iWork

Apple純正のビジネスソフト。Microsoft Officeと比べると非常に安い。確かに非常に高機能な後者と比べると機能はやや絞られているが,非常に使いやすい。長年Officeを使っているが,未だに必要な機能をなかなか呼び出せないこともある。一度学習してもバージョンが変わって操作感が変わってしまったりするので頻繁にそのようかことが起きる。iWorkではそのようなことが非常に少ない。2013年の新しいiWorkでは若干同じようなことが起こったが,程度はWinのOfficeほどではないと思う。Macに慣れ親しんでいればいるほど一般的なソフトでは操作は迷わない。操作に迷ってしまうのはそのソフトのインターフェースの不具合とも言える。

iWorksはMacだけでなく,iPad版,最近ではそれがiPhone・iPod Touchにも対応するという,体制となった。完全にAppleのデバイスを制覇してしまった。その分使い方も色々である。

重要!

2014年3月現在,新しいKeynote(Keynote 6)はiWork '09のKeynote(Keynote 5)より古いバージョンのKeynote書類を展開することができない。よって,古いバージョンのKeynoteで作成したファイルの資産がたくさんある人,または私のようにOmniOutlinerでアウトラインを書いてKeynoteへ書き出している人はiWork '09のKeynote(Keynote 5)を削除してはいけない。OmniOutlinerは最新バージョンのOmniOutliner 4においてもKeynote 5よりも古い形式のKeynote書類に書き出していることを確認している。

少なくともコンピュータ版のKeynoteでは,古いバージョンのKeynote書類を展開できる機能の実装を強く要望したい。

iWork - Mavericks以降

2014年3月

新しいiWorkの挙動が不審だ。Keynoteのアウトラインがちゃんと動作しない。予期せぬインデントが設定されてしまったり,箇条書きの設定がおかしくなったり。Core2DuoのMac miniではちゃんと動作するが,Core i7のiMacではおかしくなるなど予想がしにくい。Pagesで日本語の禁則処理に対応できていないというのは仕様のようだ。

まだまだ耐える時が続きそうだ。

2013年10月

2013年,ついに新規にMacを購入の場合は,iWorkは無料のバンドルとなった。日本語版ではアップグレードがうまく動作しない,という問題点があるが,過去にパッケージ版のiWorkを購入している場合も無料アップグレード可能だ(一度システム言語を英語優先に設定して起動する必要あり,詳細なやり方は他のホームページをご参照あれ)。iPhotoやiMovieと同様に,Mac必須のアイテムとなった,というわけだ。これで新しいハードを購入したとき,何も追加しなくともとりあえずは書類やプレゼンテーションを作ることができ,写真・音楽・映像をハンドリングできる,という状態となった。

iOS版やWebベースのiWorkとの互換性を優先したためと思われるが,機能は逆に以前より絞られてしまっている。Pagesの日本語の扱いなど,お粗末といえる部分もある。しかし,iOS版と連動させて使っていた身としては大きな一歩である。逆にこれから無駄な機能が増えることなく追加されていけばよいと思う。それを期待している。

iWork '09まで

Mavericks以前のOSを使っている場合は,これを使うしかない。PowerPCにも対応している貴重なバージョンでもある。

   

3つのソフトからなっているが,パッケージ版が欲しい場合はiWorkとして購入するしかないので場合はこちらである。

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Keynote

 Keynote - Apple  

やはり私はこれだと思う。iWorkの中でも群を抜いて価値の高いソフトだと思う。

Mac App Storeでも単体で扱われるようになった。Keynoteのみ,またはKeynoteとPagesのみの組み合わせで使う場合はMac App Storeで購入するのが安価である。Keynoteがわずか2,300円(通貨レートが見直され,2011年7月14日現在各ソフトとも1,700円となっている)とは信じがたい。Keynoteは単体でも是非試してもらいたいソフトだ。自己所有のマシン(自身のApple IDを入力しているマシン)であれば5台までで使用可能だ。パッケージ版の存在価値が薄れてしまうような価格設定である。

 Keynote - Apple  

iPad,iPhoneでもKeynoteは使える。Mac OS XとiOSの違いのため,レイアウトやトランジッションの互換性は完璧ではない。しかし,コンピュータで作ってiPadでプレゼンテーション,という流れは何物にも代えがたい。

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Pages

 Pages - Apple  

PagesはMac App Storeで単体で購入可能となった。Keynoteのところでも書いているが単体で2,300円通貨レートが見直され,2011年7月14日現在各ソフトとも1,700円となっている)である。かなり安い。

 Pages - Apple  

PagesはiPad,iPhone版がでた。まだまだこなれていないソフトであるが,将来はなかなか便利なツールになる可能性は秘めている。

Keynote,PagesがiPhone,iPod touchにも対応するようになった。画面が小さいし,解像度もそれほど高くない私のiPhone3GSではどのような使い心地か不安である。Appleによると,iPadでも使える「ユニバーサルアプリケーション」であるというので,将来iPadを購入した時には少なくともきちんと使えると思われるので,購入しようと考えている。 音楽が32Gの一杯一杯まで入っているので,ちょっとスペースを開けてからになるが。 これからの「ユニバーサルアプリケーション」はiPhone・iPod touchとiPad両方に対応,を指すのかもしれない。従来のIntel,PowerPC対応, という意味をあっさり捨てて,Apple自ら「ユニバーサルアプリケーション」の定義を変えようとしているのかもしれない。

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Numbers

 Numbers - Apple  

iWorkの中では一番使う頻度は少ないかもしれない。この分野はMicrosoft Excelが強い。これは使い込んでいればいるほどExcelになってしまうだろう。使えば使うほど,いやになってくる他のMicrosoft Officeソフトとは対照的である。

しかし,ExcelとNumbersは用途が違うソフトであるということができるであろう。Excelはあくまでも『計算』,Numbersは『表をきれいに見せる』ものなのである。

 Numbers - Apple  

私にとってはむしろ注目はこちらiPad,iPhone・iPod touch版である。レビューでは,特にExcelとの連携を試みていると思われる人から評判が悪いが,違うソフトだと思えば何でもないのかもしれない。むしろ,iPhone・iPod touchに表にできるものがあまりないので使えるかも,と思っている。

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