Last
Week
(2001/01/21)アメリカJCC、川崎記念 |
やはりこの時期のGUというと、紛れも多いようで。アメリカンボスの勝ちにケチをつけるわけではないが、核となる馬がいなかった。伝統のレースだけに寂しい思いがした。 私の昨年のベストレースとなったジャパンカップダートを演出したレギュラーメンバーが、ファストフレンドの追撃を退けて堂々の逃げ切りを演じた。外枠からのスタートだったが、無理に内に切れ込んでくることもなく、余裕でハナを切って見せた。この馬を楽に逃がしてはならぬとばかりに、蛯名はファストフレンドを2周目の向こう正面で早くも2番手に押し上げた。そして直線では一騎打ちとなったが、危なげなく振り切った。これで東京大賞典の借りを返した訳であるが、府中でのハイスピードの逃げが完全にこの馬の能力を引き出してきたと言える。ドバイへの登録があるらしいが、ファストフレンドに勝ったことで、かなり有力な候補になったのは間違いない。ウイングアローも参戦を表明してくれていれば面白かったのに。今年もダートは楽しみである。 |
This
Week
(2001/01/28)根岸S、東京新聞杯、京都牝馬S |
今年からフェブラリーSのステップレースとして、この時期に移ってきた根岸S。昨年までの銀嶺Sがなくなってしまったのだが、このレースをグレードレースに昇格することはできなかったのか。昨年の嵐山Sのように、馴染みの特別レースが姿を消すのは非常に寂しいことである。しかしメンバーは揃った。昨年のベストレースに挙げる人も多いこのレースを、脅威の追い込みで勝ったブロードアピールに、同厩のゴールドティアラそしてサンフォードシチーが参戦する。府中の1400mというのがブロードアピールにとっては微妙な距離ではあるが、脚抜きの良い馬場であれば、再びあっさりというシーンも見られる。ゴールドティアラは、距離はベストであるが57キロがやや不安か。サンフォードシチーも狙いは明らかに次走であり、ドバイWCをも視野に入れているとすれば、無理はしてこないだろう。間隙を突くのがエイシンプレストンやイーグルカフェといった4歳馬である可能性は十分にある。非常に盛り上がった昨年のダート戦線だが、今年もいきなり好レースが見られそうである。 スティンガーが左回りで巻き返しを図ってくる。58キロという斤量だけが心配であるが、ペリエとのコンビがまた見られるのが楽しみである。今年こそは海外遠征をさせてみたいが、フランスで待つ武とのコンビというのも悪くない。 そして、こちらも粒が揃った京都牝馬S。マルカコマチに出走権が回ってきた為、引退の花道への絶好の舞台となった。福永に自信をつけさせた馬だけに、得意のコースで久々の勝ちで繁殖に上げてあげたい。 |