長年の夢のスカイダイビング
ついに実現!!
絶叫マシン大好き人間としては、よく罰ゲームでスカイダイビングをさせられているのを見るたびに、どこが罰ゲームじゃ、うらやましい!と思っていた。いつか機会があればぼくも飛びたいと思っていたところ、8/1に開かれた算チャレのオフミの席で、算チャレ主催者のマサルさんの口から出た言葉が
「ぼくはバンジーとかスカイダイビングに興味があるんですよね。」
「えっ!実はぼくもスカイダイビングは一度はやってみたいと思っていたんですよ」ということで、その後、ぼくの掲示板に何度かマサルさんの書き込みがあり、話は徐々に具体化していったのである。最悪、2人だけでも行こうとは言ってはいたものの、やはりわいわいと大勢で行った方が楽しそうということで、お互い、友達を誘うことになった。で、ぼくは8/7のGSLの理事会の席で、美穂に話したところ、意外にも乗ってきた。で、美穂の都合を聞いたところ、土曜日が良いとか。マサルさんと相談したところ、8/22か29ならよさそう。ってところにチーママさんから「22日は玉川の花火大会だよ」って情報が入り、その時点で8/29に決定した。
マサルさんも私もメールで申し込みをし、いよいよ実現するかと思われたが、実は29日、マサルさん、仕事が入っていたとかで、急遽キャンセルすることになった。でも、今に思えば、29日はちょうど台風4号が接近していて、かなり天気も悪そうだったので、まあ、結果オーライだったと思う。
結局8/29は中止になったが、これで諦める我々ではない。マサルさんや私の都合の良い日を探したところ、マサルさんは火曜日が休み。9/15は敬老の日で私も休み。よし!9/15に行こう!!
ところが、8/29なら来られるといっていた美穂は9/15は用事があり、参加できなくなってしまった。でも、残念がっていたところ、多摩川の花火大会のときに話をしたチーママさんが、だんなを出し抜いて飛びたいと言うので、ピンチヒッターで一緒に行くことにした。でも、再び残念なことに、何日かするとチーママさんも仕事が入ってしまい、結局、私の方からは私一人の参加になってしまった。
でも、マサルさんが声をかけてくれて、算チャレ仲間のYuh!さん、NCRの妖怪さんが名乗りを上げ、その後、休みが取れたということでサトケンさんも参加することになった。
さて、当日、私は比較的家が近いということで、NCRの妖怪さん、Yuh!さんをピックアップしていくことになった。でも、現地(栃木県渡良瀬遊水池)に8:30集合なので、余裕をみて、6時には川崎ICから東名に乗りたいと思っていたので、4:20起床、4:45座間を出発。
5:30、NCRの妖怪さんピックアップ。で、6:00頃、Yuh!さんとの待ち合わせ場所に到着した我々を迎えたのはYuh!さんだけではなく、なんと、マサルさん、サトケンさんもいっしょ。実は、サトケンさんは朝も早いということで、マサルさんの家にお泊りしていたとかで、その後、Yuh!さんと連絡をとり、僕らを驚かそうということになっていたそうな。
まあ、これで全員揃ったところで、心配なのが今日の天気。実は、日本列島にかかる前線の影響で昨夜も夜中に音を立てて雨が降っていたのだ。しかも、天気予報によると、台風5号が接近していて、夕方になるとその影響でさらに天気が悪くなるとか。
以前、メールで問い合わせたところ、よほどの悪天候が予想されない限り前もって中止を決定することはないとのこと。そこで、ホームページに載っていた電話番号に問い合わせようとしたが、つながらない。とりあえず現地に向かうことにし、みんな、朝食がまだなので、途中、蓮田のサービスエリアで朝食を摂り、その時またあらためて問い合わせの電話をすることにして出発した。
