Yes
レコードを聴かなくなってからの時代,CDプレーヤーは持ってはいたがほとんど聴いていなかった時代,iPodを所有するよりも前の時代,なぜか久しぶりに買って聴いてみたくなったのが「Close to the Edge(危機)」であった。音楽を聴かなくなって久しかったが,なぜかこの1枚をぽつんと購入した。レコードは海外への引っ越しで売却してしまったのでわざわざCDを購入した。
Close to the Edge (Deluxe Edition) - Yes
Yesは世紀の傑作が存在するグループである。表題曲の「Close to the Edge」は名曲である。表題の曲はもちろん,「And You and I (同志)」も良い。今でも充分感動できる。「Fragile(こわれもの)」よりもこっちが好きだ。
Fragile (Deluxe Edition) - Yes
ゆったり聞き込むには「Close to the Edge」がお勧めであるが,これは細かく曲が分かれている。しかし,これもYesが最も輝いていた時代のアルバムであるのは間違いない。Anderson,Bruford,Squire,Wakeman,Howeというベストメンバーがそろったものは「Close to the Edge」と「Fragile」の2枚しかないのだから。
The Yes Album (Deluxe Edition) - Yes
Wakemanはいないが,これも私は好きだ。Howeが加入して最初のアルバムである。
なぜかはわからないが,私はBill Brufordが好きなようだ。ーYesでもCrimsonでもなぜかBill Brufordがいる時期のものが好きだからー その当時は特に意識はしていなかったような気がする。どこが好きなのかはよく説明できない。BrufordはデビューアルバムからClose to the Edgeまで在籍していた。
デビューから80年代までのスタジオアルバムのみをまとめたほどよいコレクションが存在する。
番外編としてはAnderson Bruford Wakeman Howeというすごいネーミングのバンドがあった。ラーメン屋の「春夏冬」と同じセンスの「without Squire」というようなものだ。今は亡きChris Squire。
Anderson Bruford Wakeman HoweをiTunes Storeで検索する
これは特にAn Evening of Yes Music Plusというのが是非入手して欲しい一品だ。特にビデオ。BrufordとWakemanの変態的プレイを見ることができる貴重な一品。確かに肝腎のYesの曲は各自が他の人に合わせたような優しい演奏になってしまっていて物足りないかもしれないが,ソロを見るだけでも価値はある。
Bill BrufordをiTunes Storeで検索する
私はBill Brufordをライブで2回みた。80年代の話である。Bill Brufordはソロアルバムも少し聴いた。これも悪くない。
Steve Howeのソロアルバムも少し聴いたが,これは気の抜けた印象のものだった。Yesではあんなに素晴らしいギターなのに。