グラフ作成ソフト ScatterMaker

散布図を作るのに苦労された経験がありますか。

群ごとのデータの分布を比較するとき、または単純に一群のサンプルの分布をチェックしたいときなど、散布図が便利です。しかし、安価なグラフソフトではデータが一直線に並んでしまい、群全体の分布を直感的にとらえることは困難です。一つ一つのドットが重ならないようにしたいのですが、手動では非常に大変です。データが更新されてもう一度作り直すときなど、気が遠くなることもあります。

このソフトがそれに対する一つの答えです。

ScatterMaker5

ScatterMakerはデータの分布を調べるソフトです。Scatter plot散布図を作るのが基本のソフトです。それ以外のグラフは作れません。

群間比較を行うグラフにおいては,ドットの重なりを自在に調整することができます。全く重なりのない美しいグラフを自動的に作成することができます。

統計計算で使用する表のまま,つまり群を識別するカラムが付いた表,から自動的に群分けしてグラフを作成することができます。群分けした表を別途作成する手間が要りません。もちろん通常のグラフソフトのようにカラムごとに群分けしてある表からグラフを作成することもできます。

基本統計量,簡単な比較検定の出力にも対応しています。

macOS Catalina 10.15以上

Mac App Storeで購入 

ベクターからダウンロードの場合

ダウンロードしたファイルを解凍後、アプリケーションファイル"ScatterMaker"を任意の場所に置いてください。古いOSを使用の場合,対応のものを選んで使用してください。

アプリケーションの起動には「システム環境設定」の「セキュリティとプライバシー」の中での「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可:」を「App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーション」に変更する必要があります。App Storeからダウンロードの場合は以下は必要ありません。また,ベクター版の場合,インストールキーを入力しない場合はデモモードとして起動し,コピー,印刷,グラフのエクスポート,検定結果の出力が動作しません。

System Preferences

ベクターからダウンロード

旧バージョンのライセンスキーをお持ちの方は 「ScatterMakerアップグレート版」レジ作品番号 : SR380880 をご購入ください

 

ScatterMaker 5.0公開

2020年9月23日

OSのバージョンによってはグラフが正常に出力されない重大な問題を修正。

macOS catalina 10.15.6以降に対応。

ScatterMaker5

Mac App Storeで購入 

ベクターからダウンロード

ScatterMaker 5.0 Manual

過去記事

ScatterMaker 4.5公開

2019年5月1日

Mac App Storeで販売開始。macOS High Sierra 10.13またはそれ以降に対応。macOS Mojave 10.14対応。

Mac App Storeで購入 

ベクターからダウンロード

ScatterMaker 4.5 Manual

2019年2月21日

対応のあるデータの相関をみるグラフを追加。また,Welch's t,Student-t検定, 対応のあるt検定,効果量, ピアソンの相関分析を追加した。つまりt分布を実装して検定できるようにした。バージョン4のシリアルナンバーで動作。

2017年3月5日

群間比較を行うタイプの散布図(scatterplot, scatter diagram)を作成するアプリケーションの最新版4.3を公開

4.2完成目前にして病に倒れ,開発が大幅に遅れた。ようやく復活し開発再スタートとなったが,その間にSwiftも3まで上がっていた。開発環境の大幅なアップの関係なのか分からないが,以前は起こっていなかったと思われるバグがなかなか解消できない。これまでのバージョンで多用していたドローワーdrawer付きのウィンドウのバグが解消できない。よくよく調べると既にAppleはドローワーは過去のものとして非推奨としていることが判明。ウィンドウ関連のインターフェイスを大幅に変更することとなった。次に保存したデーターの読み出しのバグが止まらない。Objective-Cの時代からの古いデータ構造をそのまま使っていたこともあり,これも抜本的に変更することとなった。旧バージョンのデータの読み出しに対応するためにも多くの時間が必要となった。

このような事情から「このアプリケーションでできること」としての機能は全く変わっていないにも関わらず,見た目,内部構造とも大きく変更されたため,バージョンも4.2は未完として扱い,次のバージョンは4.3となった。

注意!

注:バージョン4以降のユーザはご購入時のライセンスキーで動作します。ただし,仕様上再入力が必要です。

macOS Sierra 10.12以上に対応です。それ以前のOSでは動作しません。

アプリケーションの起動には「システム環境設定」の「セキュリティとプライバシー」の中での「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可:」を「App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーション」に変更する必要があります。

System Preferences

Appleの標準的なセキュリティに対応するため,種々の都合上本バージョンにアップデートすると初回起動時に必ずインストールキーを要求されます。

これ以前のOSのユーザは4.11か,またはScatterMaker2.0を使用してください。4.11の解説ページはこちら。2.0の解説ページはこちらです。

Retina Displayの環境は,作者がそれを持っていないため,テストしていません。期待した表示をしてくれるか自信ありません。

2014年12月

Scattermaker4.0開発

前回アップデートから8年以上,まだ動いているのが奇跡と言えるくらいの長寿となったVer. 2.0。開発時は丁度Intelマシンが出てきたところ,自分はIntelマシンは持っていなかったが,最終コンパイル寸前で当時でいう「Universal Binary」化(Intel CPUで動作するバイナリとPower PCで動作するバイナリを両方もつアプリケーション,全く異なるCPUで動作する,というある意味奇跡の仕組,今のUniversalとは異なる意味)することができた。そのほんの僅かな差で長寿アプリケーションとなった。

しかし,本当に完成するかどうかも分からない状態で試しに作ったVer1.0を改変しただけだったので,基本構造はお粗末だった。「できてしまった」というのが正直なところだった。そこでVer3.0はまず「普通の」アプリケーションにするところをベースにした。

何となくできてしまったVer1.0の経験で何とかなると思って始めたが,ここからが苦難の始まりだった。全体を管理できているつもりだったが,どんどん制御系が複雑になり,遂には出てくる不具合を修正できなくなった。基本的なアルゴリズムは全く変えていないのにどんどん修正はやっかいになり,休憩のつもりでお休み期間を置くとますます細部の構造を忘れてしまい,最後にはお蔵入りとなった。

この状況を脱出するきっかけとなったのは「Swift」である。

2006年

グラフ作成ソフト ScatterMaker 2.0

表が最後まできちんと表示されない問題に対応。また一部ユーザからご要望のありました保存の機能を追加。設定を再現することができるようになりました。正規ユーザの方はもちろん無料アップグレードです。