東名、首都高とも朝も早よからたくさんの車が走っていたが、まあ、順調に流れていた。でも、東北道の入り口当たりでワゴン車の横転事故で4Km渋滞。我々が通過するとき、ちょうどレッカー移動していたが、結構ぺしゃんこ。事故の激しさを物語る。このおかげで、蓮田までも予想以上に時間がかかってしまったので、朝食は後回しにし、とりあえず現地へ急いだ。館林ICで降り、マサルさんの車のカーナビ頼りに集合場所に到着。それらしきところから携帯で電話したところ、遊水池の土手の方へ来てくださいとのこと。見ると、土手の方に何台かの車が見える。で、そちらへ行くと、大きな青いシートを広げたり、テントを組み立てたり、準備をしている。どうやら中止にはならなそう。
車を土手の下のスペースに停め、戻ってきてから、テントでレクチャー。発電機を回し、ビデオ上映。
ヘリから飛び出すときは、ハーネスの肩のところをつかみ、脇をしめ、飛び出したら足をひざから先を曲げる。腰をひかずにえびぞる感じ。カメラでとってもらう場合はあごを前に出す。飛び出した後、安定したらインストラクターの合図で手を放し、広げる。パラシュートは開くと、時速200Kmからほぼ時速0Kmまで減速するので、いっきには開かず、数秒かかるように設計されているそうな。パラシュートが開いてスピードが落ちればインストラクターと会話ができるようになる。その後、パラシュート操作のための輪っかを持つ。着陸は足を突っ張らず、ひざを曲げる。
一連の流れを見た後で、空中姿勢の実技練習。ひじを曲げ、あごを突き出し、変な宗教団体みたいでおかしい。でも、全部がものの15分程度で終了。こんな簡単でいいの?
その後、正式な申込書、誓約書を記入、捺印、料金支払い後、朝のうちはまだ天気が悪いので、様子見ということで待機。コンビニまで車で行って朝食購入、センターの建物でトイレを借り、戻って朝食にした。
皆でサンドイッチとかを食べていると、サトケンさんが呼ばれる。きっと1人だけ支払いをカードでしていたので、その手続きだろうと見ていると、なんか、ジャンプスーツを着ている。あ、サイズでも確かめているのかなと思っていると、ハーネスまで装着している。おや?って思っているうちにワゴン車に乗り込み、どこかへ連れ去られてしまった。マサルさんがドナドナを口ずさむ。
ヘリはここから車で10分程度のところから発着するそうだが、サトケンさんがいなくなってから10分、20分経ってもなんの変化もない。回りを見回すと、遠くの方で熱気球が上がっている。スタッフが
「お、気球も上がりはじめたか」
と、状況が良くなっていることを予感させる。
40分も待った頃、どこか遠くからバラバラバラというヘリコプターの音が聞こえてきた。無線が入る。状況の確認。下は穏やかだが、上空はかなりの強風がふいているとか。上空のヘリの音(姿はまったく見えない)がしばらく旋回していたかと思ったら、スタッフの1人が
「あ、降りたな」
と言う。え、どうして分かるの?聞くと、ヘリの音が微妙に変わるのだそうだ。良く分かるな。
しばらく曇り空をを見上げていると、バラバラバラッという音が聞こえ、上空に
パラシュートが開いた。1つ、2つ、、、3つ。最初に1人、2人、単独飛行の人が目の前に着地。次にカメラマンが着地、その後、ちょっと空けて、手を振っている姿が見える。タンデムだ!そうか、サトケンさんだ!!あぁ〜、なんかとても気持ちよさそう!!
