6.夏の大三角を2月に見る!
だんなぁ、そんな無茶言っちゃ困りますぜ。どうがんばったって夏の星座を2月に見るだなんて、、、
夏の大三角、白鳥座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルの3つの一等星が作る夏の夜空の三角形。ベガとアルタイルは日本では七夕のおりひめとひこぼしとも呼ばれています。
さて、この夏の星座を2月にどうやったら見れるのか!これ考えてると夜も寝られなくなっちゃう!
そう!正解です。寝なきゃいいんです。それも朝5時くらいまで。
夏の大三角、7月中旬ころには真夜中12時頃に一番高く上ります。その頃だと、東の空に上ってくるのは、まだ空にも明るさの残っている7時頃。それから、毎日およそ4分ずつ上ってくるのが早くなり、沈んでいくのも早くなります。ひと月30日で計算すると、1ヶ月におよそ2時間早く上ってきます。逆にいえば、1ヶ月先の星座も2時間待てば見えるっていうこと。
つまり、2月に7月の星座が見たければ、5ヶ月×2時間=10時間がんばればいいんですね。夜7時から10時間っていうと、明け方の5時。2月頃だとまだまだ暗い。充分夏の大三角が見られます。
夜更かししてしまった夜は、思い出したように夜空を見上げてみては?季節はずれの星座にちょっと不思議な気分に浸れるかも。
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