Cocteau Twins
友人に紹介されて聴いた。その世界にすぐに引き込まれた。歌詞が何が何だか分からないのも向いていたのかもしれない。
それまでは「陶酔」というと何かしら官能的なものを指していたように思う。人によって官能を感じるものはかなり異なっていると思うが,Cocteau Twins以前によく聴いていたDavid Bowieなどは私には官能的な陶酔があるように思えた。そこで私はCocteau Twinsの音楽を「非官能陶酔音楽」と呼んでいた。
私の非官能陶酔音楽の三大楽曲はCocteau Twinsの「Cherry-Coloured Funk」,「Primitive Heart」,The Sundaysの「Monochrome」だ。
インディーズの4ADにいた頃のももちろん良いが,私はメジャーに移籍してからのも好きだ。
Heaven Or Las Vegas (Remastered) - Cocteau Twins
「Treasure」,「Aikea Guinea」もいいが,インディーズ最後となる「Heaven or Las Vegas」もいい。最初の「Cherry-Coloured Funk」で溶けそうになる。
この「Treasure」が最初に聴いたCocteau Twinsだ。
Aikea-Guinea - EP - Cocteau Twins
「Akea Guinea」。通常のアルバムには収録されていないCocteau Twinsの名曲。
The Pink Opaque - Cocteau Twins
「Aikea Guinea」は「The Pink Opaque」にも収録されている。名曲。
非常に静かで盛り上がりのない曲だが「Victorialand」の「Lazy Calm」がいい。
Milk & Kisses (Remastered) - Cocteau Twins
最後となった「Milk and Kisses」もいい。ボーナストラックのようだが,「Primitive Heart」は好きだ。iTunes版にはボーナストラックが収録されていないので,これに関してはCDの方がお勧めだ。
Cocteau Twins Singles Collection - EP - Cocteau Twins
呪文のような「High Monkey Monk」,この曲も私は好きだ。 アルバムには収録されていない。
Cocteau TwinsのPodcastが公開されている。音質は良くないものが多いが,ライブやインタビューが聴ける。iTunesでは一部の曲がダウンロードできない。しかし,なぜかホームページから個々のファイルにアプローチすると,iTunesではダウンロードできなかった番組もダウンロード可能だ。
正直,Cocteau Twinsは凄いテクニックを持っているグループではないようだ。むしろ,演奏にはやや難があると思われる。少なくとも,このPodcastで聴けるインタビューは貴重だと思う。
Elizabeth Fraserの歌声はここでも聴ける。特に3曲目「Teardrop」,もちろんCocteau Twinsとは全く趣が異なるが,非常に中毒性は高い。このページからでも視聴できるので是非試していただきたい。
Cocteau Twins以外で聴けるElizabeth Fraserの曲は非常に少ない。iTunesで聴けるものもほんのわずかだ。
Elizabeth FraserをiTunes Storeで探す
しかし,どちらかというとこちらのRobin Guthrieのソロの方がCocteau Twins臭が強い。まあ,当たり前かもしれないが。