高度を下げ、目の前を通過。ちょっと右に外れてぬかるみに着地、どろどろになる。でも、とても気持ちが良かったみたいで大満足っていう表情。もらった認定証を持ってポーズ。次はだれかなって言っていたが、状況がなかなか良くならず、しばし待機が続く。その間、ずっとサトケンさんの興奮状態が続き、4人は話の聞き役に徹する。
しばらくすると、スタッフの間ににわかに動きあり。無線で「タンデムはOK」とか言っている。「さあ、行きましょう」と4人が準備を促される。しかし、ここで問題発生。
ヘリは5人乗り。4人ともカメラ撮影を希望すると、本人、インストラクター、カメラマンの3人がいっしょに上がらなければならないので、一度に2組は無理。しかし、天候もよくないので、本数が上げられない。カメラ撮影を2人断念し2度の飛行で4人とも飛べることになった。諦めてくれたYuh!さん、NCRの妖怪さん、ごめんなさい&ありがとう。
カメラマンと最終打ち合わせ。スーツを着てハーネス装着。グローブとゴーグルを持ってワンボックスに乗り込む。タンデム4組、カメラマン2人の計10人、ワンボックスのドライバを加えて11人が1台に乗る。運転席、助手席に1人ずつ。残り9人は座席もなんにもない処に3列3人ずつ体育座りをする。これってはっきり言って違法だよな。身動きが取れない状態で車はヘリの発着場所に向かう。途中、砂利道を結構なスピードでかっ飛ばす。お尻が痛い。
ヘリは遊水池の一角に止めてあった。聞いていたとおり、ドアがない。見ると、後ろに外したドアが転がっている。
最初にマサルさん、Yuh!さんが乗り込む。飛び立つヘリをカメラが追う。エンジンの音が変わる。ヘリの下の風に圧されている草がヘリを中心に円を描く。その円が徐々に広がり、待っている我々を飲み込んだ瞬間、ものすごい風。そしてヘリはフワッと浮き上がり、低空飛行のまま視界から消えていった。
再び見えたときはもう、だいぶ小さくなっている。見上げると、雲の切れ間から青空がちょっと見える。どんどん高度を上げていくヘリもずっと見えている。状況は最高。視界もよさそう。
無線から「降下」の声。目を凝らすが、何もみえない。そうこうしていると、ヘリが戻ってきた。装備を再びチェックし、ヘリに乗り込む。NCRの妖怪さんはカメラ撮影を諦めはしたが、同じグループだし、ぼくのカメラに飛び出す瞬間だけでも収めてくれるとか。ということで、飛ぶ順番はNCRの妖怪さんが先。ぼくが後。したがって、ヘリにはぼくが先に乗り込む。
全員乗り込んだかと思うとすぐに離陸。マサルさんたちの時と同様に低くスタート。と、インストラクターが「前をみて!!」って叫ぶ。みると、低空飛行する向こうに木が!でも、なかなか高度を上げない。むむっ、やる気だな!と構えていると、木のぎりぎり直前で急上昇。なかなか楽しませてくれる。
さて、徐々に高度を上げていく。ぼくの座ったところからは操縦席がちょっと見える。あ、カーナビだ!!雲の上から降下場所とかが良く分かるなと思っていたら、ちゃんとそういう装備があるのね。世の中便利になったもんだ。
だいぶ高度が上がった頃、「では準備します」との声。狭い機内で膝を立て、インストラクターに背を向けて座る。後ろでインストラクターのハーネスとぼくのハーネスとが接続されていく。ヘリの音が変わり、操縦士からOKのサイン。そうか。あの音が変わったのはヘリがホバリングに移った時の音の変化だったのか。と見ていると、NCRの妖怪さんが緊張した面持ちで後ろ向きに空に消えていった。ヘリから飛び出すのには前向きと後ろ向きがあるのだが、ぼくのカメラマンに飛び出すところをとってもらうために彼は後ろ向きに落ちていったのだ。
さあ、カメラマンがヘリの外のステップに移動し、準備OK。今度はぼくの番。インストラクターとくっついているので歩きにくい。よちよち歩きで出口に向かう。ステップが見える。左足を出す。思った以上に風が強い。まっすぐ出したつもりの足が左に流される。次に右足を出す。といきなり、インストラクターの「レディー・セット・ゴー」の声。ぼくはカメラ目線のまま空中に!!
