国蝶「オオムラサキ」


 北海道から九州まで見られたこと、大きさ、羽の美しさ、跳び方の優雅さなどから1957年日本の国蝶に指定された。 全国的に分布しているとはいえ、身近で見る機会はほとんどなかったが、先日、山梨県の「オオムラサキセンター」へ行き、見ることができた。

 特徴は何といっても羽の美しさ。といっても、自然界の掟か、きれいなのはオスの方。写真は園内の餌台の上に置いてあるスイカにとまったところ。

 そして、感動したのはその跳び方の優雅さ。蝶特有のひらひらと飛ぶだけではなく、時々すぅーっと滑空する。それ以来、ほかの蝶を見かけるたびにその飛び方を観察しているのだが、アゲハなどでもせいぜい1mから2mくらい。オオムラサキは2〜3m、長いときで5mくらいは滑空する。実に美しい。日本の国蝶に指定されたのがわかる気がした。
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