Last
Week
(2001/02/11)きさらぎ賞 |
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アグネスゴールドの強さを見せつけられると、やはり良血のなせる技というのを感じない訳にはいかない。フサイチゼノンの弟というだけの話であるが、勝ってみるとやはり強いものは強いという感じであった。当然のようにアグネスタキオンとジャングルポケットに割って入ってくる存在だと思うが、陣営としては同じ河内ということでダービーまでは別路線ということも考えているらしい。ある意味では馬主といては当然であり、ゴールドでNHKマイルCを勝ちに行くという選択肢も間違ってはいない。しかし、彼らの将来を考えた上で、路線選びは慎重に行ってもらいたい。弥生賞で登場してくるタキオンの走りにかかってくる訳である。 |
This
Week
(2001/02/18)京都記念、フェブラリーS |
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フェブラリーSと重なることが原因なのか、今年の京都記念は土曜日に開催されることになった。昨年のテイエムオペラオーの走りが圧巻だっただけに、これ程の重要なレースを土曜に持ってくる意味とは何なのか。馬券の売上を考えた場合は、GTと同時施行は避けた方が良いかもしれないし、競馬場への入場者を誘うという面でも効果は絶大だろう。ただ、ナリタブライアンとマヤノトップガンの阪神大賞典を土曜に行ったことで、翌年から日曜に戻したことを考えると、重要なGUをGTと同一週に行うことは考慮すべきなのかもしれない。個人的には土曜にGUというのは大賛成なのだが。昨年のジャパンカップダートは、翌日のジャパンカップの半分の入場者数だったが、遥かに内容の濃いレースであった。さて、その京都記念にアグネスフライトが久々に登場してくる。ナリタトップロードの巻き返しも期待したいが、やはりアグネスフライトの走りが最大の興味の的であろう。休み明けとは言え、ここで勝たなければ4歳馬の影は全く薄くなる一方である。誰が何と言ってもダービー馬である。凄いレースを見せてもらいたい。 ウイングアローがレギュラーメンバーと共にドバイWCに招待された。アジア圏から2頭の選出の枠があった訳だが、昨年のジャパンカップダートの存在が大きかったに違いない。レギュラーメンバーはそういう訳で、このレースは回避を決めた。ウイングアローにしても、当初はドバイへの挑戦はしないと伝えられていたが、出ると決めた以上は万全の態勢で遠征してもらいたい。休み明けでも、マイルでも勝たねばならないだろう。しかし、それにしても良いメンバーが揃ったものである。アグネスデジタルの回避は残念であったが、マイルチャンピオン決定戦としては十分過ぎると言えよう。今最も充実しているサンフォードシチーに、巻き返しを図るゴールドティアラが最対決である。初ダートのトゥザヴィクトリーは逃げるのであろうか。ファストフレンドはこの距離では本当に苦しいのか。交流競走も含めて、ダートのGTはここのところ全てすばらしいレースが続いている。胸を張って2頭をドバイに送り込めるような、質の高いレースを期待したい。 |