どっちが上か下かもわからない無重力状態が数秒続く。でも、視界に今乗っていたヘリがどんどん小さくなっていくところを見ると、仰向けの状態で落ちているのかな。グルッとまわって、ヘリが視界から消えると、インストラクターがぼくの左肩をポンポンと叩く。手を広げる合図。ハーネスから手を放し、両手を広げると、目の前にいきなりカメラマン!ほんと目の前。
せっかくのビデオだから動かなきゃ!!手を振る。芸がない。ピースも古い?ピースサインが指二本なので、指二本立てたまま「時速200キロォ〜〜」と叫んでみた。でも、風の音がすごくて自分の声も聞こえないほど。しばしカメラに向かって騒いだ後、カメラマンがスゥッと視界から消えた。と同時に体制が縦に変わり、股間にハーネスの食い込む感覚。上の方でバリバリバリッという音。あ、パラシュート開いたんだ。
パラシュートが開くと風の音も静かになり、インストラクターと話ができる。インストラクターがパラシュート操作の輪っかを持たせてくれる。インストラクターの指示に従い、右を引くと右に旋回。遠くに行っちゃわないように旋回しながら徐々に高度を下げる。眼下にNCRの妖怪さんのオレンジ色のキャノピーが見える。見上げればぼくのは黄色。遠かった雲が近づく。「これから雲を通過します」とのインストラクターの説明。回りがもやもやっとして、視界が悪くなると、「もうそろそろ下が見えますよ」って。目を凝らしていると、眼下に航空写真のような景色。川が見える。原っぱが見える。宇宙とまではいかないが、自分の星、自分のいない地球を実感する。
インストラクターが降下地点を探す。「あ、あった」というインストラクターの声。ぼくも見付けた。豆粒ほどのブルーシート2枚。ぼくらより低いところにまだ雲がある。高度は500m位。だいぶ降りてきた。降下地点を見ると、カメラマンが着地している。ぼくの降りるところを撮らなくては行けないので、ほとんどきりもみ状態で降りる。その方が早く降りられるのだそうだ。
オレンジ色のキャノピーが着陸体勢に入る。「私たちもあの後を行きますよ」って
インストラクター。着陸の操作はインストラクターにお任せ。ぼくは飛び出すときと同じようにハーネスの肩の部分をつかむ。足を曲げる。パラシュートを左右とも引き、ブレーキをかけ、ふわっと着地、、、するかと思いきや、お尻で数メートルのスライディング。着地、失敗?いやいや、これも演出。頭の上をキャノピーが越え目の前を一瞬ふさぐ。視界が開けると、その向こうからカメラマンが。インストラクターが「さあ、ここから登場。早く立って」と急がす。慌ててたって、カメラマンにポーズを取る。向こうから他のスタッフが認定証を持ってきてくれる。いっしょにNCRの妖怪さんも来て、最後はNCRの妖怪さんのインストラクターを含め、4人でポーズを取って終了。
マサルさんやYuh!さんもやってきて、無事の帰還をみんなで喜ぶ。興奮覚めやらぬところへカメラマンがフィルムを持ってきてくれた。プラス3000円でスティール撮影もお願いしていたのだ。フィルムを手渡してもらったときにそのごつい手と固い握手。「どうもありがとうございました」と心底素直にお礼が言えた。
この後は、しばし、先に飛んだサトケンさんを聞き役に、4人がいいたい放題感想を述べる。マサルさんは外気温がだんだん暖かくなるのを実感したとか、Yuh!さんは先に飛び降りたけれどマサルさんを先に行かせて空中散歩をたっぷり楽しんだとか。サトケンさん、「頼むから同時にしゃべるの止めてくれ」って感じ。
マサルさんたちの時が最も視界も良く、空の青、雲のしろ、大地の緑が同時に見られたそうだが、残り3人はさほど視界も良くなかったので、今度、ぜひ天気の良い、見晴らしの良い日にもう一度飛びたい。その時は皆さんもいっしょにいかがですか?
大空に向かってレディー・セット・ゴー!!
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