Last
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(2001/04/15)皐月賞、マイラーズC |
皐月賞でのアグネスタキオンの勝ち方は、現役ではテイエムオペラオーにしかできない芸当だったと言える。河内は馬込みを避け、絶対に他馬からの不利は受けないという姿勢で完璧に乗りこなした。道中4〜5番手を進むこと自体がアグネスタキオンの機嫌を損ねる乗り方だったに違いない。しかし彼は鞍上の指示を忠実に実行し、そしてライバル達を寄せ付けなかった。シンボリルドルフがダービーで、プライド剥き出しで岡部の指示に逆らったのとは大違いである。それも凄いのであるが。ジャングルポケットがスタート直後に躓いたことを考えると、いかに精神的なものも大切であるかということを痛感する。決して派手な勝ち方ではなかったが、すべての点で現時点では他馬とはモノが違うということであろう。さて、河内はダービーではどう乗るのだろう。昨年とは全く異なる状況での挑戦となる。しかも全兄弟での2連覇という偉業に向けて。 ジャングルポケットはスタート直後の躓きで、全く好位置をキープできなかったのが痛かった。アグネスタキオン相手にこれでは勝負あったというところだろう。しかし、三角からの反応の良さは見るべきものがあったので、府中で脚をうまく使えればチャンスが無くもない。私見ではあるが、陣営としては中山では四角先頭で、どれだけ頑張れるかを試したかったのではなかろうか。脚を計りたかったはずである。これでダービーでの乗り方が難しくなった。直線だけで勝負すると思うのだが。 マイラーズCでのジョウテンブレーヴは、久しぶりに格の違いで勝ったレースを見た。2歳時の追い切りで、ウメノファイバーを煽っていたのを見て凄いと思っていたら、翌週の府中3歳Sを楽勝した。マイルでこんな能力を見せるのかと驚く程の走りだった。チェックメイトなんかとは、所詮戦ってきた相手が違うというところか。府中の1マイルという最もスタミナを必要とする安田記念の主役に踊り出たと言っても過言でない。蛯名は迷うだろうが、トロットスターよりも適正はあると思うのだが。 |
This
Week
(2001/04/22)フローラS |
今年から馬齢表記が国際基準に統一されたのに伴い、馬齢をレース名としていたレースの多くが名称変更となった。安易につけられていた4歳牝馬特別も当然のように変わったのである。昨年からオークスの日程が一週縮まり、桜花賞から中一週となったことで、桜花賞組の参戦は権利取りに出走してくるという強行軍になるのである。桜花賞をパスして、このレースからオークスに狙いを定めた馬達の争いになるのではなかろうか。オークスでの勝ち負けは別にして。熱発で桜花賞を使えなかったローズバドとフラワーC組の対決か。 |