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軍艦島 航海記


種別天候日程
シーカヤック 晴れ 2001年7月8日
大きいバカと小さいバカ
 “軍艦島”かつて炭鉱の島として栄え、その小さな島に5000人の人々が肩を寄せ合い暮らしたと言う…。
 その姿をこの目で見てみたい。そう考えた大きいバカと小さいバカは、小船を操り海へでた。

海へでる
島へ近付く
 漕ぎ出して見ると軍艦島はみるみる大きくなって行く。思ったより近そうだ。その時、大きいバカは考えた。
「絵が単調やな、、、。」
ダイブ
 ばしゃ〜ん
軍艦島の威容
 そうこうしているうちに島は目前に迫り、その威容を示した。

護岸に囲まれた軍艦島
 現在、軍艦島の周囲は高く厚い壁が取り巻き、人の接近を拒んでいる。
なぜか島内
が、入島してしまいました。
廃墟
 島内の建造物は廃墟と化し、完全に崩れ落ちたものも少なくなかった。
崩れ落ちた様
ラピュタで言うところの滅びの言葉が唱えられた様だ。
滅びの言葉
「かなり、ヤバイね。」
「ま、外周は大丈夫やろ。」
二人は相談して探索を続けた。

地獄段
 本で見た“地獄段”と呼ばれる階段も、じきに見つかる。
 かつて多くの人々が生活したこの島に、今は誰も居ない。男達はヘルメットをかぶって坑道に潜り、女達はエプロン姿で家事にいそしみ、ここで子供達がグ・リ・コとかやって遊んだのだろう。
エプロン姿
家事
グリコ
中央部
 小さいバカがそんな事に思いをはせながら外周の4分の3程を過ぎたころ、大きいバカがつぶやいた。
「登るか。」
 島中央部は外周に比べ地面に穴が開いていたり、進路が瓦礫でふさがれていたり明らかに危険である。
穴
「マジすか?」
草むらへ分け入る
 驚いた小さいバカが聞き返した時、大きいバカは既に島中央の高台を目指し草むらに分け入っていた。なんとかたどり着いた高台には灯台があり、島内を見渡すことが出来た。
島内を見渡す
 高台から降りると大きいバカが再びつぶやいた。
「横断できるかな?」
 小さいバカが答える。
「かなり階段崩れてるっすよ。」
大人の階段
「大人の階段はいつか登る時が来るもんさ。」
「オレには天国への階段に見えるがな…。」
 結局二人の結論は大人の階段ということで落ち着いた…

島をあとにする
 二人は探索の後、夏草生い茂る島を後にし人の住む街を目指して漕ぎ出した。

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