my箸のすすめ

 先日(2003/11/2)りっちゃんに逢いたくて、メロキュアのニューシングル「めぐり逢い」の発売記念ミニライブ@HMV渋谷に行ってきました。そのとき、渋谷の交差点の信号待ちをしている人の中に、大きなビニール袋に使い捨てされた割り箸をたくさん入れて、「割り箸、もったいない!!」と叫ぶ外国人らしき人を見かけました。

「箸を持ち歩こう!」
「コーヒーカップを持ち歩こう!」

「割り箸もったいない!」
「割り箸のために、沢山の木、キル!」
「動物の家、キル!」
「動物の餌、キル!」
「動物、キル!!」(最後のキルは「kill」に聞こえた)
「紙コップももったいない!」
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 私も含め、日本人にありがちな、見てみぬ態度。信号が変われば何もなかったように立ち去ります。


 ミニコンサート&握手会が終わり、帰りにまた、そこを通りかかりました。

 まだやっています。
 声、枯れかかっています。



 以前は昼どきは外食していましたが、私の消費エネルギーに対して外食での摂取エネルギーは、はるかにオーバーしているように感じたので、最近では近くのコンビニでおにぎりやサンドイッチで済ましています。でも、バランス的に何か物足りないので、ごぼうのサラダやひじきのサラダなど、ちょっと一品加えたりしています。すると、店員が必ず箸をつけてくれます。洗って使うのもなんだなぁ、、、と結局使い捨て。

 そんな毎日を送っていた私にとって、あの外国人らしき人の枯れかかった声は耳に残りました。何日かして、会社帰りに「納豆切らしてたな、、、」と立ち寄ったスーパーでふと、箸に目がとまったのも何かの縁。箸ケースと箸1膳を購入しました。

 「割り箸は、材木を加工したときに出る材木としては使えない部分や、森林保護のために間伐された木を使っているので、森林破壊にはならない」という説も聞いたことがあります。でも、毎日捨てられている割り箸のことを考えると、やはり無視はできませんでした。

 私には、街角で見知らぬ人々に声がかれるまで叫び、訴える度胸はありません。だから、せめて自分だけでもとmy箸を持ち歩くようにしようと思います。今朝も「あ、箸いりません。」って断りました。なんだかそんな自分がちょっと嬉しかった。
 そして、もう一歩前に進んで、こんな自分の気持ちを、このホームページに乗せることで、ここを見てくれた人にも「割り箸、もったいない!」かどうかについて、考えるチャンスを持ってもらえればと思い、これを書きました。

 もし、少しでも彼の叫びに心が動いた人は、お気に入りの箸を持ち歩いてみてはいかがですか?


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