番外企画・さくっと作ってまえ "中華キャノン"

中華インプレ

 話題の"ネットランナー"、2002年7月号付録。なんでもこの号、20万部も刷ったそうなんだけど売れるのかそんなに(^^;)。

 一応簡単にプロポーションとか見てみると、全体にすこしファットなプロポーションになっているかもしれない。顔も大きめ、手足はかなり太い。股間は先行者とは全然別物。当たり前だよ、これはあくまで"中華キャノン"だもの(w。

 その辺はいいんだけど、コストを押さえる関係もあって、ボディ内部の部品の後ろ側、手足のパーツの内側に、かなり目立つ肉抜きがあって、しかもこれが丸見えになってしまうのがちょっと面白くない。特に手のひら(なのか?)も太さが腕なんかと一緒ってのはちょっとヤだな。一応この辺だけは、なにか手を打ってみることにしよー。

中華ボディ

canon0.jpg/3.4Kb  本来こういう穴なんてものはパテで埋めてしまうのが一番早いし確実なんだけど、何となくそのままだと腹の中があっさりしすぎかなあ、などと思えたんで、手近なところにあったジャンクパーツをちょこちょこくっつけてニギヤカシにしてみる。黄色く見える部分がそれで、タミヤのMMの中から、それっぽくごちゃっとしたパーツを適当に。ドイツ軍のジェリカンの取っ手とかトラックの足回りのパーツとかがなかなかええ感じです。もったいないけど。

中華アーム

canon1.jpg/2.4Kb  ボディーはどうせフレームに隠れるからまあいいんだけど、許せんのは手。これじゃ戦えないぞ中華キャノン、って感じなので、ここだけはぜひみなさんもディティールアップしましょう。やり方は簡単。ニッパなどで「手すり」みたいになってるところを取り去って、ヤスリやカッターできれいに削り、ついでに縁にいくにつれて厚みがなくなっていくようにする。ガンプラなんかでいう「うすうす攻撃」ってヤツ。左がキットそのまま、右が加工後。これだけで感じがだいぶ変わるですよ。ついでに腕部分のへこみには地球防衛艦隊・最新鋭戦艦"アンドロメダ"の主砲の砲身を一本埋め込んでみたです。

中華レッグ

canon2.jpg/3.1Kb  脚の処理も同様に・腿の部分の穴隠しは、同じく"アンドロメダ"のミサイル発射口(かな)、すね部分は何かのキットのパイプっぽいパーツ。いやあ、ヤマト・メカコレクションはなかなか使えるパーツが多いっす。

 今回はやるのはこれだけ。後は色塗っておしまいさ。

中華ペイント

canon3.jpg/5.1Kb  こんな感じであっという間に準備完了。塗装は基本的に銀なんだろうけど、例の「ビーム!」のGIF画像がインパクトあったんで、少し赤みを帯びた銀をメインに、ボディ内部と中華キャノンを暗めの銀で、というのは作る前から決めていたので、あらかじめMr.カラーのNo.106、ダークシルバーにカッパーとかオレンジとかを適当に混ぜた色を用意して、ランナーにくっついた状態の時に一度吹いてしまっている。ここまでの写真で、パーツが金色っぽく見えるのはそのせい。どうしても最低限、ペーパーかけちゃう(ええもう、合わせ目を見たら消したくなるのがモデラーってモンでさあ)ので、結局また塗装しなくちゃいけないんだけど。とりあえず塗装前に元祖とのツーショット。

中華フィニッシュ

canon4.jpg/4.5Kb canon5.jpg/4.9Kb  後は前もって作っておいた色をぶわーっと吹き付けてしまえば、あっという間にできあがり(左の写真の拡大:512×736/42.3Kb)。手の改造が気分っしょ(^o^)。それにしても雑誌の付録としちゃあ、かなりリキ入ったもんだと思う。とりあえず可動範囲がかなりあるのが楽しいね。ちゃんと大地からエネルギーを吸収するポーズも再現可能だ(右の写真の拡大:423×727/31.3Kb)。完成後に見直してみると、やっぱりフレームの内側のステーは一度切り離して、奥に付くようにした方が良かったかなあ、とか、嘘でも目の部分はクリアパーツに換装しとくんだったかなあ、とか、いろいろ思うこともなくはないけど、まあこれはこれでいいじゃん。なんたって雑誌の付録なんだから、そんなに堅いこと考えずに、テキトーにつくってマシンの上にでも乗っけておいてちょこちょこいじって遊ぶようなモンだもんね。

 ただ、コイツを芯にほんまもんの先行者を作るのは結構ホネかもしれんね。胴体をそのまま使って、後は全部新造、ってことになっちゃうんじゃないかな。やるヤツぁ出てきそうだけど。

中華ネクスト

 TIEファイターも作りたいんですけどねえ。ハイドランジャーもあるしなあ、ううむ。

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