしくない。仮にもここ数年でもトップクラスのレベルと言われている世代のダービー馬である。格の違いを見せることはできなかったのか。しかも3着とは。勝った馬が同じ3歳馬のエアエミネムということが、唯一の納得材料か。思えばダービーの日の駒草賞で、我々の前で楽勝した馬である。巴賞を勝ち、函館記念は武が骨折したということもあり、同厩のロードプラチナムに任せていたが、満を持しての札幌記念だったのかもしれない。先週も書いたが、夏の上がり馬と春の主役の対決となった。これだから、夏競馬に高グレードレースを行うと面白いのである。ジャングルポケットが使い減りする馬とも思えないので、菊花賞の後はやはりジャパンCに臨んでもらいたい。強いダービー馬がその年のナンバー1レースに出走するのは当然のことだと思うのだが。 新潟の直線1000mコースで初めて開催されたGVは、予想どおりにゴール前が激戦となった。スタート直後が登り坂で、残り400mから下るというコース設定の為、テンはゆっくりで異常に上がりが速いレースとなった。逃げてもばてていないカルストンライトオとシンボリスウォードを、メジロダーリングが一気に差し切った。タレントが少なくなったスプリント界だけに、レースが馬を育てるようになってもらいたいものである。 |