4.昼と夜はどっちが長い?


  昼と夜はどっちが長い?なんていっても、夏は昼が長いし、冬になれば夜が長くなりますね。でも、これは北半球の話。南半球に行けば逆転します。これは地軸が傾いているからです。
  では、一年中の昼の時間の合計と夜の時間の合計では、さて、どっちが長いでしょう。この際、細かいことは忘れて、地軸の傾きなんかは無視してください。

A.昼の方が長い B.どちらも同じくらい C.夜の方が長い D.年によって違う


  A?、、、ファイナルアンサー?



  正解は、なんと、C!夜の方が長いんです。
  ではどのくらい長いかって言うと、1年を365日とすると、昼の合計は182日、夜の合計は183日。なんと1日分も違うんです。

  これは、地球の自転方向と公転方向が同じ方向(地球の北の方向から見ると左回り)だからなんです。

  では説明します。話を簡単にするために、地軸の傾きなんかは無視して、1年を360日で計算してみますね。地球は前の日の朝から24時間自転した時に次の朝になる、、、かと思いきや、一日分=360度の360分の1、つまり1度だけ公転していますので、この分さらに自転しなければ朝になりません。

  さて、この自転に要する時間は、24時間で360度自転すると考えれば、1度自転するには24÷360(時間) = 24×60÷360(分)= 4分。(夜空に上ってくる星座が、前の日よりおよそ4分早く上ってくるのはご存知ですか?すなわち、毎日4分だけ夜になるのが早いって言うこと。)

  これを1年分つまり360日分集めると、ちょうど1日になるんですね。

  これがもし自転方向と公転方向が逆だったりすると、昼の方が1日分長くなっていたんです。
  さぁ、どっちがよかったかな。

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