Last
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(2001/01/14)京成杯、日経新春杯 |
外国産馬を問題にしなかったのは、やはりサンデーサイレンスだった。それにしても、昨年末のアグネスタキオン・メジロベイリーと、その勢いは加速するばかりである。勝ったボーンキングもフサイチコンコルドの半弟ということで、この先の成長が楽しみである。上がりかかかり過ぎたという不評もあるが、確か直線はかなりの向かい風だったようで、気にすることではないだろう。フジキセキの仔たちも大活躍で、21世紀はその血脈を欧米に広げていきたい。 ステイゴールド、やはり格の違いだったのか。しかし、スローペースを折り合って、直線で早めに抜け出すというレース運びは、新しい一面でもあった。ドバイへの挑戦という噂も聞くが、テイエムオペラオーを破る馬は案外こういう馬なのかも知れない。 |
This
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(2001/01/21)アメリカJCC、武豊 |
日経新春杯もそうであるが、アメリカJCCに超一流が登場することは最近では稀になったのだが、ここを使って一息入れ、天皇賞の前に一叩きするというパターンもあるようである。今年は、中長距離の一流馬がほとんど昨年の秋のGTシリーズにフル参戦した為、おとなしいメンバーになった。ダイワテキサスに上がり目はないと思うが、良馬場ならば確実に3番手争いが出来た馬だったので、以外にも格の違いを見せるか。オールカマーで勝った時に武が、サイレンススズカの強敵が現れたと言ったのを思い出す。 その武豊であるが、今年からヨーロッパに本格参戦するようである。フランスのハモンド調教師の主戦ジョッキーとして。あのモンジューの調教師である。以前からオファーがあったようであり、一流馬に騎乗するチャンスが生まれる訳で、非常に楽しみである。しかし、せっかくアメリカ西海岸での基盤を固めつつあるところだっただけに、少々残念な面もある。最もジョッキーのレベルが高いと言われる地域であり、憧れの場所でもあったはずなのに。しかし、以外にも閉鎖的な部分もあるらしく、毎日のようにレースが行われることから頭数も少なく、騎乗機会にはほとんど恵まれなかった。たびたび日本のレースに騎乗して、常にカリフォルニアにいないというのも致命的だったようである。だが考えようによっては、信頼されて一流馬に騎乗することで、もっとレベルの高い競馬を覚えてくるということも必要である。いきなり英国ダービー騎乗なんてことも有り得る。森さんも益々欧州へのチャレンジに拍車がかかるのではなかろうか。ぜひがんばってもらいたい。 |